適応障害は自分では気づけない!1人で悩まず、死ぬ前に誰かに相談を!

はじめまして、昭野きつね(@fallfoxlog)と申します。

普段はきつね録Onlineという雑記ブログを運営しています。

数年前、僕は不妊治療専門の病院で、胚培養士という職業についていました。不妊で悩む夫婦の受精卵を培養し、子宮に戻すのがおもな仕事です。

胚培養士の仕事自体は好きだったし、誇りをもっていました。

しかし入社から半年後、僕はその職場で適応障害にかかり、自殺する一歩手前まで追い詰められることになります。

適応障害とは、ある状況や取り巻く環境がストレスとなり、そのストレスに適応出来ないときに起こる精神疾患。

自分では気付いていないだけで、あなたもすでに適応障害にかかっているかもしれません。

今回は、気づかぬうちに心を蝕む、適応障害の恐怖についてお話ししたいと思います。

原因は職場の異常な労働環境

僕の適応障害の原因は、ブラックな職場のブラックな環境にありました。

女上司のヒステリーやモラハラ、休日無給出勤や長時間労働など、挙げていけばきりがない。

なかでも特に酷かったのが、人手不足です。

僕が入ったのは通常5〜6人程度の人員で回すはずの部署なのですが、そこにいるのは上司、先輩、僕のたった3人だけ。

一人あたりの業務量を2倍にすることで、なんとか対応していました。

当然、新人の僕も例外ではなく、ろくな教育も研修もされぬままに現場へ放り出され、業務を詰め込まれます。

この時点で「おいおい、まじかよ」と思っていたのですが、これだけでは終わりません。

それは、僕が入社してから一週間目の出来事。

 

先輩がいきなり退職しました。

 

先輩
「頑張れよ」

そう言って、先輩が退職する際に見せた清々しいほどの笑顔。

僕は生涯忘れることはないでしょう。

これによって部署に残されたのは、僕と上司の2人。そして膨大な数の仕事。

 

カラダもってくれよ!! 3倍業務量だっ!!!!!

 

・・・・・・あほか。

繰り返しますがこれ、入社一週間目の出来事です。

残業代? そんなものでるわけないじゃないですか。

ミスがミスを呼ぶ 負のスパイラル

そんな環境で半年を過ごした頃、ストレスが限界に達したのでしょうか。

いままで普通にこなしてきた仕事で、ミスをすることが増えてきました。

書類への記入漏れや、データの打ち込みミス。小さな失敗でも、積み重なると信用を失います。

(どうしよう・・・・・・どうにかしなきゃ・・・・・・)

そればかりを考え、なんとか改善をしようとするのですが、もがけばもがくほど空回り。

以前ミスしたところに気をつかいすぎて、別のところでミスをする。

そんな日々が続きました。

僕に対する上司の態度は日に日に冷たくなり、かわりに、新しく入ってきた後輩を熱心に指導するようになります。

また、この頃から仕事への不安で寝付きが悪くなりました。

寝不足で集中力や思考力が低下し、それが新たなミスを呼ぶ。完全なる負のスパイラルです。

壊れた心、吐きながらの出社

単純な失敗ばかりを繰り返していると、「どうしてこんな簡単なことすらもできないのか」と自分で自分を責めるようになります。

心は完全に萎縮し、頭は働かず、仕事をすることに対して恐怖しか感じなくなっていました。

 

(僕はなんて駄目な人間なんだ。いっそ死んだ方がいいんじゃないか?)

 

そう思いつめ、自殺を考えたことも一度や二度ではありません。

この頃になってくると、吐き気や頭痛、動悸など、適応障害の身体的な症状があらわれるようになります。

不眠はさらに酷くなり、一日1〜2時間程度の睡眠しかとれない日も珍しくはありませんでした。

症状は出勤前日の夜から、当日の午前中にかけてが特に酷く、通勤中の道端や職場のトイレで何度嘔吐したかわかりません。

それでも、僕は仕事に行くことをやめませんでした。

やめることが出来なかった。といった方が正しいのかもしれません。

  • 仕事への責任感
  • 仕事をしなければならないという義務感
  • 失敗を繰り返してしまうことに対する罪悪感

 

そんなくだらないもののために心と身体をすり減らし、吐きながらも職場に通い続けました。

この頃の僕は、自分が適応障害であるという事実にすら気がついていません。

いま思い返してみれば、明らかに異常だったとわかります。

ですが、当時の僕は、失敗を繰り返すのも、眠れないのも、体調が悪いのも、すべては自分の不甲斐なさによるものだと思い込み、周りに相談することもできず、ずっとひとりで抱え込んでいました。

理解してくれる人の暖かさ

ある日をさかいに、上司が僕のことを完全に無視するようになりました。

業務上必要最低限の連絡以外は全て無視。その最低限の連絡ですら、何度も話しかけないと聞いてもらえません。

上司と後輩が和気あいあいと話しているなか、僕の存在は無いものとして扱われます。

ここで、僕の心は完全に壊れました。

朝起きて、仕事に行こうと布団から出ようとしても、立ち上がることができません。

起きなくては、仕事に行かなくては、と自分を奮い立たせようとするも、力がはいりません。ただ涙が頬をつたいます。

その日、僕は仕事を休みました。

そして、妻(当時は彼女でしたが)に胸のうちを話しました。

「無視されるのがつらい」

「なにもかもがしんどい」

「仕事に行きたくない」

「もう死んでしまいたい」

 

ぶちまけました。

プライドが邪魔をして言えなかった全てのことを。

妻は黙って僕の話を聞き、話し終わる頃に優しく抱きとめて言いました。

「よく話してくれたね、もう頑張らなくていいんだよ」

それを聞いた途端、おしとどめていた感情が溢れ出し、声をあげて泣いてしまったのを、今でもよく覚えています。

理解してくれる人がいるだけで、こんなに救われるものなのかと

いままでひとりで頑張っていたのはいったいなんだったのかと

ここで初めて、僕は自分がおかしくなっていたことに気がつきました。

心療内科であっさり解決

僕の話を聞いてからの妻の行動は迅速でした。

その日のうちに心療内科に予約をいれ、予約の日が来るまで仕事を休むよう僕に言いました。

数日の間休ませてほしいと上司に伝えると、ちくりと嫌味を言われましたが、意外なほどにあっさりと許可をとることができました。

上司も、近いうちにそうなることはわかっていたのかもしれません。

3日後、僕は妻に連れられて心療内科に来ていました。

それまで心療内科にかかる機会などなかったので内心びくびくでしたが、実際にかかってみると、普通の病院となんら変わりはありません。

これまでの経緯と症状を告げ、病名を診断してもらい、薬をもらう。それだけです。

僕の場合、適応障害の原因が職場にあることがわかりきっていたため、その場で

「適応障害のため、しばらくの休養を要する」

と記載された診断書を発行してもらいました。

その効果は絶大です。

診断書を持って院長のもとに訪れ、休職させてほしいと願い出ると、すぐさま1ヶ月の休職期間をもらうことができました。

休職が決まったあとは、しばらくずっと無気力状態でした。

基本的に何もする気がおきず、仕事のことを思い出すたびに情緒不安定になったり、吐き気や頭痛に悩まされることもありました。

しかし、2週間も経つころには症状も収まり、入社前とさほど変わらない生活を送ることができるようになっていました。

その後、休職期間が終了し、職場に戻ってくるかそのまま退職するか聞かれましたが、僕は迷わず退職を選びました。

このまま職場に戻っても、症状が再発することは目に見えていましたので。

 

というか、あんな上司のもとに誰が戻ってやるものか!!

 

適応障害にかかって仕事をしていた時は、こんな感情も湧いて来なかったんですけどね。

どれだけ思考が狭まっていたのかがわかるというものです。

転職したら視界がクリアに

さて、晴れて退職したところで、次の就職先を探さなくてはなりません。

この時点で完全復活とまではいかなかったので、自分で転職先を探す気力がわかず、第二新卒ナビの転職エージェントさんにおまかせすることにしました。

適応障害に加えて1年以内の退職というマイナス要素もあったため、転職に関しては不安しかありませんでした。

しかし、転職エージェントさんもさすがはプロというべきか、僕の適応障害の経緯や現在の状況について真摯に話を聞いてくれ、それを踏まえたうえでの面接の仕方や履歴書の書き方を丁寧に教えてくれます。

転職先についても、一方的に求人を押し付けるのではなく

「それならこういう仕事はどうだろうか」

「ああいうことが好きならこんな仕事もある」

「こういった働き方もできる」

 

など、こちらの意見を尊重した上で、様々な提案をしてくれました。

そのおかげで、1ヶ月後にはかなり理想に近い形で転職が成功。

新たな一歩を踏み出すことができたのです。

転職先での仕事を始めるにあたり、何よりも心配だったのは、適応障害の症状は再発しないだろうか、また以前のように単純なミスを繰り返すのではないか、ということでした。

以前の職場での出来事がトラウマとなり、仕事に対する恐怖感はまだ消えていません。

転職したての頃の僕は、あきらかに挙動不審だったと思います。

それでも、転職先の上司や先輩方は優しく丁寧に仕事を教えてくれました。

徐々に仕事に対する恐怖感は消え、仕事が楽しいと思えるようになってきました。

なによりも驚いたのは、ミスがなくなったことです。

転職前、何度も何度も見直して、それでもなくすことができなかった書類への記入漏れや、データの打ち込みミス。そんな単純なミスをすることはほとんどなくなりましたし、新しく教わった仕事でも、失敗することなくやり遂げることができるようになりました。

適応障害で苦しんでいた頃は、目の前のものしか見えていなかったのですが、治ったことで視野が広がり、いろいろなものが見えてきたのだと思います。

適応障害にかかると当たり前のことが当たり前にできなくなる。

転職したことで、そんな適応障害の恐怖を改めて実感しました。

まとめ:1人で悩まないのが一番大事

ここまで僕が体験したことをつらつらと語ってきたわけだけど、結局のところなにが言いたかったのかというと

 

一人で悩んでないで周りに相談してください

 

ということと

 

死にたいとか考えだしたらまず心療内科に行ってくれ

 

ということ。

当たり前のことみたいに思うかもしれないけど、適応障害にかかってると、その当たり前のことができなくなってしまいます。

全部自分が悪いんだと思い込んでしまいます。

この記事があなたの適応障害に気づくきっかけになることを祈っています。

この記事を書いた人

名前:昭野きつね(@fallfoxlog

紹介:最近ブログを始めたばかりの新米ブロガー。
ボードゲームやパソコン関連、仕事に関する記事をこれから増やしていく予定。
よかったら見に来て下さい。

ブログ:きつね録Online

管理人:☆←ヒトデの一言

☆←ヒトデ
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