【サービス業】大手=ホワイトでは無い!業界NO1だけど超絶ブラック企業から転職した話

こんにちはカケルと申します。

普段は育児ブログを書いていますが、縁あって社畜祭りに転職体験談を書かせていただくことになりました。

今回は業界ナンバーワンなのに、実態はブラック企業だった会社から転職した話になります。

まず簡単に自己紹介としてスペックを載せておきます。

  • 年齢:当時25歳
  • 性別:男
  • 職種:サービス業
  • 役職:店長
  • 業界歴:4年

 

それでははじまりはじまり。

 

社蓄はこうして作られる

僕のいた会社は業界ナンバーワンの会社でした。

そんな会社に憧れて入ったのですが、この会社はなんと超絶ブラック会社だったのです。

そんな会社での僕の仕事ぶりの一部を紹介しましょう。

休みは年間2日

とりあえず休みの日数ですが、

1年で2日でした。

まず、お店は年中無休です。

そして国の法律で、ある資格をもっている人がいないと営業してはいけない決まりになっていました。

そのお店で資格を持っているのは僕だけなので、そうなると必然的に僕も年中無休です。

なので本当は1日でも休んでしまうと法律違反なのですが、2日だけ休みました。

業務中に骨折したときと、お店の申請書を国に提出する仕事をするときだけです。

休み1:骨折した時

業務中によろけたお客様を支えようとした際、膝のお皿を思いっきり打ち付けて骨折してしまいました。

お医者様
「骨折していますね」

という診断をうけに病院にいって一日だけ安静にしていました。

しかし、次の日は当然仕事があります。

治っていないのでめちゃめちゃ痛かったですがなんとかなりました。

休み2:申請書を提出する時

続いてお店の申請書を国に提出する仕事をするときに仕事を休みました。

えっ? それは仕事じゃないかって?

いやだなぁー。お店にいないんだから給与なんて発生するわけないじゃないですかー(マジキチスマイル)

だから年に一度本社で催し物がある時ももちろん休み扱いだし

他の店舗に応援しにいくのも、もちろん休日扱いですよ!

まぁ給与発生したとしても、残業代はないから変わらないんだけどね!

え? 骨折は業務中の怪我だから労災?

またまた~弊社にはそんな規則はありませんよ~。だいたい骨折程度で休んでいたら、親が亡くなったのに働いている上司に申し訳ないじゃないですか。

週に1回の会議は0時開始

エリアで集まって会議があります。

それ自体は別に変わったことではないですけど、問題はその頻度。

週に1回もあるんですよ。

部署内の会議じゃないですよ? 地域全体で集まる会議です。

僕は勤務地が名古屋で会議室も名古屋だからまだよかったですが、三重から来る人もいて、完全に死にそうな顔しながらくるからね。

三重の人
「お疲れ様……です……」

ってお前よりも疲れている奴いねーから。

顔が土色だもん。見事な土色。

あれくらい土色だったら多分ミントとか植えたら生えてくると思う。なんならちょっと生えてたような気がする。

話を戻すと、会議の開始時間がね。

深夜0時。

そう深夜0時。

今日は渋谷で5時♪とかじゃないの

今日の会議は0時♪なの。

渋谷で5時

おかしい。何かがおかしい。

そう今から恋がはじまる~♪なんて訳なくて始まるのは会議なわけ。

いかしたグラサンのおじ様と妖艶なお姉さまなんて出てこないのね。

いかれたチュウネンのおっさんと妖艶なおっさんしかいないの。

会議の内容も地獄

会議の内容は何を話すのかというと

役員
前回は何の話したっけ?

からの

役員
進捗どうなってる?

そして

役員
こんなところかな。そんで俺の若いときは~……

と長い時は二時間も武勇伝が続く。辛い。

もちろん交通費はでないので、うっかり料金が高いところに停めると偉い事になる。

高速代金と合わせて一回の会議に3000円くらいかかるハメになる。

そして解散したあとはみんなでタバコ吸いながらダラダラする時間が30分~1時間あるから。

タバコ吸うとこまで含めて会議だから。

喫煙者じゃない人もその場にはいなきゃいけないからね。

煙を嫌がってはいけないよ。

それは執行役員からの愛なのだから。

全員が現場あがり

会社なので当然のように経理担当や財務担当や広報担当や求人担当がいます。

でも全員が現場あがりなの。

全員が年中無休っていう試練を乗り越えた人たちばっかりなの。企業戦士ガンダムなの。

法律とか新しく店舗を立ち上げるときの法務関係を担当する人も現場あがり。

それの何が問題って、マネジメント能力や労務環境を整える能力をもったスペシャリストが一人もいないんだよ!

そんで懐かしいなぁとかいいながら会議に参加しくるのよ。

近くまで来たから……今夜とめて欲しいな……。って感じで会議に出席したりしてる。元カノか。

そんで男女が密室で二人……何も起きないわけもなく……。って展開になるんだよね。

まぁこの会議の場合は本当になにか起きるんだけどね。

実際にこの会議で求人採用担当だった人が、求人採用担当兼人事統括長になっていたよ。

ようは求人担当しながら労務環境を整える役割も担うってことだよ。

ほら。執行役員って現場あがりだからさ。労務のことととかわかんないからさ。

役員
「だからお前やれや」

みたいになるんだよね。

んでその求人採用担当の現場あがりも仕事をふられて喜ぶからね。ドMだよね。

業務時間外にやれってことだよ察しろ

とある店長がスタッフ教育の時間に、スタッフの給与も自分の給与も入らないのはおかしいと言い出した。

スタッフ教育は店長の仕事でもあるのだが、明確な指示で会社からこんな教育をしろっていうものが飛んできた。

そんでその指示には

※ただし営業時間外にやること

って書いてあったわけよ。

営業時間外というとグループ的には22時以降を指すんだけど

そうすると0時開始になるんだよね。スタッフ教育が。

んで22時超えると給与は発生しない仕組みになっているから

ある店長がそれはおかしいって言ったわけだ。

今の僕ならばその考え方が社会の普通の考え方であり、会社の方がおかしなことを言っていることには気付ける。

でも当時は気付くことは出来なかった。

最終的に執行役員が切れて

役員
「スタッフ教育の時間は業務時間外にやれってことだよ。察しろよ馬鹿が」

と言って終わった。

つまり、スタッフ教育は店長の仕事であってスタッフも仕事としてその場で学んでもらうわけなのだが

それは仕事ではなくプライベートな時間なんだよ。と会社側が言ってきたことになる。

この現象を僕は知っている。理不尽というのだ。

一ヶ月後にその店長は辞めた。

ブラック企業の辞め方

そろそろお腹いっぱいになるころだと思うのでここでデザートをひとつ。

何故僕が業界ナンバーワンのブラック企業を辞めたか、である。

ずばり罪悪感である。

順番に説明していこう。

辞めるきっかけ

きっかけは同期の女の子だった。

この女の子が不器用を人間にしたような不器用な(9文字ぶり2回目)子だったので、同期入社なのに僕が教育係みたいになった。

そして僕が昇進して店長になった後も、この不器用な子は平社員のままだった。

しかも後から来た子にすぐに仕事で抜かされて、いつも成績は一番下だった。

僕は同期だし、女の子だしで結構優しく接していた。他のスタッフと喧嘩になったときも庇ったりしていた。

そしてついにその日がやってきた。

役員
「あいつクビにしろ」

そりゃもうあっさり言う。

使えないのはわかる。そして生産性の悪いスタッフをクビにするのも、まあわかるよ。

情では売上は変わらない。会社としては致し方無い部分もある。

でも問題はその後の一言。

役員
「マニュアルどおりに自己都合退職させるんだぞ」

それはないでしょうよ。

会社の辞めさせ方マニュアル

会社には辞めさせ方マニュアルがあった。

それを使って自己都合退職させろという指示が僕よりも偉い人から飛んできた。

そして僕はそれを実行した。

内容はパワハラをする。

どれだけ出来ない奴で、どれだけ会社のお荷物かを数字を交えながら説明する。

表向きはただの「成績の悪い社員への仕事の仕方の改善方法を一緒に考える」というものだ。

でも本当の目的は自己都合退職させること。

そして僕の同期の女の子は、思惑通り自己都合退職することになった。

罪悪感の海は深い

この出来事から、僕は心底この仕事が嫌になっていた。

同期で一番長く一緒に働いてきた女の子を、上の命令とは言え自らクビにした。

そして後日、僕はその同期の女の子に喋ってしまった。

「実は僕が自己都合退職するように誘導していたんだ。ごめん」

と。

言う必要は無かったのに、罪悪感に負けた。

一生懸命に違う方向に努力をしてしまう子だった。

お客さんに応援されるような子だった。

そんな子だったから僕は罪悪感に負けてしまったんだと思う。

そしてしばらく二人で沈黙した後に女の子が一言。

女の子
「そんな人間になってしまったんですね」

ショックだった。

それから、その女の子とは一度も連絡がとれない。

僕は会社を辞める事を決意した。

人間らしく生きたかった

会社で責任者をやっている以上、情というものに左右されてはいけないものだと思っていた。

でも僕はそれを破ったことで、なりたくもなかった大人になってしまったんだな、と自覚した。

感情を殺して「自分ではない責任者」を演じて生きることに疲れた。

それに気がついてしまってから、ストレスで体が壊れていくのは早かった。

原因不明と言われている病気も発症。

いつの間にか、勤務中や、お店に向かう途中、帰宅途中に倒れてしまうような体になっていた。

ブラック企業を辞めるには

とうとう上司に退職することを伝えた。

ブラック企業は辞めさせてもらえない!

と話も聞くけど、僕の場合は既に体が壊れていた事もあり、あっさりと話は通った。

最初こそスタッフとして残ったらどうだとか言われたけど、決意が固いこと、病気を治すためには働けないことを告げると退職日の調整の話になった。

その後、転職活動をすると、友人の紹介もあって、同じ職種の店舗の立ち上げを担当することに。

これは本当に運がよかった。

心の治療をしながら働くことができて、そして経験も生かせるような夢のような職場だった。

転職して変わったこと

余暇が増えた

当たり前だけど、前職では月に400時間以上も働いていたのでは暇な時間はなかった。

今は300時間しか働いていないので、暇な時間が100時間も増えた!

やったね!(錯乱)

ストレスが減った

グレーゾーンを攻めているようなシステムで売上を確保していたので、いつか捕まるんじゃないかとずっと不安だった。

たまに同じ手口で摘発されているほかの店みたいになるんじゃないかと。

僕もニュースで同級生に

同級生
「いつかやると思ってました……」

とか言われるんだ。という思いをずっと持っていた。

逃亡中の犯人ってこんな気持ちなのかな? と何度思ったことか。

今はそのストレスから開放されたので元気にシモネタ連発しています!!

業務中にトイレで寝ることがなくなった

はい。

ちょっとだけ抜け出して、トイレで5分だけ寝てから何食わぬ顔で戻るという技を使ってた。

睡眠時間が本当に短かったので、苦肉の策。

今は早ければ22時とかには寝てしまうので、そんなこともすっかり無くなった。

22時といえばお客さんが全員帰った頃くらいだったなぁ……。(遠い目)

結婚できた

結婚できました。

こんな不安定な職業と会社では結婚はいつになるのか……。と思ってた。

でも転職が決まってから、無事に結婚出来ました!

自分の能力の向上が早くなった

会社の最後の一年間、僕はずっと停滞していた。

新しい知識を入れたり、新しい理論を理解したり、経済や株の勉強をしたりなんて全く出来なかった。

転職してからは

  • 本を読む量が増えたり
  • 論文を書いたり
  • セミナーを主催してみたり

 

今までやりたかったけど出来なかったことが出来るようになりました。

そのおかげで今は第三次成長期を迎えています!

まとめ

業界ナンバーワンの企業のおかしな風習と、僕がどのように壊れていったかのお話でした。

僕は体は頑丈に出来ていたようで、身体的な激務には耐えられました。

しかし精神的なものにはとても弱かったみたいです。

気がつかない振りをしていただけで、溢れたらあとは壊れるだけです。

僕の体験を読んでブラック企業に苦しむ人が少しでも減ってくれれば嬉しいです。

何より大切な事は、一人で抱え込まない事。

自分ではおかしいということに気がつけないから。

友人とか、親とか、国の機関とか、あなたの味方はいっぱいいるから。そしてここで記事を書いている人たちもあなたの味方ですよ!

著者紹介

名前:イクメンカケル

紹介文:1児のパパで普段は育児ブログを書いています。
今は社長兼店長兼本部の部長みたいな複雑なことしています。
目標はブログを通じて友達を作ること! 友達募集中です笑
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管理人:☆←ヒトデの一言

☆←ヒトデ
あなた麻痺してるけど、月300時間って普通にブラックだよ

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