・すぐに転職しても大丈夫なのかな?
こんな悩みはありませんか?
新卒で就職したものの、実際に働いてみるとイメージと違うことはよくあると思います。
私も入社後、1ヶ月目で「この職場、自分に合わないかも…」と悩んだことがありました。
そこでこの記事では、仕事を辞めたい新卒の方に向けて、
- 新入社員によくある退職理由
- 辞めたほうがいいケース・辞めない方がいいケース
- おすすめの転職活動の仕方
などを解説していきます。
「会社を辞めるか・続けるか」を考えるヒントになると思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【グラフで解説】新卒一年目で仕事を辞める人は少なくない!
新卒一年目で「仕事を辞めたい」と考える人は多いです。
株式会社アックスコンサルティングの調査によると、20代の77.7%が「新卒1年目で仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答しました。
※参考データ:新卒1年目の仕事の意識調査(株式会社アックスコンサルティング)
また、その中で実際に仕事を辞める人も少なくありません。
厚生労働省のデータによると、就職後1年以内に早期離職をした割合は以下の通りです。
・ 大学 ・・・11.6%
・ 短大など・・・ 17.8%
(平成30年3月卒業者の状況)
※参考データ:新規学卒就職者の離職状況 – 平成28年3月卒業者の状況(厚生労働省)
過去10年にわたり離職率の推移を見ても、割合に大きな変動はありません。
つまり、毎年10人に1人は「新卒一年目で会社を辞めている」ということになります。
では、新卒者はどんな理由で「仕事を辞めたい」と感じているのでしょうか?
次で解説していきます。
会社を辞めたい新卒社員の主な退職理由5つ(人間関係・うつなど)
新卒社員が3年以内に会社を辞めた主な理由は、以下の5つです。
- 仕事内容のミスマッチがあった
- 給料・労働時間・休日等の労働条件が悪かった
- 仕事にやりがい・達成感を感じられなかった
- 職場の人間関係が合わなかった
- 病気やうつなど健康状態が悪化した
大手人材会社アデコによると、「自身の希望と業務内容のミスマッチ」による退職が、最多の37.9%でした。
引用:アデコ株式会社(新卒入社3年以内離職の理由に関する調査)
「入社したらブラックだった!」みたいな労働条件の悪さよりも、実際は「仕事が自分に合わなかった」として辞める人が多いようです。
大学を卒業し、はじめて本格的に働く中で気づくことはたくさんあります。
・自分に向いてる仕事じゃなかった
・イメージと違った
という場合、自分にはどんな仕事が合うのかを改めて考えてみると良いかもしれません。
新卒の転職は冷静に!ケース別のメリット・デメリット
「会社を辞めたい」と感じたとき、今後の選択肢は大きく分けて3つあります。
- 辞めずに働く
- 在職中に転職活動する
- 退職後に転職活動する
勢いで仕事を辞めてしまうと、また早期離職をしてしまったり、生活が苦しくなったりするおそれがあります。
それぞれのメリット・デメリットを比較した上で、どうすべきかを冷静に検討することが大切です。
選択肢 | メリット | デメリット |
①辞めずに働く | ・収入が安定する ・転職で不利になりにくい |
・心身に負担がかかり続ける ・仕事によっては成長が難しい |
②在職中に転職活動する | ・収入を確保できる ・焦らずに転職活動ができる |
・仕事と転職の両立が難しい ・転職中だと職場にバレるおそれがある |
③退職後に転職活動する | ・仕事のストレスから解放される ・転職活動に専念できる |
・収入がなく生活が不安定 ・転職が不利になるおそれ ・焦って転職先を妥協することも |
上記3パターンの中で、一番おすすめなのは「②在職中に転職活動を行う」です。
収入が安定した状態で活動するため、生活面や精神面におけるリスクが少ないからです。
もし体調不良が長く続いていたり、ハラスメントを受けたりしているのであれば、早めの対応を考えたいもの。
自分の置かれている状況を見極めた上で、ベストな判断をしてくださいね!
「転職するか、続けるか」を考える具体的な基準については、次で解説していきます。
新卒でも仕事を辞めた方がいいケース・辞めない方がいいケース
今後の方向性を考える一つの基準として、仕事を辞めた方がいいケース・辞めない方がいいケースを紹介します。
これらを参考に、自分にとって最適な選択はどれかをぜひ検討してみてくださいね。
仕事を辞めた方がいいケース5つ
新卒一年目でも仕事を辞めた方がいいケースは、主に5つあります。
- 心身の不調が続いているとき
- いじめやハラスメントがあったとき
- 労働条件が正しく守られていないとき
- 会社の経営状況がひどく悪いとき
- やりたい仕事が明確に決まっているとき
上記の中でも、特に注意したいのは「健康に影響が及んでいるケース」です。
うつ病になったり、眠れなくなったりするなど、心身の不調は回復に時間がかかることがあります。
そのような状態が続く場合は、早めの退職・転職をぜひ検討してみてください。
仕事を辞めない方がいいケース4つ
反対に、以下のようなケースに当てはまる場合は、仕事を辞めずに続けるのがおすすめです。
- 退職後のプランや転職の目的が明確でないとき
- 退職後のお金の余裕がないとき
- まだ仕事内容に慣れていないとき
- 人事異動の見込みがあるとき
新卒での早期離職は、その後の転職活動で不利に働くことが多いです。
だからこそ、転職をするなら明確な目的やビジョンを用意しておくことが大切です。
その場の勢いや感情で判断してしまうと、次の転職先でもまたすぐに辞めたくなってしまうかもしれません。
ブラック企業の言いなりになることはありませんが、会社を辞めるなら自分の考えを改めてまとめてみるのがおすすめです。
自分の考え方次第で、仕事に前向に取り組めるようになることもあります。
辞める・辞めないで迷ったらプロに相談するのがおすすめ
今後についてなかなか考えがまとまらない場合、自分一人で悩むのでなく、転職のプロに相談するのがおすすめです。
オンライン上で相談できる「そうだんドットミー」なら、匿名なので本音の悩みを打ち明けることができます。
相談に対してアドバイザーの方も本音で返してくれるので、「相談して良かった」という声は多いです。
初回30分で3,980円かかりますが、万が一満足できなかったら全額返金されるので安心してくださいね。
コストを抑えたい場合は、転職エージェントで無料相談をする手もあります。
ですが、どうしても転職前提の話になりがちなので、「辞める・辞めない」に関する相談をするのは少し不向きです。
転職エージェントへの相談は、転職に対して前向きになってからぜひしてみてくださいね。
新卒一年目の転職には「転職エージェント」がおすすめな理由
入社一年目で退職し、第二新卒として転職活動をするなら、「転職エージェント」を活用するのがおすすめです。
新卒で早期離職をした場合、企業は「また離職するんじゃないか」と、採用に対して慎重になりやすいです。
ですが転職エージェントのサポートを受ければ、自分の強み・適正を明らかにした上で、それにマッチする転職先を紹介してくれます。
なかには書類選考を設けず、そのまま面接を受けられることもあります。
スピーディに内定をもらえるチャンスが広がるので、ぜひ活用してみてください。
第二新卒に強い転職エージェントの中でも、特におすすめは以下の3社です。
転職エージェント | 登録企業数・公開求人数 | 特徴・強み |
UZUZ(イチオシ!) | 1,500社以上 | ・他社の5〜10倍のカウンセリング時間 ・ブラック企業を徹底的に排除 ・入社後の定着率95% |
ハタラクティブ | 2,300件以上 | ・未経験者OK(人柄重視) ・取引企業は実際に取材した企業のみ ・チャットで気軽に質問や相談可 |
DYM就職 | 2,000社以上 | ・未経験から正社員を目指せる ・書類選考なしで面接に進める ・最短1週間で内定した人も |
気になるものがあれば、ぜひ登録・相談してみてくださいね。
【Q&A】仕事を辞めたい新卒社員によくある悩み・質問5選
ここで、仕事を辞めたい新卒社員によくある悩み・質問を5つご紹介しますね。
- 新卒一年目で「仕事を辞めたい」と思うのは甘え?
- よくいわれる「3年働け」の理由や根拠は?
- 仕事を辞めるタイミングはいつがベスト?
- 上司に退職理由をどう説明すればいい?
- 「仕事を辞めたい」と言えない・言いづらいときは?
では、一つずつ解説していきます!
①新卒一年目で「仕事を辞めたい」と思うのは甘え?
これは転職の理由によります。
たとえば、
・うつや病気など、健康状態に悪い影響がでている
・「スキルアップのため」など、目的を持っている
などのような理由であれば、決して甘えとは言い切れません。
一方で、「同期が辞めたから」「上司がムカつくから」など、理由がはっきりしない場合はそう捉えられるおそれがあります。
短期の転職を繰り返さないためにも、自分がどうして仕事を辞めたいと考えているのか、改めて理由を考えてみてくださいね。
②よくいわれる「3年働け」の理由や根拠は?
実は、はっきりとした根拠はありません。
ただ「3年働け」と言われる理由の一例として、以下の3つがあります。
- 仕事を続けることで身につくスキルがある
- 職場の環境や人間関係が変わる可能性がある
- 仕事に慣れれば、楽しくなるケースもある
実際に「辞めずに続けてよかった!」という体験をした人が、仕事を続ける選択をおすすめするケースが多いです。
まったく根拠がないわけではないので、ひとつの意見として捉えておきましょう。
③仕事を辞めるタイミングはいつがベスト?
しいていうなら、2月か8月がおすすめです。
3月と9月は、企業にとっての年度末・半期末となり、求人数が増えるからです。
ただし状況によって変わるので、時期はあくまで参考として考えてください。
④上司に退職理由をどう説明すればいい?
退職理由は「自己都合」にして、今の会社では解決できない事情があることを伝えるのがおすすめです。
具体的には、以下のような理由なら上司から引き止められにくくなります。
- 違う業界でスキルアップしたいから
- 健康状態の問題で仕事が難しいから
- 家業を継がなければいけないから
一方で、「仕事内容が合わないから」のような理由だと、「新入社員だから我慢しろ!」と言われかねません。
会社に非があるならまだしも、そうでない場合は不満をそのままぶつけるのは控えるようにしましょう。
⑤「仕事を辞めたい」と言えない・言いづらいときは?
「仕事を辞めたい」と直接言いづらい場合は、日常会話の中で上司に少しずつ伝えてみてはどうでしょうか。
伝える内容は、以下のようなイメージです。
- 以前から体調がすぐれない
- 年内に引っ越しの予定がある
- スキルアップのために、勉強していることがある
あとは退職の意思を強く持って、お礼の気持ちとともに打ち明けてみましょう!
もし「どうしても言いづらい・・・」という場合は、退職代行サービスを利用するのも一つの手です。
まとめ:新卒で仕事を辞めたいと思ったら冷静に判断しよう
新卒一年目で仕事を辞める人は、実は少なくありません。
仕事内容とのミスマッチや労働環境などが原因で、退職を考える人は多いです。
とはいえ、勢いに任せて会社を辞めてしまっては、次の転職先でも同じことが起きるおそれがあります。
転職をする目的や今の状況などを改めて考え、どうすべきかを冷静に判断してみてくださいね。
もし転職をするなら、転職エージェントやそうだんドットミーなどに相談して、自分のキャリアをより明確にするのがおすすめです。
また、自分にマッチする仕事や企業を選ぶには、自分の強みなどをしっかり理解しておくことが欠かせません。
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」なら、自分の強みを客観的に本格診断できます。
リクルートのノウハウが詰まったサービスな上に、約30分かけてじっくり診断するため、「精度が高い」と評判です。
登録・利用も無料ですので、次の職場ではイキイキと働けるように、ぜひ試してみてくださいね。
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします