こんにちは。「地獄のボーナス0円経験者」のリベルタ(@liberta0101)です。
僕は20年以上会社員をしていて、過去に3回もボーナスがなかったことがあります。
その中でも、社員にボーナスを支給せずに自分の家を新築した社長に1番腹が立ちました。
2007年の話になりますので少し古い話にはなりますが、その時の心境や打開策をかきます。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
- ボーナスが少なくて会社に不満がある人
- 勤めている会社に不安を感じている人
この記事をよめばボーナスがなかったときにとる行動がわかりますよ。
「ボーナス0円のときにとるべき行動のまとめ」
- 客観的にみて正当な転職理由か考えてみる
- 感情的にならない
- 会社の気持ちを逆手にとって、あえて尽くす
ボーナス0円の悪夢
2007年の冬はいつもよりも寒い冬でした。
なにが寒いってもちろん「ふところ」の話です。
満足のいく給料がもらえていなかった僕は、ボーナスがないと自分の給料だけではアパートでの生活が苦しい状態でした。
妻との共働き生活に助けられていたんです。
会社の利益は積み上がってるのはわかっていたので、毎回たった1ヶ月分しかでてこないボーナスが「でない」なんて考えたことがありませんでした。
1ヶ月分で「出してやった」とドヤ顔をしてくる社長と会いたくなくて、ボーナス支給日には出先にいっていたものです。
その日も出先にいたときのことです。
同僚からのメールで僕は驚き、近くのATMに走りました。
「本当に、ほんとうにボーナスがはいっていない・・・」
「マジか・・・」
帰社してからも会社からは何も説明がありません。
というか、役員がすでにその日は退社ずみという暴挙。
各部署からは、社員たちのなげやりになった言葉があちらこちらから聞こえてきます。
僕には、だれもが会社を批判する仲間をさがしているように見えました。
燃費重視で購入したスクーターでアパートの部屋にかえり、申し訳ない気持ちになりながら夕食の後にボーナスがないことを妻に報告し、僕は小さくなりながら妻の分も率先して夕食の片付けをしました。
妻が僕をせめるようなことはいいませんでいたが、いつもの蛇口からでる水が氷水のような冷たさを感じて「いっそのこと冬眠してしまいたい」と思う冬のはじまりです。
社長の家が新築になり、同僚は辞めていく
ボーナス支給前から社長が家を新築していました。
社長個人の家と会社は別ものとはいえ、それでも期待してしまうものですよね。
「毎回1ヶ月だけど、もしかしたら1.1ヶ月でるんじゃないか?」
そんなほんの少しの期待をしていた社員は少なくなかったと思います。
もともと安い1ヶ月のボーナスが1.1ヶ月になったところで金額は小さなものですが、
生活が苦しい僕たち社員は1万円でも多くほしい気持ちでいっぱいです。
そこから「ボーナス0」の衝撃!
説明をしない会社とボーナス0円の怒りが、会社への諦めにかわっていくとき、人の心が折れる音が会社の中をこだましているようでした。
1ヶ月もたたないうちに、「ボーナスなし×説明なし」のコンボにKOされた同僚たちは次々と退職していきます。
「次の転職先がきまっていなくても、こんな会社にいるよりはマシ」との判断です。
彼らの判断を否定できませんし、気持ちのうえでは激しく同意せざるを得ません。
僕は祈りました
「新築の社長宅が放火されて事件になりませんように」と。
僕は社長をかばっているのではありません。
事件になったら、否が応でも転職をせざるを得ない状況になるからです。
転職には勢いが必要な場合もありますが、基本的には自分のペースで話しをすすめるのが望ましいと考えているからです。
そして、僕は会社に尽くした
ツライ判断でしたが僕は会社にのこりました。
転職を考えなかったかと言えば嘘になりますが、僕はこちらのように考えました。
妻が働いているので、すぐに生活に困ることはない。
転職を考えたとして、応募先の面接で「社長の家が新築になって納得できません」は通用するのだろうか?
もちろんそのまま言わないとしても、ネガティブな転職理由で採用されるだろうか?
会社として予想以上に社員が辞めていく状況なので、ここは会社に恩を売っておくべきではないか?
時期は年末です。
3月末の公共工事の年度末にかけて、僕の従事している電気工事の仕事は非常に忙しくなります。
同業種に転職する場合は先方も忙しいハズですし、余裕をもって転職活動をできる状況ではありません。
僕は会社にのこって恩を売っておくほうが得策だと考えて、死にものぐるいで仕事に取り組むことにしました。
同僚がやめていったこともあり、笑えないほど仕事はたくさんあります。
まぁ、正直マジで死ぬかと思いましたけどね……。
そのときにメンタルを保つポイントはこちらになります。
- 他の人と比較をしない
- 転職サイトに登録する
①他の人と比較しない
社内ですわっているだけのおじさんや退職していった人と比べても良いことはありません。
自分のやらなければいけない課題を洗い出し、退職していった人からの誘いには乗らないようにしました。
新天地がすぐにみつかった人の中には、引き抜きの声をかけてくる人もいました。
新鮮な職場でテンションがあがっている人の声は魅力的に聞こえることもありますが、転職していった人の「自分の判断はまちがってないんだ!」という自己肯定の気持ちも含まれていると感じました。
悩みのおおくは対人関係にあります。
ツライときこそ他人と比べずに物事の本質をみるようにしたいものです。
②転職サイトに登録する
「結局転職前提かよっ!」と思われそうですが、そこは客観的に転職サイトをつかって自分の市場での価値や立ち位置を判断しておくと良いですよ。
転職していった同僚が引き抜きの声をかけてくるときは、おおくの主観が入っていると感じましたが、転職サイトは求人票や条件を定量的にみることができます。
年収や条件を数字で「見える化」することは冷静になるために必要なことだと思います。
大事なことですが、転職サイトに登録しておけば「転職したら今の年収より低かった」なんてことはありませんし、条件があわなければ断ることもできますからね。
参考ですが、僕は会社に尽くした結果、その年度の売上に貢献した社員として表彰されています。
表彰後に会社に交渉して年収を80万円アップさせることに成功しました。
ボーナス0円のときにとるべき行動のまとめ
「ボーナス0円のときにとるべき行動のまとめ」
- 客観的にみて正当な転職理由か考えてみる
- 感情的にならない
- 会社の気持ちを逆手にとって、あえて尽くす
あると思っていたボーナスがないとツイツイ感情的になってしまうものです。
しかしです。
準備もせずに走り始めるのではなく、日頃から自分の価値と転職市場の状況を確認しておくことをおすすめします。
そうすれば、一時のネガティブな感情にまかせて「やってらんねぇ!転職だー!」とはなりません。
日頃からアンテナを立てておくことで、思いも寄らないホワイト企業に転職できる可能性もありますからね。
以上になります。
読んでいただいてありがとうございました。
この記事を書いた人
名前:リベルタ
電気工事の仕事に20年以上携わっており、転職を4回経験して年収は190万円から現在は800万円以上と4倍以上になっています。
転職をしたことでお金と時間の自由が増え、年齢を重ねるたびに人生が楽しくなっている40代です。
ブログでは転職の悩みや体験談を発信して、「読者の方が転職の不安を解消し、良い会社とよいサービスと出会い、自由な週末を過ごしてもらうこと」をコンセプトに記事をかいています。
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