初めまして。暖かいお湯と申します。
- 年齢:24歳
- 性別:男
- 業界:IT業界
- 業種:システムエンジニア
- 経験年数:1年半くらい
今回の記事は
「なんとなく仕事やめたいなぁ…でも、動き出すのめんどくせぇなぁ…誰か導いてくれないかなぁ…」
と思っているIT業界の方に
- 転職活動はそんなにハードルは高くないよ!
- 別に転職することは逃げじゃなくない!?
という事を、自分の体験談から伝えていこうと思います。
お付き合いいただけると幸いです。
また、どうしても仕事に行きたくない方はこちらの記事も読んでみてください
転職を考えるに至った経緯
夢と希望に満ちあふれての入社
私は文系大学を卒業し、新卒のシステムエンジニアとして就職をしました。
ありがたいことに一社のソフトウェアベンダー(ソフトを製造している会社のことです)から採用され、
晴れて社会人生活をスタートさせました!
プログラミング……。HTMLとCSSくらいは少しいじったことあるけど、大丈夫かな……?
やっていけるかな……? という不安もありましたが、楽しみでした。
新人研修? そんなものは無い
ちょっとかじったことがあるとは言えプログラミングは初心者です。
ソフトウェアを作るためにはプログラミングスキルが不可欠。
そのため、新人研修がありました。
研修期間を三ヶ月分用意され、その期間内に一つの簡単なシステムを作成するという課題が出されました。
しかし、肝心のプログラミングの研修については「ホイっ」と教材を渡され、
「あとは頑張ってくれ!」というもの。
ハハーーン、分かったぞ。この会社、CRAZY GONNA CRAZYだな??
いや、どうすんだよ、と。
まさかの展開に、周りの人と協力しながら取り組もうとしたら研修担当が一言。
「相談は禁止。自分一人で取り組むこと」
いやいやいや、新人研修のときくらい同期とちょっと喋りたいじゃない。
相談という名の雑談で仲を深めたいじゃないですか!
しかし、それは禁止されてしまいました。
しょうがない。なんとか自分の力だけで頑張るしかない。。
そして、毎日毎日
「分からん分からん分からん分からん!!」
とぶつぶつ言いながら取り組んだ結果、
人間なんとかなるものでシステム作ることできたんですよね。
そんなにすごいやつじゃないけど、出来ちゃいました。もしかしたら案外良い塩梅の研修だったのかもしれません。
案外やればできるもんだなぁって思いましたね。
現場配属。OJTって「おい」「自分のことは自分で面倒をみ」「てくれ」の略??
研修を終え、ついに現場に配属されることになりました。
「いよいよ自分の仕事が直接お客さんに届くことになるのか……」
と緊張で胸がいっぱいでした。
大抵の現場では、先輩社員が一人付いてくれて、
実際の仕事をやりながら業務を覚えてもらう”OJT(on the job traning)”があると思います。
研修時とは異なり、私にもメンター(先輩社員)が付いてくれることになりました。
一人で取り組んできた研修だったし、現場にも全く馴染みがなかったため、もう気持ち的には素寒貧の私。
だからこそ、「このメンターさんと一緒に頑張ろう!!」と決意をしました。
しかし、このメンターさんマジで忙しすぎました。
私のことは放ったらかし。
おかしいな。噂に聞いていたメンターさんというものは、スタンドみたいに新入社員の側に立ってくれているはずなんだが……。
メンターが忙しすぎて質問する暇がなく、結果自分一人で仕事に取り組むことが多くなります。
しかし、分からん!!無茶だろ!!時間だけが過ぎていきます。
もうさすがに何も分からず、忙しそうにしているメンターに質問をすると、明らかに不機嫌な顔で、
「ハァ?お前なにやってんの??意味分かんないことで時間無駄に使うな」
と。
この時に私がやっていたのは製品のテスト仕様書を作成する仕事をしていまして、作成のやり方をまとめたドキュメントもなければ研修でそんなこと1mmも習ってはいないんですよ。
そんな状況で自分なりに色々調べて頑張って作った仕様書が二秒で紙くずと化すとはね。
「最初に聞けよ」
というのは最もなのですが、本当に聞けないんですよ。
聞いたら聞いたらでめちゃくちゃ不機嫌になるし、意味わかんない単語を早口で述べられて、私がアワアワしてたら、さっと席を立って行ってしまうし。
なんか、もうこの辺で本当に怖くなっちゃって。
「質問したら怒られる」
そんな思考回路になっちゃってたんですよね。
先輩に質問するのが怖い。そしてパワハラ
もちろん、期限に遅れてお客さんに迷惑をかけることが、メンターにとっても会社にとっても一番の迷惑です。
それを防ぐために、「はじめのうちに怒られてもいいから聞いとけ!」となると思うじゃないですか?
ほんっとうに聞けないんですよ。怖すぎて。縮こまっちゃって。
でも、どうしようもない時は、ガタガタ震えながら聞いて、怒られて、間違って、怒られて、よくわからないけど怒られて。
負のスパイラルですよね。
失敗したら怒られる…失敗したらダメだダメだ…と自分にプレッシャーをかけすぎて、また失敗して。
この時期は、新入社員だから当然かもしれないんですけど、本当に仕事ができなくて。
「多分、私が会社辞めたほうが会社のためになるよな」
とか、謎の思考もし始めて。
最初から100%の仕事ができるやつなんてほんの一握りだと思います。
一応、後半の方からは多少仕事もできるようにはなっていったんですけど、このメンターはずっと怖かった。
未だにトラウマです。目の前で自分のマウスをぶん投げたり、キーボードをぶっ叩くのは日常茶飯事です。
メンターが離席して、自席に戻ってきた際には、意味もなく私を軽く肩パンするという。
メンターにとってはコミュニケーションなんですよ。多分それも。
ダウンタウンの浜ちゃんがお尻を蹴ったり、ビンタしてるのと一緒。
おいしくなると分かっている愛のあるコミュニケーション。
ただ、やられている側としては本当に辛いです。
なんか「仕事できてない私のことを怒っているんじゃないか?」って勝手に思っちゃって。
肩パンされるたびに私は
「ちょっと~~やめてくださいよ~~^^」
って言ってたんですけど、心で泣いていました。
別に肩パンの威力は全然なくて、痛くはないんですよ。
しかし、相手が殴ってるのは肩のつもりでも、私は心、ひいては精神をぶん殴られている気持ちでした。これは、きつかった。ますます自責の念が強まる一方でした。
そもそも、本当の私は「CRAZY GONNA CRAZY」「やるっきゃ騎士」とか言うような、元来明るい性質なんですよ。
でも、この時期に限っては会社に行っても、
「おはようございます」
「すいません」
「申し訳ないのですがこの点が分からなくて…」
「お疲れ様でした。お先に失礼します」
このくらいしか喋ってなかった時期ありました。
普通にしんどくなっちゃってて、「辞めてぇ…」とずっと思っていた気がします。
でも、そこはなんとか踏みとどまって、会社で頑張っていました。これが一年目。
スキルが無い自分の将来が不安になり始める~転職を考えるきっかけ~
一応、任せられた仕事はなんとかできるようにはなったものの、任せられた仕事以外はなにも身についていませんでした。
私達エンジニアという職業は一生勉強が必要と言われています。
なぜなら、日進月歩で新しい技術が次々と生まれ、そのトレンドを抑えておかなければ競争に敗れてしまうからです。
なので、勉強する分野は千差万別ですが勉強してスキルを磨くことは必須なんですね。
しかし、私は全くスキルというものがない。
「たかが一年半で何が分かるんだ」という意見は至極まっとうだと思います。
ただ、私が行っていた業務をこれから先も続けたところで、何も身につかないと思ってしまった。
先輩社員を見ていても、自社製品の知識がある人が昇進している状態で
「このままでは自社内でしか通用しない人材になってしまうんじゃないか……」
と焦りを感じました。
今や、どんな大企業でも安泰だなんて言ってられない時代です。
今後、生き残っていくのはどんなところでも通用できる人材。
自分にしかできないという強みを持っていないと、これから先やっていけないと思い始めました。
そのためには何をすればいい?
勉強して、得た知識をアウトプットすれば良い。
そう思って、勉強しようと思ったんですけど、
時間が!!!!
とれない!!!!!!!!!!!!!
そういえばそうでした。
私の会社は朝8時に行って夜11時半に退社するのがデフォでした。
そこから家に着くのは深夜1時で、眠るのは早く支度しても深夜2時かぁ。
周りを見てもそんな人ばっかしだなぁ!!
ハッハッハッハッ!!!
いや、まずいだろ
これは流石にまずい。
いくら給料をもらえるからと言って、この生活は死に近付いているだけだ。
少しでも自分を生に寄せて行かないと、いつか自分は廃人になってしまう。
そう危惧したのが夏のボーナスをもらった直後。
あんだけ働いてこれ・・・・???これをこれから先もずっと????
無理だ!!!!!!!!!!
次の瞬間には転職サイトに登録をしていました。
エンジニアからの転職活動START
自分はまだエンジニアとしてやっていきたいと思っていたので、転職をするにしても同じIT業界を志望していました。
ただ、きちんと技術研修だったり、勉強会が盛んな会社に今度は行きたかった。
自学習が最終的にはものを言うのはわかっていますが、そのきっかけが多くあるところに行きたかったのです。
これは、前の会社の「とにかく自分だけでやれ!」ってやり方が肌に合っていなかったのかもしれないな…と思いました。
私は大手の転職サイトには大体登録しました。
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
- エン転職
- DODA
それに加えてIT転職に特に強いと聞いた転職エージェントである
にも登録しました。
そして最終的に私が転職先を決めたのもこのレバテックキャリアでした。
転職エージェント(レバテックキャリア)が頼りになり過ぎる
転職エージェントがどんなことをやってくれるかというと
- 求人の紹介
- 求人のエントリー(応募)
- キャリアの相談に乗ってくれる
- 面接日時の調整・面接結果の取得など、面接に関わる面倒な手続き諸々
とまぁ、こんな具合で転職に必要な事はほぼ全部やってくれます。
しかも無料なので、ぶっちゃけメリットしかないです。
転職活動ってすげーストレス溜まるんですよ。会社とのやり取りだ、面接日の調節だ~って。
これらの作業を会社の業務と平行して行うのは正直きつい。
ただ、エージェントの協力があると、煩わしいところはエージェントに任せちゃって自分は面接にだけ集中できます。これはありがたい。
求人の紹介→求人のエントリーにしても、企業に推薦してくれるんですよ、エージェントって。
その理由は、一度エージェントと面談すると、職務経歴書の添削や、自分の強み・弱み・アピールポイントなどを一緒に考えてくれます。
それをもとに、エージェントから紹介された求人にエントリーすると、その企業に私のことをアピールしてくれるというわけ。
えっ?なんなの、エージェントって。神?
(エージェントは担当した人が会社に入ってくれたら成果報酬出るみたいですね。なので、Win-Winの関係がもうできてる!!私たちは戦友なんだ!!)
なので、気にいった求人があったなら積極的に応募してみるのが吉!
辛い転職活動も転職エージェントがいればモチベーションが保てる
面接の天才とか、引く手あまたのスキルを持っているとかだったら、どんなところでも転職できると思います。
でも、いかんせん私は何も持っていません。
当然、面接に落ちます。悲しみます。また面接に向かいます。落ちます。打ちひしがれます。また…(永遠ループ)
こういった時に、モチベーションが地まで下がります。
「おいおい、どうして私がこんなに辛い思いをしないといけないんだ?
別に今の会社でも良くないか?うん。良いじゃない。別に今の会社でもお金はもらえてるんだから。 転職の必要あります??」
みたいな気持ちになったとき。
めっちゃ相談に乗ってくれます。
上記しましたが、エージェントは転職を成功させることで報酬が発生します。
なので、基本的なスタンスとしては転職志望者を転職させてあげたほうが、儲かるはずです。
でも、私が会ったエージェントは、「今いる会社でメリットがあると感じるなら転職するのは今じゃなくて良い」と言ってくれました。
今いる会社に残り続けるメリット、発生するかもしれないデメリット、転職することで得られるメリット・デメリット。
これらを一緒に考えてくれ、その判断をするのはあなた自身だと。
こう言ってもらえたので、私はこのエージェントを信頼することにして、自分で考えた結果、転職を選ぶことにしました。
そして、最終的に自分の満足の行く転職先を選ぶことができました。
転職活動はそんなにハードル高くないよ!
なんか転職活動ってめっちゃハードル高いように思われてる気がしてますが、やってみるとそうでもないです。
上記したように、転職エージェントを利用すれば煩わしいところはなくなりますし、今後のキャリアを見直すきっかけにもなります。
面接だって良いところがあれば受ければ良くて、特に興味がなかったら受けなければいいだけです。
なので、定期的に転職活動はやったほうが得だとも思っています。
大きな理由として、自分の市場価値を知ることができる機会ってすごく重要だと思うんですよ。
私は実際に転職活動をしてみて、今のままではダメだ…と思い直すことができました。
けど、それは会社内にいるだけでは知ることができないんです。
特にお客さんと直接関わることが少ないエンジニアの場合は、それを知ることがないまま何年も経過してしまうことがあります。
だからこそガンガンやった方が良いです!
このご時世、会社に帰属意識ばっかり持っていても自分の保証なんてしてくれないんだから!
あくまで、自分の市場価値をしっかりと見直すのが第一の目的です。
「転職活動 = 即会社を辞める」
っていう概念からは一回抜けましょう! 転職は自分の価値が見合ってなかったり、他社と比べて自社の条件や環境が明らかに悪い場合です。
「転職活動 = 自分のキャリアを見直すきっかけ」
くらいの気持ちでいきましょう。
もしかしたら、転職活動を通して他の会社を見比べることによって
「やっぱ今の会社のほうが良いかもな」
という気付きを得れるかもしれませんし
「ダメだ!!転職しないとマズイ!!」
と、新たな道へ踏み出す決意が生まれるかもしれません。
どちらにせよ、休日の一日をかけて転職エージェントと二時間位面談するのは悪くないことだと思います。
「転職したい!」
と思っていないと会っちゃいけないという決まりもないんですから。
転職活動は逃げじゃないよ!
私は、最悪のメンターに当たったのもあって、割とすぐに転職を意識していました。
また、当時は本当に精神的に参ってて、「自分はなにもできないゴミ野郎」と思いこみ、「辞めることが最高の会社への貢献」と思っていたんですね。
う~ん、なんちゅう心境だ。
当時を思い出してみて、少なくとも人事には相談すべきだと思いました。
多分、私の当時の状況を話すと速攻で部署替え、もしくは担当業務を変えてくれたと思うんですよ。
会社を訴えることだって可能だったかもしれない状況だったんだなって。
でも、追い詰められると
「誰に相談したって変わらない…むしろ、相談したことがバレて、余計嫌がらせされちゃう…」
と思ってしまうんですよね…私もそうでしたから、分かります。
けど、誰にも相談しないのは悪手だと思います。
それを続けていると、いつか自分が壊れてしまいます。
そして、転職することを決めたとき。
私はそれを逃げの選択だと思ってほしくないんですよ。
なんか言われるじゃないですか。「あいつは仕事が大変で逃げた」って。
いやいやいやいやいや!!逃げじゃなくない!?!?
- 慣れてきた職場を離れる
- 自分の理想とのギャップがあるかもしれない
- 辞める手間がかかる
- 経済的なリスク
- 精神的ストレス
- etc
二秒考えただけでもこれだけ攻めてますよ!
そういう面倒くさいこと、大変なことを全部倒してきてやっと得られた選択が「逃げ」だなんて! そんなわけない!
端から見たら仕事が嫌で辞めたように見えるかもしれないけど、それの何が悪いのか。
仕事が嫌だったらしょうがないと思うんですよ。
もちろん、仕事の引き継ぎとかはちゃんとやらないと駄目だとは思います。それは社会人としてやらなければいけないマナーです。
あと、誰にも相談しないで三日後辞めますとかも駄目です。この辺は常識的にわかりますよね。
けど、転職することに関しては個人の自由です。
その選択に他人が口を挟む余地はないと思います。
転職をして、もしかしたらもっとヤバイ職場に行ってしまうかもしれない。
けど、その選択をしたのは自分。すべての責任は自分にあります。
だからこそ、自分が納得する選択を!
自分の人生なんだから、自分が決めた道を進んでいきましょう!
まとめ-転職エージェントを使って自分のキャリアについて考え直そう!-
周りが何と言っても気にしない!! なんて、強いことを言えたらどれだけいいか……。
みんながみんな強い人じゃなくて、周りに気を使って「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ~(ポイズ…)」な人も多くいます。
でも、一つの選択肢として「転職」をいつでも選べるように準備しておくのは悪いことじゃないと思います。
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IT業界の方にはレバテックキャリアが一番おすすめです。
辛い時は辛いって言おう!傷をお互い舐めあって明日からまた頑張ろうよ!
以上、暖かいお湯でした。
この記事を書いた人
名前:暖かいお湯
意識高い系と見せかけた意識低い系を地で行ってしまう人。
ブログには、日記やらお笑い論やら読んだ本の感想なんかが中心。
今後は、プログラミングとかの記事を増やしていきたい。
ブログ:暖かいお湯は飲んだ方が良い
管理人:☆←ヒトデの一言
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします