こんにちは。みうらさわこ(@Sko1701)と申します。7年間勤めた地方公務員を辞めて、今は主にフリーランスのライターとして活動しています。
現在公務員として働いてる人の中には
- 「公務員を辞めたいけど不安しかない」
- 「安定を手放すのが怖い」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、「辞めても全然大丈夫」です!!!
実際、今の私は毎日元気にやっています。
もちろん、経済状況や家庭の事情等で人によって変わってくるとは思いますが、私がこの記事でお伝えしたいのは、もしも
「本当は辛くて辞めたいけど、公務員でないとこの先生きていけない…」
と思っている方がいたら、
「必ずしも公務員でないといけないことはない」
ということです。
私が大丈夫だった理由は大きく5つありますので、今回はそれについて書かせていただきます。
なお、「この5つが全部揃っていなきゃ公務員は辞められないんだ!」ということはまっっったくありません。
揃ってなければ揃ってないで、他にいくらでもやり方はあるからです。
実は公務員でもブラック!? 大変な思いをしてる人は多い
「公務員は暇で楽」などという世間のイメージは幻想です。断言します。
退職する前の1年間、私が定時に帰れたことはありません。繁忙期は、連日朝8時から夜22時まで働きました。13時間労働ですね。
周りには、残業200時間という人もいました。日付が変わるまで働くことや、土日出勤もざら。それでいて、残業代が全額支払われることはありません。
私は激務部署にいたので、役所の中でも特にブラックだったとは思いますが、他の部署でも、月60~80時間の残業はわりとよく聞く話でした。
終電に間に合わない。体調を崩しても休めない。メンタル不調で休職する。
そんな話を幾度となく聞き、自分の目で見て、自分でも実際に経験する中、私は「退職」を考え始めたのです。
- 「でも、公務員を辞めても、転職なんてできるのかな…」
- 「すごいスキルもないし、やっていけなかったらどうしよう…」
目の前には、不安しかありませんでした。私は毎日悩んで悩んで、悩み続けました。
私が公務員を辞めると決断した5つの理由
では、公務員を辞めることに不安しかなかった私がなぜ辞めると決断できたのか?その5つの理由についてご紹介します。
①貯金があったから
私は「1年間は働かなくても生活できるだけのお金」を持っていました。
具体的には、「1人暮らしで1ヶ月生きるのに必要な最低限の生活費+月に3回飲み会に行けるだけの金額」の1年分です。
私は入庁時から毎月5万円を財形貯蓄していたので、お金は貯まりやすかったです。
ボーナスのときは、多めに貯蓄に回すこともしていました。
「無職でも当面は生活できる」という後ろ盾があることで、退職ハードルは一気に下がります。
②両親が健康だから
私には60代の両親がいますが、ありがたいことに2人とも健康です。
退職にあたっては、親として色々思うところもあったようですが、最終的には私の決意を尊重してくれたことに感謝しています。
2人には、これからも元気に楽しく長生きしてほしいと思います。
③独身だから
幸い…と言っていいのかこれ。私は今のところ独身です!
養う家族がおらず、守る人間が自分しかいなかったので、身軽だったのは確かです。
でも結婚には憧れているので、素敵なパートナーを見つけたいですねー!
④私より先に辞めた先輩がいたから
「いやでも、私は結婚しているし、子どももいるし…」という方へ。
実は、私に先行して辞めた先輩がいました。この方は既婚者で、お子さんもいらっしゃいました。
そんな先輩が、「もっと家族と一緒にいたい」「自分の人生を後悔したくない」と辞めていかれたのです。
私よりも遥かに背負うものが大きいはずの先輩が退職するのを間近で見て、そこで私は初めて「公務員って辞めてもいいんだ」と気づきました。
辞めてもいいって、当たり前の話なんですけど。でも、日々激務に追われていると、実感としてわからないんですよ。本当に。
⑤公務員を辞め、別の人生を生きている人たちの存在を知ったから
仕事が本当につらかったとき、毎日インターネットで「公務員 やめたい」で検索していました。
そこで出会ったのが、元公務員ライターとしてご活躍されている新美友那さん(@inaka_free213)です。記事はこちら
私と同じ年齢で、同じ女性で、同じ地方公務員だったという被りっぷり。
新見さんは公務員を退職した後、フリーランスのライターとして独立し、現在も活躍されています。
新見さんの存在は、私に「あ、なんか大丈夫そうだな」という安心感を与えてくれました。
他にも探していくと、元公務員で民間企業に勤めたり、トレーダーになったり、海外に移住したりと、いろいろな人たちがいることがわかりました。
これだけ多くの人々ができるだから、きっと私にもできるだろうと、そう思ったのです。
公務員だって、辞めたいと思ったら辞めていい!
「でも、私には貯金もないし…」
「周りで辞める人なんか一人もいないし…」
という方でも大丈夫。
貯金がないなら、次の仕事を見つければいいんです。バイトや派遣でも全然いいですし、最悪生活保護があります。
両親が健康なのはラッキーだったかもしれません。ここはセンシティブな話ですが、行政のサポートもいろいろあるし、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
もし保健福祉系や税金系の部署で働いているなら、このあたりは私より詳しいかもしれませんね。
独身者でも、私の先輩のような既婚者子持ちでも、辞める人は普通にいます。
ネットでググれば、まったく畑違いのことをしている元公務員の人たちがたくさん見つかります。
公務員だって、辞めたいと思ったら辞めていいんです。
仕事を辞めるのは、民間企業の特権ではありません。
正直怖いと思いますが、いざ外に出てみると、案外やっていけるものです。
もちろん、何が何でも公務員を辞めろと言っているわけではありません。公務員を続けたって全然いいんです。
年功序列で給料が確実に増えたり、育休・産休が取りやすかったり、銀行からお金が借りやすかったりと、なんだかんだでメリットがありますからね。
まとめ:「公務員」に縛られる必要はない
以上の5つが、私が「公務員を辞めても大丈夫だ」と結論づけた理由です。改めてまとめますね。
- 貯金があったから
- 両親が健康だから
- 独身だから
- 私より先に辞めた先輩がいたから
- 公務員を辞め、別の人生を生きている人たちの存在を知ったから
私にはこの5つが揃っていました。しかし、何度も書きますが、これらが揃っていなくても、全く問題ないです。
なので、今回は「公務員を辞めても大丈夫だよ」ということだけ、覚えておいてもらえればと思います。
少しでも、悩んでいる方の気持ちが楽になりますように。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
この記事を書いた人
名前:みうらさわこ
元公務員のフリーランサー。
7年勤めた地方公務員を退職し、現在はwebライター、ブロガー、イラストレーターとして活動中です。
管理人:☆←ヒトデの一言
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
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