いや〜社長。当時はいろいろご飯や飲みをおごっていただきありがとうございました。
一つね、言わせていただきたい事がね、ありまして。
あのですね・・・・・・。
若者がみんな腹を空かせてると思うなよ!!
飯くらい、自分で食えるわ!!
入社直後に社長に気に入られた!やったー!!
気に入っていただくのはいいんですよ。悪くない気分です。
で、毎日ランチに連れてっていただきました。
中華に焼肉、定食屋に回る寿司、とんかつにとんかつにとんかつ。
ご馳走さまでした。
ただ、本当はね。僕昼飯とかどうでもいいんですよ。
コンビニでいいし、なんなら食わなくてもいい。
午前中の仕事で気を使って、午後もそれが続くわけ!
昼休みといえば、つかの間の休息タイム。憩いのとき。
そんな貴重な時間までなんでアンタと一緒にいなきゃならんのよ!
断ればいいじゃない!
嫌ならそう言ってくれれば無理に誘わないって?
はいはいはい……。
できるか!
「最近の若者は、飲み会の誘いを平気で断る」
なんて言われてるのをよく耳にするようになりました。
ダウト!!
そんなのほんの一握りの変人だけでしょ?
普通はね、上司の誘いを断るのは難しいんですよ。
まあ、もし新人時代にタイムリープできるなら余裕で断りますけどね。
入社直後はさすがにムリ!
ましてや、あなたは社長様。
まあ、試しに断ってみましょう。
まず前提として、金がない的な言い訳は不可能。
なぜなら金がないと思っておごってくれるわけですから。
さあ、お昼になりました・・・・・・。ボスがきますよ。
ボス「よし、メシ行こう」
断りパターン1:腹減ってない
僕「すいません、今日はお腹空いてないんで昼食抜きにしようかと」
ボス「若いんだからいくらでも食えるでしょー。メシくわないと午後仕事できないよ?」
僕「はあ……じゃあ(行きます)」
連れて行かれてしまいました。
肉とか食わされちゃうやつですね。
断りパターン2:ダイエット中
僕「すいません、最近太ってきたんでダイエット始めたんですよ。なので昼食は抜こうかと」
ボス「痩せてるじゃん! 若いんだからいくら食っても太らないでしょー。メシくわないと午後仕事できないよ?」
僕「はい……じゃあ……(行きます)」
やっぱり連れて行かれてしまいました。
米くわなければ太らないとかいって、これも肉とか大量に食わされてしまうやつですね。
断りパターン3:やることあるんで
僕「すいません。ちょっとやんなきゃいけないことがありまして」
ボス「んじゃ、終わったら行こう」
僕「いや、申し訳ないのでお先にどうぞ」
ボス「俺もアレ片付けちゃうから終わったら行こう」
僕「申し訳ありません。なるべく早く片付けます」
むしろ無駄に気を使ってもらったせいで、罪悪感がわいてしまいます。
これは、昼間からビールとか飲まされちゃうかもしれません。
断りパターン4:理由などいらぬ
僕「すいません。今日は結構です」
ボス「うるせェ!!! いこう!!!」ど ん っ !!
チョッパーを仲間にするときのルフィよろしく、強引につれていかれるに決まっています。
わたしとチョッパーが違う点は、
- チョッパー:ほんとは行きたい
- わたし:ほんとに行きたくない
この差は大きい。えらい違いです。
というわけで、どんな理由をつけても相手が察してくれない時点で行くことになってしまう。
「行きたくないんですよ!!なんで、気づいてくれないんですか!!もう二度と行かないから誘うなよ!!モラー!!」
と、ブチ切れることができれば断れるとは思いますが、まあ新人くんにはムリでした。
奢られるメリットとデメリット
続いて奢られる事によるメリットとデメリットです。
上司に奢って貰う事のメリット
まずはメリットから!
メリット1:昼食代が浮く
毎日のように1,000円以上のランチをおごってもらうわけですから、飯代はかなり浮きます。
まあ、仮におごってもらわなかったらどうするかというと500円くらいのメシを食べたり食べなかったりでしょうね。
20日くらいは食べると仮定して500円x 20日で毎月大体10,000円の出費が減ることに。
たった1万!!!
あんだけストレスをためて1万円しか浮かないって!?
もはやメリットと言えるのかどうか・・・・・・。
あ、僕の感じるメリットは以上です。
デメリット
続いてデメリットです。
デメリット1:太る
そりゃ毎日、そんなものちょっといいランチ食ってたら太りますよ。
半年で10kgくらい太ったんじゃないかな。
メリット2:食えば食うほど気に入られる
出されたものは、残さないのがわたしのポリシー。
そして、美味しいものは「美味しい!」といって食べる。
なんか、それが喜ばれてしまって、食べさせられる量はふえていくわ、より気に入られるわでかなり悪循環。
メリット3:ストレスたまりまくり
なんといっても、これが一番ですね。
社長が昼どきに社内にいない日なんて、あっても週1とかでしたから。
それ以外の日は昼休みが近づくたびに憂鬱な気持ちになっていきました。
社長がいない日や自分が外出するときは、最高にスガスガしい気分でしたね!
今日は念願のメシ抜きだ〜!!やっほーーーー!!!!
ちょっと頭おかしくなってたんだとおもいます・・・・・・。
生きるための逃げはアリです。アリアリです。
体重も増え、メシを食うのが嫌いになったわたしは逃げ出すことにしました。
仕事は嫌いではなかったので、会社を辞める気は毛頭なし。
でも、社長から離れたい。
そうだ! 出向だ!!
「社内業務を極めさせたいから出したくない」
といってお客さんからの誘いを断ろうとする社長をなんとかうまく丸め込み、1年間の出向を勝ち取りました!
出向が決まってからその日がくるまでは、これでもかというくらい昼飯も飲みもおごってもらいましたが、もう全然気になりません!!
あー、メシウマ〜。
見出しのセリフは、漫画「銀の匙」で主人公の八軒が通っている大蝦夷農高校の校長先生が言ったものです。
嫌になったら逃げるのは大事です。
ただ、余裕がある状態なら、横とか後ろではなく前方にダッシュで逃げたいですね。
それからどーした
その後、わたしはどうなったかというと、出向を機に念願だったダイエットを成功させ元の体重に戻り、楽しい楽しい客先出向ライフを満喫しました。
1年後には、出向を終えて帰属する予定でしたが、出向先で真面目に働いたおかげで次の仕事も決まりました。
結果的にはその後退職する直前までほぼ会社には戻らず客先で働いていました。
その後、客先にいると退職しづらいので、10年ぶりくらいに会社に戻ることになるのですが、さすがに新人時代とは違います。
初々しさはなく、ちょっと生意気になった男とご飯を食べても楽しくないとおもったのか、あまり誘われることはなくなりました。
めでたしめでたし。
アナタの部下、めっちゃストレス感じてますよ
そんなわけで、本人は良かれと思ってやっていても、相手に嫌な思いをさせていることってたくさんあります。
飯をおごったり、怒鳴り散らしたり、偉い人を知ってるアピールをしたりという行為。
自分を大きく見せたいのかもしれませんが、新人くんも馬鹿じゃないので無理です。
むしろ逆効果。
上司とメシを食べにいって嬉しい部下なんて、ほぼいないと思え!
世の中の、気の利かない上司の方々は、一度誘うのをヤメテあげてください。マジで。
そして、しばらくして
「たまには、行きましょうよ!」
って言ってくれる部下にだけ、メシをおごってあげてくれい!
そうそう。そういえば、断る理由として弁当を自分で作ってもっていくという作戦も考えたことがありました。
が、やめました。
「弁当にしたんで」
といっても
「持って帰って夜食べればいいじゃん!その方がお金浮くじゃん!」
と言われるのが目に見えていたので。
でも、昨日まで一緒にご飯食べに行っていた部下が突然自作の弁当を持ってくるようになったら、それは「誘わないで!」のサインです。
というか、もうかなりストレス溜まってるとおもってください。
昼休みくらい自由にさせてあげましょう。
以上。「上司に警告する!部下に飯を奢るのを今すぐヤメなさい!」でした。
著者紹介
だがそれがいいというブログをやってる、だがそれがいいです。こんにちは。
普段は、低温調理などの料理ネタを中心に雑記を書いています。
元社畜で現在は自営業。
社畜時代の話や、転職活動の話、独立するまでの話などを面白おかしくお伝えしたいと思います。
普段はポジティブなことばかり書いてますので、よかったらどうぞ
ブログ:だがそれがいい
管理人:☆←ヒトデの一言
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします
アメリカでは「ビガン(ベジタリアン)なんで」と言って断る人は多いですね。本当かどうか分かりませんが。
ビガンは他人が肉を食べるのを見るのも嫌だそうです。