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労働問題の専門家が、法律を無視したブラック企業を叩いて「未払い残業代」と「休暇」を手にした話

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こんにちは。労働問題専門家のベンゾーです。

普段はSNSで他人の相談にのっていますが、今回は自分の実体験を紹介します。

この記事では「労働基準法など法律を無視した会社に、強気で攻めて労働者の権利を勝ち取った話」を書きます。

この記事を読んで貰いたいのは以下の方

  • ブラック企業にいる
  • でも戦う気力とか無い
  • そもそもどうすりゃいいかもわからない

この記事でわかるのは以下のこと

  • 実は結構簡単に会社と戦える方法
  • 何もわからない人が取るべき方法

法律を犯すようなブラック企業には、労働者として権利を行使することができます!

って難しいこと言われてもよくわからないですよね。

そもそも

「ウチの会社ってブラック企業だと思うけど、具体的になんかの法律を犯しているのかな?」

って人も多いはず。

でも大丈夫。ブラック企業だと思われるような会社なら、叩けばホコリが出ます。

ここでは労働問題の専門家として働いている僕が、自分の会社から回収した労働者の権利を紹介します。

「え?こんなのでも叩けるの!?」

ってものがあれば、あなたもぜひ叩いてみましょう。

叩けば叩くほど味の出る、スルメのような会社だと嬉しいですね!

叩いたポイントの紹介

「我が社では毎月第3土曜日は出勤日だから」

求人票でもよく見る「隔週土曜日出勤あり」とか「月1回土曜日出勤あり」という表記。

だいたいの会社の場合、これをやるためにはある制度の導入が必要です。

それは「変形労働制」というもの。

はい。わからんですよね。

でも大丈夫。わからなくても理解できます。

この特殊な制度は、会社が労働基準監督署に毎年申請しないといけない制度です。

だから、労働基準監督署に行けばこれが申請されているかわかります。

もし、正しく制度を使われていない場合、土曜日出勤分の給料を貰える可能性があります。

僕は正しく制度を使えていないことを知っていたので、土曜日出勤分の給料を請求しました。

「退職?させないよ」

退職を会社に申し出た際、それを会社が断ることはできません。

つまり、従業員が退職します。と言えば、会社は「ダメ」とは言えないわけです。

それでもダメだと言ってきたどうするか?

無理矢理でも退職届を出してしまえばOKです。

僕は無理矢理退職しました。

「有給休暇?使わせないよ」

有給休暇を使いたい。と言った場合、それを会社が断ることはできません。

どんなに無理矢理な有給休暇だったとしても、断れません。

会社側が唯一できるのは、有給休暇の日を別に日にずらすこと。

じゃあ会社を退職する前に、退職日までを有給休暇で埋めた場合はどうなると思いますか?

要するに有給休暇の日をずらすことができないくらい、ビッチリと有給休暇で埋めるわけです。

この場合、会社は有給休暇をずらせないので、すべての有給休暇を予定通り取らせなければなりません。

さらにもう1つ教えます。

会社側は最後の手段として、「休日出勤を命じる」ことができます。

この場合、従業員は断る明確な理由が無ければ、出勤しないといけなくなります。

嫌ですよね。退職することが決まって有給休暇でのんびりしているのに、会社に呼び出されたりしたら、

こんなときの対策方法は「旅行に行くこと」です。

物理的に休日出勤することができない事情があれば、休日出勤の命令に応じる必要はございません。

つまり退職前の有給休暇の消化をしたい場合・・・

  1. 退職日までビッチリ有給休暇で埋める
  2. 旅行に行く

という二段構えをしておけば、会社に呼び出されても問題ありません。

まあ普通は②までしなくても良いんですが、中には悪知恵の働く会社もありまして。。。

叩いて得られた結果

未払い残業代

土曜日出勤分の残業代を得ることができました。

土曜日出勤分だけなので、大した金額にはなりませんでしたが、数万円分を回収できて良かったです。

予定通りのタイミングで退職

会社には最短でも半年はかかると言われた退職までの予定ですが、実質即日で退職できました。

引き継ぎなどで無駄な日を過ごすことなく、退職するぞ!って決めた次の日から出勤をせず、そのまま無事退職。

次の職場が決まっていたので、無駄な引き継ぎで時間をつぶすことなく転職できて本当に良かったです。

約半月の休暇

残っていた有給休暇を全部使いました。

たしか半月分くらいだったと思います。

退職を決めた日の翌日から有給休暇を使い、使い切った日=退職日となるように調整。

休み明けの仕事を心配することなく、長期休暇を味わえるのはマジで最高でした。

よくある叩けるポイントの紹介

「残業代が付いてない?我が社は固定残業だからな」

「固定残業」って言葉を聞いたことはありますか?「みなし残業」と呼ぶ方もいます。

この制度を知ってか知らずか、「固定残業=残業代を払わずに無制限に働かせることができる制度」として使っている経営者がいます。

もちろんそんな奴隷みたいな制度はありません。

「我が社は固定残業代だから」と言うだけで細かいルールを教えてくれない経営者は、もしかすると法律違反をしているかもしれません。

「残業代が付いてない?お前は日給制だからな」

給料には大きく分けて「月給」「日給」「時給」という3パターンがあります。

その中でも日給の払い方には注意が必要。

たまにあるのが「日給1万円だから、1日何時間働いても1万円」という勘違い。

日給の人でも、定時を超えて働いた場合は残業代が発生します。

もし、日給制で1日8時間働いても10時間働いても同じ給料しか貰えていないなら、残業代を回収できるチャンスです。

「残業代が少ない?基本給が安いからな」

給料の総額は多いけど、基本給が安いから残業代も安い。

これ間違いなんですが、ネット上ではたまにこの通りに書かれている記事があります。

残業代の計算は一部の手当を除いて、基本給以外も含めて計算します。

例えば主任になったときに「主任手当」で1万円付いたとします。

この場合、基本給だけでなく主任手当1万円も含めて残業代を計算しなければなりません。

もし、残業代を基本給だけでしか計算されていないなら、足りない残業代を回収できるチャンスです。

「残業代が少ない?我が社は7時間勤務だから最初の1時間は付かないよ」

たまに7時間とか7時間半労働の会社が存在します。

これ自体はOKです。

問題はこの会社で定時後まで働いた場合。

一般的に「8時間を超えて働いたら残業になる」っていうのは知られているかと思います。

でも正式には「定時を超えた時点で残業になる」という考えなんです。

だから1日7時間や7時間半労働の会社であれば、定時を超えた時点では8時間を超えていませんが残業になります。

もし、7時間とか7時間半勤務の会社で最初の30分や1時間だけ残業代が付いていなければ、残業代を回収できるチャンスです。

自分の場合はどうなんだろう?って思ったら相談してください

僕自身が会社を叩いたポイントに加えて、よくある叩けるポイントを解説しました。

これらに該当する場合はお近くの「労働基準監督署」に連絡をしてください。

残業代を回収したい!とか会社が辞めさせてくれない!と言えば動いてくれます。僕は過去2回動かしました。

あとは労働基準監督署の言う通りにしておけば、だいたい上手くいきます。

なぜなら、この手のトラブルは従業員側にとって「勝ち戦」だからです。

強気で攻めて、ブラック企業をボコボコにしてやりましょう。

とはいえ、「自分の場合はどうなんだろう?叩けるのかな?」という心配もあるかと思います。

そんな方は僕ベンゾーにご相談ください。

趣味の一環で、SNSを通して労働問題の相談を受け付けています。もちろんお金は一切取りません。趣味なので。

だいたい月に10回以上はご相談をいただいています。3日に1回くらいのペースですね。

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↑の記事に相談をする方法を書いてありますので、お気軽のご相談ください。

解決するまで何度でもご連絡いただいて結構です。

この記事を書いた人

名前:ベンゾー(@zangyoujigoku

社会保険労務士事務所で働くパパブロガー。

過去に友人・知人がブラック企業でうつ病になったときに相談に乗れなかったので、今はブログを通してブラック企業で悩む人を応援しています。

感情論よりも法律論。
口コミよりも実体験。
一般論よりも個別に相談。
そんなブログを運営。

SNSでは「無料でいつでも何でも何度でも相談ができる窓口」を開いています。

自分の場合はどうなんだろう?と思ったら気軽に相談してください。月に10件以上は相談を受けています。

【ブログ】
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