こんにちは、ナナミライと申します。
わたしは20代前半〜半ばくらいの頃に、2交代制勤務を約2年間していました。
そのときに「病気にはならなかったけど、身体がおかしくなってしまった話」をしたいと思います。
交代制勤務をしている方や病気ではないけど体調不良が続いている方に特に読んでいただければと思います。
また、どうしても仕事に行きたくない方はこちらの記事も読んでみてください
当時の仕事内容と2交代制勤務とは
まず当時の仕事内容を身バレしない程度に説明します。
仕事内容
当時のわたしの仕事は、システムエンジニアの保守運用業務です。
例えば、TwitterやYahoo!JAPANのホームページは朝昼夜見ることができますよね?
正常に見れることを監視しつつ、もし障害が起きた場合にすぐに対応して最小限の時間で復旧させることが求められる仕事でした。
2交代制勤務とは
冒頭からふつうに使ってしまっていますが、「2交代制勤務」とはその名の通り、朝の夜と2回の交代で行なう勤務です。
図にするとこのようなイメージです。
同じような勤務で3交代制勤務もあります。
交代制勤務として行われているのは主に上記のどちらかだと思います。
交代制勤務による精神的なストレス
わたしの当時の働き方について説明します。
休日は月の土日祝日の数だけ公休日があり、それぞれ割り振られます。
仕事の日は日勤と夜勤の回数はほぼ半々でした。
夜勤は1回の労働で2日分働くことになるため、月の労働日が21日の場合は。日勤7回夜勤7回で21日労働という感じでした。
夜勤では1回の勤務で最低でも16時間ほど拘束されるので残業はほとんどありませんでしたが、諸々の理由でだんだんストレスが溜まっていきました。
- 仮眠時間はない(メンバー内で調整すれば交代で休むことは可能)
- 10分に1回はメールをチェックしないといけない
- 基本的にミスは許されない、うまくできてもできて当たり前
- 勤務が被らないので引き継ぎや確認に時間がかかる
- 上長の指示があいまいなことが多く、認識齟齬が多数起きた
仕事自体はやりがいがあって勉強になるもの、単純作業で面倒なもの、仕事は楽だが質が悪いお客さんのものなどいろいろありました。
総合的にいうと少し不満程度でしたが、不規則な生活も相まってストレスがたまっていきました。
半年くらい経過後に気づいた身体的な異常
最初のうちは気がつかなかったのですが、夜勤シフトに入るようになってから半年くらいしてから少し身体に異変が起きはじめました。
- 夜になっても眠れない、寝ても変な時間に目が覚める
- いくら寝ても眠い
- 顔色が悪い、疲れている
- 肌が荒れている
- ただし熱はない
今思えば20代という若さのおかげで乗り切れていただけかもしれません。
人間は朝起きて夜眠るように出来ている生き物なので、夜勤はどうしてもカラダにガタが出ます。
職場には30〜50代くらいの人もいましたが、調子が悪そうな人が多かった記憶があります。
体調不良でも休みにくい雰囲気でしたので、異変を隠していた人はいたと思います。
とどめを刺された2つの出来ごと
働き方によるストレスと夜勤による身体の異常は
「まぁ仕事だししょうがない」
「熱はないからなんとかなる」
といったよくわからないポジティブ志向で乗り切れたのですが、この2つだけは納得できませんでした。
サービス残業の強要
夜勤の日は実質2日分働く必要があるので、そこまで残業自体はしていませんが、その少ない残業時間さえもつけることを許されませんでした。
少数でやっていたため、積み残しの仕事には引き継ぎが発生します。
その引き継ぎ時間の7割くらいは全体の引き継ぎで終わってしまいます。個別の引き継ぎをまとめて伝えてを残りの時間でやる時間はありません。
無駄に働いた分を計上するな、であれば納得がいきますが仕事をする上で必要な時間を計上するなは納得がいきませんでした。
年休の取り消し
この勤務の最大のデメリットは年休が取得しにくいことでした。
平日フルタイムで働いている場合は、半休なり年休なりを取る理由が作れますが、シフト勤務だと平日が公休日になることもあるのでその理由が使えません。
予定があって希望を出した日も公休日に割り振られてしまうのと、少数のため年に数回しか年休は消化できませんでした。
(うちほとんどが体調不良による分)
なんとか免れましたが夜勤を体調不良で休んだときに予定のあった2連休を危うく振替で出社されるよう強要されかけました。
これは指示した上司が悪いのではなく、職場環境が最悪だったためです。
この振替出社未遂事件がきっかけで、なかなか最初の一歩を踏み出せず、はじめられないでいた転職活動をするきっかけになりました。
それだけは感謝しないといけないですね(笑)
体調不良や精神状態の乱れ…夜勤が合わないなら退職しよう
・夜勤をはじめてから体調が悪い…
・常にストレスを感じるようになった
そんな日が続くようなら、もしかしたら夜勤が合っていないのかもしれません。
このまま無理して夜勤を続けると、体調や精神状態がさらに悪化するおそれもあります。
そうなる前に、「夜勤がしんどい・きつい」と思ったら退職するのがおすすめです。
次の転職先ではつらい思いをしないように、自分の強みなどを理解して、より自分にマッチする仕事を選びましょう。
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登録・利用はすべて無料ですので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ:夜勤は給料上がるけど、失う物もある事を忘れずに
いかがだったでしょうか。
わたしの夜勤によるストレスと体調の悪化経験について書かせていただきました。
最後に現在交代制勤務をしている人(特に自分の希望ではなく会社の指示でしている人)に言いたい事をまとめます。
- それは本当にやりたい仕事ですか?
- 体調が悪くなったら無理をせず休んでください
- 1番大切なのはあなたの身体です
- いつもありがとうございます
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事を書いた人
ナナミライ
1988年生まれの既婚サラリーマン。
生活の知恵と家計管理をメインにしたブログを書いています。
新卒から3年で業界としてはホワイトな分類に入る会社に転職したものの、常駐先がいつもブラックのため現在対策を検討中。
最近のマイブームは読書とドラクエ?と妻いじり。
※画像は似顔絵ではありません
管理人:☆←ヒトデの一言
夜勤はすべてがおかしくなる?メリット・デメリットまとめ
夜勤の仕事にはどんなメリットやデメリットがあるのか、改めてまとめました。
夜勤のメリット5つ(給料が高い・気楽に働けるなど)
夜勤のメリットは、大きく5つあります。
- 給料が高め
- 昼の時間を自由に使える
- 通勤ラッシュがない
- 楽な仕事が多い(比較的)
- 人が少なくて気楽
この中でも最大のメリットは、なんといっても「給料が高め」なことだと思います。
やっぱりもらえる報酬は多ければ多いほど嬉しいですよね。
とはいえ、その代わりデメリットもあるので見ていきましょう。
夜勤のデメリット4つ(体調不良・ストレスなど)
夜勤のデメリットは、主に次の4つです。
- 体調管理が難しい
- 自律神経が乱れやすい
- 十分に睡眠できない場合がある
- 他の人に予定を合わせるのが難しい
特に健康面・精神面でのデメリットが大きく、体調をくずして退職する人も少なくありません。
なにをするにしても、健康な体があってこそです。その土台がくずれてしまうと、回復するのにも時間がかかります。
夜勤をするなら、自分の体調管理にはより一層気をつけてみてくださいね。
その具体的な方法は、次で紹介します。
夜勤明けの体調を少しでもマシにする方法5つ
夜勤をすると生活リズムがくずれて、疲れやストレスがたまりやすいです。
そんな夜勤明けの体調を、少しでもマシにする方法を5つまとめました。
- なるべく生活リズムをくずさない
- 消化しやすいものを食べる(うどん、鶏ささみ、野菜など)
- 適度に軽い運動をする(ウォーキング、ストレッチなど)
- 自分なりのストレス解消法や趣味を見つける
- 入眠しやすい睡眠環境を整える(ベッド、枕、アロマなど)
特に「なるべく生活リズムをくずさない」ことは、体調を保つうえでとても大切です。
・ある程度決まった時間に起きる・寝る
・起きたら朝食を必ず取る
などのように、生活リズムを一定にできれば、体をコントロールする自律神経が整いやすくなるからです。
夜勤明けにやってはいけないNG行動3つ
反対に、夜勤明けにおすすめできないNGな行動もあります。
- 暴飲暴食をする
- ダラダラ過ごす
- 睡眠を取りすぎる
仕事が終わったらたくさん飲み食いをしたり、好きなだけ寝たりしてしまう……。
このような行動はついやってしまいがちですが、体調を整えるうえではあまり良いとはいえません。
自分の体にどんどん負担がたまってしまい、最終的にはどこかで体調をくずしてしまうからです。
もし当てはまるNG行動があった場合、今後はできるだけ控えるようにぜひ意識してみてくださいね。
夜勤がきつい・しんどいなら少しずつ転職活動を始めよう
夜勤による体調不良やストレスは、多少マシにはできます。
ですが、根本的な解決まではとても難しいです。
そのため、もし「夜勤がきつい・しんどい」という状態が続くようでしたら、より自分に向いてる仕事に転職するのもおすすめです。
次の転職先ではつらい思いをしないように、自分の強みなどをしっかり理解して、仕事選びに役立てるようにしましょう。
とはいえ、自分のことってなかなか自分では気付きにくいものですよね
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・転職活動ってどう進めればいいの?
・サポートしてくれる人がいると助かる
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- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
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そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
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