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上司や先輩の「そのうち慣れるよ」を信頼してはいけない。体も心も傷つきました

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はじめまして、齋藤吐夢(26歳・女)と申します。

食品商社に勤めていましたが、入社2年目の春に自律神経失調症を患い、退職しました。

いわゆるブラック企業じゃなくても

私のいた会社は世の中が想像しているブラック企業ではなかった、と思う。

でも人間関係のいや~な部分が塵も積もれば山となり、私は心身の健康を壊した。

「会社員には二度とならないし、なれねえ!」

と思うほどのダメージでした。

今、フリーランスとして働いている理由も、もう二度とくだらない人間関係で心身の健康をぶっ壊されたくないからです。

たかが”こんなこと”、されど”こんなこと”

これから紹介する内容は、「え?あなたこんなことで仕事辞めたの?」と思う人もいるかもしれない。

けれど私には、たかが”こんなこと”が大打撃だったのだ

私は”こんなこと”が積み重なって、自律神経失調症になった。

会社の話や、会社の最寄り駅を通る時は、正直今でも動悸や頭痛がする。

新入社員の歓迎より、仕事が大事

同期達が配属された部署で元気よく挨拶をし、拍手を受けている中、私は配属されて即、電話応対。

きちんとした挨拶すら受けなかったのがショックだった。上司も先輩社員も席を立たず、目を合わせず、仕事に集中していた。

「この人達は、挨拶ができない大人なんだ」と思った。

ショックだったのは、異動してきた先輩社員にも、次の年にやってきた後輩の時も何一つ変わらなかったこと。

「それっぽちのことでショックを受けるの?」と思うかもしれない。

でも”歓迎されない”って私にとっては結構ショックでした。

陰口を叩くのが大好きな人が多い

人には得手不得手があって、それを補えるからこそ会社、部署、チームが成り立つ!って思ってた。

でも私のいた部署は違う。

皆がみんな、誰かを嫌うことで意識を高める人達の集まりだった。

ショックだった語録を紹介する。

  • 「(私の目の前でOJTが)OJTめんどくせえ」
  • 「○○さんの仕事、超トロいよね」
  • 「(別の先輩)○○さんの仕事が超トロいのはOJTのせい」
  • 「(電話切った瞬間)なんなんだよ、こいつ」
  • 「(子供が熱を出して早退しただけで)普段仕事遅いくせに先帰ってんじゃねえよ」

 

自分に言われてないから良くない? って言われたこともあるけど、他人に対する陰口で心地よくなりません

私はとにかく不快な気持ちでいっぱいだった。

無自覚なパワハラ・セクハラ

パワハラやセクハラの怖いところは、ハラスメントしてしまう側が無自覚なところです。

辞める前に

「私は辞めるので一向に構いませんが、同じようなことを他の人にやらないように言ってください

」と密告した(社長がそれを読んで対応してくれたのかは定かじゃないけど)

例えばその内容は

  • 飲み会で盛り上がり、頭から氷水を浴びせられる
  • 海外出張先でストリップバーへ連れていかれる
  • 辞めた女性社員にFacebookでメッセージを送り続ける

 

そもそもパワハラ・セクハラ講習会を受けた時

「あなた、ハラスメントしてるよ」

って人ほど事例を見て大笑いしていたことにゾッとした(「これじゃあ、女の子と話せなくなっちゃうよ」と言っていた)

「そのうち慣れるよ」という言葉

配属の日に歓迎されなかった時点で、というか入社初日の時点ですでに会社辞めたかったんだけど、世間の言う”普通”がこれだと思っていたから、私は勤め続けた

でも日に日に

「本当にこれでいいの?」

って疑問が湧きあがって、時々先輩社員や上司に相談した。

返答は「そのうち慣れるよ」だった。

その成れの果てが

「新入社員の挨拶<仕事」「陰口大好き」「無自覚なパワハラ・セクハラ」

なんだとしたら、私は絶対こうはなりたくない!と思った。

成れの果てである彼らに傷つけられたのに、彼らの言う通りにこの環境に”慣れ”、彼らと同じ立場に立ちたくなかった。

退職するきっかけは”再発疑惑”

退職する後押しは、皮肉にも「がんの再発疑惑」だった。

私は20歳の時にがんを経験している。今でも3ヶ月に1回のペースで、再発していないか確認するために通っている。

またこの当時は、大学院時代に双極性障害の診断も受けていたので、薬を服用していた。

「がんが再発しているかもしれない」と言われた時

「抗うつ剤を飲み、疑問を抱きながら”慣れ”で働き続けることに、果たして意味があるのか?」

と思った。

20~25歳までの間、”自分の”人生を私はちゃんと生きれたのか?と思った

結局がんの再発はなかった。でもホッとしたのもつかの間、心が限界を迎えていて、体が壊れてしまった。

辞めると伝える前に、吐き気や動悸に襲われて会社へ行けなくなった。

休職の後、私は会社を辞めた。

嫌なことに”慣れる事”だけは避けてほしい

私は体を壊し、逃げるようにして退職した。

あまり良い形で会社とお別れできなかったが、心身の健康をぶっ壊した原因でもあるのだから「良い形もクソもねえか……」とも思う。

今あなたの勤めている会社がブラック企業とは言えなくても、あなた自身の心身が健康的と言えないなら、私は一度立ち止まり”自分自身のために”決断してほしいと思う。

辞めるか否かの判断はその人にしかできないけど

かつて自分が言われて嫌だったはずのことを、平気で言えるような人間になってほしくない

と思っている。

”慣れ”で乗り越えようとするのはやめてほしい

後々心身の健康をぶっ壊すぐらいなら

「慣れねえ、無理だ!や~めた!」

という選択肢だって全然アリだと思うのだ。

少しでも疑問を抱くなら、それを解決できるうちに考えて解消してほしい。

この記事を書いた人

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名前;齋藤吐夢。

肩書きは”かくひと”。

ブログ『真面目でなぜ悪い』は平日11:30更新。

 

 

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ヒトデ君
ヒトデ君

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本当の「自分に向いてる仕事」の見つけ方
  • これが本当に自分に向いている仕事なの?
  • 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
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