はじめまして、まなてぃです!
突然ですが、あなたは今の仕事に満足していますか?
私は新卒で入った会社を1年半で退職しました。
辞めた理由は「ブラック企業だったから」
……ではなく、「働いていて仕事に違和感を覚えるようになったから」。
(ブラック企業と戦って辞めた勇者の話を期待していた人はごめんなさい。笑)
なぜ仕事を辞めたいと感じるのか?
それは人によっていろんな理由がありますよね。
私が仕事を辞めるまでの経緯と、少しでも今の仕事に違和感があるという人へ伝えたいことをお話しします。
なんとなく始めた仕事に違和感を抱いて辞めた話
私は自分が何をやりたいのかわからず、就職活動をしないまま誘われた会社に就職しました。
しかし最終的にやる気がなくなって辞めてしまったので、どうしてそうなったのかをお話しします。
やりたい仕事がなくて誘われるがままに就職
大学4回生の頃。
周りは必死に企業を探したり教員採用試験の勉強(教育大学だったため)をしていました。
そんな中
- やりたい仕事なんてない
- それなりに安定してればなんでも良いかなぁ
と思っていた私は、なんとなく公務員試験を受けようと思っていたんです。
しかし全く勉強する気が起きない…。
試験勉強そっちのけで学生最後の夏休みを謳歌していたところ交通事故を起こしてしまい、なんと頚椎骨折の全治半年。
「ちょうど勉強してなかったし、来年試験受ければいいや~」
と呑気に療養していたところ、学生の間ずっとお世話になっていたバイト先の社員から「うちに来て手伝ってよ」とのお誘いが!
そこなら仕事内容も社員もある程度把握してるからとにかく気が楽。
何より職種に一切のこだわりがなかった私は、人生なんとかなるもんだな~と軽い気持ちで就職を決めました。
即戦力として最初から「ほぼ責任者」に
入ったのは大学事業を請け負っている会社で、私が配属されたのは不動産部署。
主な仕事内容としては、学生向けの賃貸を新入生(受験生)に紹介するというもの。
それに付随して集客のための広告物作成や契約業務など、結構幅広くやっていました。
少人数で構成される部署の中でバイト上がりの私は、研修も受けさせられるものの実質は即戦力として扱われることに。
新人ながら一部のエリアを担当するという「ほぼ責任者」の立場になってしまったんです。
新入生が部屋を探すのは主に受験前~入学するまでなので、繁忙期は2~3月。この時はもう、とにかくヤバかったです。
- バイト経験者とはいえ初めて行くエリア
- 当たり前だけど統括なんてやったことがない
焦った私は準備期間の1月も休日を返上して頑張ったものの、間に合わずに追い込まれ…
結果
2月の休みは2日、3月は3日。
「ブラックだから辞めたわけじゃない」とか言っときながら、ここだけ見ると完全にブラックですよね。笑
でも本当にこれが原因で辞めたわけじゃないんです。
たしかにめちゃくちゃしんどかったし、上手くいかなくて上司に泣きついたこともあります。
ただ、結果的に繁忙期のノルマは達成できたので、すごくやりがいを感じられました。
しかも繁忙期にストックされた休みは後で有効活用できたんです!その結果、沖縄で大好きなダイビング三昧。
がっつり休みを取りたい自分には、この仕事サイクルが合ってると感じていました。
次第にやる気がなくなっていった
繁忙期の後は少し身体を休めて、夏になるとまたオープンキャンパスや私立大学の推薦者への対応が徐々に増えていきます。
が、私は6月頃に仕事モードに切り替えようとしても妙にやる気が出ないことに気づきました。
最初は
「これが5月病ってやつかぁ。いっぱい休んで遊んだし、そりゃ働きたくなくなるよね~」
くらいに思っていたんですが、倦怠感は増していく一方。
ついには何名かの上司に、
「最近元気ないね」
「何か不満があったとしても周囲にはわからないように努めなさい。あからさますぎる」
と言われる始末。
普通にしているつもりがどうしてそんなことを言われるのかわからない。
むしろそれが原因でどんどん落ち込み、状況は悪化する一方でした。
このままではまずいと思い、休みの日にいったん落ち着いて自分の中で整理することに。
- やる気が出ない原因はどこにあるのか?
- 私はどうしたいのか?
原因となりそうな要素を挙げて、一つ一つ自身の胸に問いかけました。
- 繁忙期に休めないのは、つらかったけどあまり不満には思っていない。
- 給料面では正直少し不満がある。ただし我慢できないほどではない。
- 人間関係は良い方。居心地は悪くない。
ここまでは問題ありませんでした。
自分の中で一番不満が大きいと気づいたのは、
この仕事はできないわけじゃないけど、好きじゃない。
ということ。
私は接客が好きで、ご来店されたお客様と仲良くなり信頼を得て契約してもらうことにやりがいを感じていました。
しかし‶学生向け賃貸‶という特性上、大半が一回きりの接客。
いくらその場で打ち解けても「私がいるから」という理由で再度来店されることは、ほとんどありません。
しかも役職が上になるほど実際に接客する機会は少なくなります。
それに加えて、私は実をいうとどうしても自社物件が好きになれなかったんです。
接客する中でも契約を取れてからも、どこか後ろめたさを感じていました。
研修では『こちらは情報を与えるだけで選ぶのはあくまでお客様だから、自信を持てば良い』と言われたけれど…
「私は、自分が心から良いと思ったものをお客様におすすめしたい!」
ゴリゴリの営業は、私には向いていなかったんですね。
繁忙期は忙しくて考える余裕がなかったけれど、一度落ち着いたことで押し込めていた不満があふれ出したんだと悟りました。
- 「私はこの先ずっとこの思いをかかえて、この仕事を続けていくんだろうか?」
- 「もしかして他にやりたいことがあるんじゃないかな」
この日からちょうど一週間後、私は上司に話をして、退職を確定しました。
仕事に違和感を抱いて辞めた後、やりたいことを見つけた話
仕事を辞めた後、私はとにかく好きなことをしました。
行きたいところへ行って、朝からダイビングして、夜はそこで出会った人とご飯を食べる。
「会社員に戻ったらこんなことできなくなるんだろうなぁ。時間と場所に縛られたくない。」
そこで前の仕事を経験して見えてきたことも踏まえつつやりたいことをまとめると、
- 好きな時に思いきり仕事して、休む時はがっつり休みたい
- 時間と場所にとらわれない生き方をしたい
- 自信を持ってオススメできる商品(サービス)を自分で生み出す作り手になりたい
- 自身がお客様と関わって、「私」を目的に来てくれるリピーターを作りたい
ざっくりこんな感じに。
「でも作り手っていっても何か得意なことがあるわけじゃないし、何をすればいいだろう?」
そう考えていた時に出会ったのが「ネイル」でした。
(ネイルに興味を持ったそもそものきっかけについては以前ブログで書いたので、よければ読んでみてください。)
- サロンにとらわれないネイリストになれば、旅をしながらでも仕事ができる
- ネイルなら商品を作って売るだけでなく、施術時にお客様と接することができる
- 気に入られたらリピーターになってもらえる
あれよあれよと全てがつながったことで勢いがつき、これはやるしかない!とすぐにスクールへ入学しました。
一度やるぞ!と決めてしまえば、行動するのは速いです。笑
今は一刻も早くフリーの出張ネイリストとなるべく、絶賛修行中です。
今の仕事に違和感がある人へ、私が伝えたいこと
私はこのような経緯で、仕事を辞めて本当にやりたいことを見つけました。
おかげで今は充実した日々を送ってます。
そんな私から「今の仕事に違和感がある人」へ、仕事に違和感を抱いてから辞めるまでに感じたことをお伝えします。
自分の中に明確な理由があるなら迷わず辞めよう
ブラックじゃない企業を辞めるのは、ブラック企業を辞める以上に思い切りが必要です。
もちろんブラック企業の場合も、
- 周りの目がこわい
- まず辞めさせてもらえない
など、いろんな苦労があると思います。
が、ブラックじゃない企業を辞める場合は
- 自分自身が迷ってしまう
- 周りが良かれと思って制止してくる
という2つの葛藤に打ち勝たなければなりません。
私が仕事を辞めようと決めた時、周りに伝えると返ってくるのは
- 「そんなにブラックなの?」
- 「安定してるのにもったいないんじゃない?」
といった意見ばかり。
「え?仕事を辞める理由って『ブラックだから』じゃないといけないの?」
まるで「職場環境がどうしようもなかったから辞めたという理由しか受け付けないよ」と言われている気分でした。
ただそう言われると、今の安定を捨てて生きていけるのかという不安が膨張してしまうんですよね。
ここで揺るがず、自分の決断に自信を持ってください。
私も周りに言われすぎて心が折れそうになりましたが
- 前の職場にいる限り自分の不満は消えない
- やりたいことができないと確信していた
ことから、決意は曲げませんでした。
辞めてから半年以上経った今も全く後悔していません。
自分が納得できる理由があるなら、期間が短かろうが周りがなんと言おうが、関係ありません。
勇気を出して踏み出しましょう。
あなたが生きているのはあなただけの人生です。
他の誰でもなく、自分と相談して決めてください。
違和感を無視せず大切にしてほしい
- 「このままでいいのか」
- 「なんとなくやる気が出ない」
仕事をする中でぼんやりとでも何らかの違和感を抱いていたら、それは自分自身が発する信号です。
違和感の元はなんなのか、少し時間を取って考えてみてください。
今の会社で改善できることかもしれないし、転職しないとどうにもならないことかもしれない。
自分の勘を大切にして、目を背けずに向き合ってみてほしいです。
常にやりたいことを考え続けてほしい
私は学生の頃にやりたいことがわからず、誘われるがままに就職しました。
その時は本当に「ただそれなりに給料がもらえて安定した会社に入りたい」と思っていたので、前の会社に入ったことは後悔していません。
むしろ働く中で本当にやりたいことのヒントをもらえたので、あそこで働けて良かったと思っています。
私が一番伝えたいのは、働きながらも「自分がやりたいことはなんなのか常に考え続けてほしい」ということ。
一度落ち着いてしまうと、何か気がかりなことがあったとしても仕方ないと目をつぶってしまいがちですよね?
少し座り心地が悪かったとしても、重い腰を持ち上げるよりは楽だから。
その結果、不満を感じている自分の本心にフタをしてしまいがちです。
私が抱いた違和感の正体は、まさにこれでした。
- やりたいことがわからなかった人
- 前はやりたかったけど、いざやってみると違った人
- 何かをきっかけにやりたいことが変わった人
大事なのは「過去の自分がどうだったか」ではなく、「今の自分がどうしたいか」です。
少しでも何か思い当たったなら、自分が本当はどうしたいのか考えてみてくださいね!
この記事を書いた人
名前:中尾 まなみ(まなてぃ)
仕事を辞めてフリーのライターやってます。
すぐ海をめがけて放浪するダイビング中毒者。
場所にこだわらない出張ネイリストになるべく修行中です。
ツイッター:@mnty_ocean
ブログ:多足のわらじ
管理人:☆←ヒトデの一言
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします