憧れの職業と言われていた美容師の現実は、重労働・安月給だった

こんにちは、つぐり(@tsuguriguri)と申します。

現在の職業はフリーター・兼業クリエイターです。

フリーターになるまでは、美容師アシスタント(下積み)を約3年しておりました。

当時働いていた美容室は随分なブラック体質で、最終的にはうつ病になり、結局はスタイリストになる前に辞めることとなってしまいました。

今回は、そんなわたしの「ブラック企業体験談」をお伝えしたいと思います。

憧れる職業と言われるけれど、重労働・安月給と噂通りの美容師業

美容師はおしゃれで、センスが良くって、個性的で…と、良いものだけを挙げると華やかなイメージを持たれがちです。

しかし!

それはイメージだけであって、中身は体育会系のドが付くブラック業界なんです…。

安月給かつ、休憩時間、残業代なしは当たり前で、勤めていた職場は土日に休めば1万円の罰金。

ちなみに休むと罰金といったものは原則、違法です。

ただし、契約書に書いてあったりする場合は、必ずしも違法とは言えませんのでご注意ください。

人間関係も上下関係がかなり厳しい業界です。

 

  • 先輩より早く出勤しなければならない。
  • 先輩より早く退勤してはならない。
  • 先輩より先に休憩を取ってはならない。
  • 先輩の言うことは絶対。

 

他の業界でも通ずるものがあるかとは思いますが、基本は先輩に絶対服従で、オーナーは神様のような環境で働いていました。

人間関係は上に挙げた通りとなりますが、労働環境もなかなかハードな職場です。

営業時間は一般的な企業と変わりませんが、閉店後にレッスンという名のシャンプーやカットなどの練習が始まります。

先輩の圧力により、帰りたいけど帰れない空気が漂って、遅くまで店に残って練習していました。

だれも遅くまでレッスンなんてしたくないのに

「上の世代はもっとやっていた!私達も辛かった!」

と先輩も悪い風習を引き継ぎ、自らブラック体質を作り上げているような職場でした。

美容師はアシスタントと言われる下積み時代から、スタイリスト(一人前)になるまでに数年はかかります。

レッスンをしないと自分の成長は見込めませんが、毎晩長時間に及ぶ練習時間だったので身体を壊す同僚もたくさん見てきました。

そして後に、わたしもその同僚の仲間入りを果たすこととなります…。

美容師としての初任給は12万円の安月給(時給換算で340円!)

美容師免許を持っているか持っていないかで、初任給は変わるところが多いです。

わたしは就職時に免許を持っていなかったため、初任給は基本給10万円、家賃手当2万円の計12万円でした。

(そういや、免許を持っていると初任給15万円と言われていましたが、免許持っているはずの後輩も12万円で働かされていましたね…。)

営業時間にレッスンの時間を含めると……ではありますが

 

1日あたり14~15時間の労働+25日の労働日数で給与を時給換算するとたったの340円

 

ここから、生活費はもちろん、レッスンに使う教材費や専門学校の学費を捻出していました。

もちろん、貯金はほぼゼロです。

この薄給ゆえに、貯金もできずに辞められなくて、身体を壊すまで働き続けてしまう環境を作っていたのだろう…と今なら思います。

このあたりはブラック企業あるあるですね。

美容師は休日出勤なんて当たり前!2ヶ月休み無しだったことも..

休日は毎週月曜日と、第三火曜日でした。

しかし、その休日も丸一日休めるとは限りません。

年に2回ほど美容師の技術コンテストがあるのですが、エントリー費用は出してくれないくせに店から半強制的に応募させられていました。

エントリー費用は数千円~1万円程度なんですが、安月給の身ではすごく高く感じました……。

応募まではいいとしても、コンテストのための練習も休日にやれと強制させられます。

そこにプラス、先輩の作品作り(モデル撮影)も加わってくるともう、最悪です。

モデルのスカウトから撮影まで、何時間も拘束されます。

 

普通の会社員であれば、休日出勤は手当が付くと思いますが、美容師は基本ゼロです。

 

給与は「営業時間」の分しか払われず、写真撮影などの個々の活動に関しては仕事ではありますが、時間外に行なっているものとして支払いの対象にはなりませんでした。

退職する直前の数ヶ月はまったく休みのない日々を送り、身体と共に心も疲弊していきました。

パワハラによるうつ病と、その後のモラハラで退職へ…

美容師を始めて2年半が経ったある日、一ヶ月で7kgも体重が落ちていたことに気付きます。

当時は

「おぉー、痩せた!」

なんて喜んでいたのですが、それも束の間。

不眠と食欲不振、記憶力の低下、めまいに微熱などの体調不良に悩まされることになります。

体調不良の少し前

「生活も厳しいのにエントリー費用なんて出せない」

ということを理由に、直近の技術コンテストの参加を断ったのがきっかけで、パワハラが始まります。

パワハラの中には、過去に起こったミスを延々と指摘したり、仕事の評価を下げて自信を喪失させたりというものもありました。

オーナーによるパワハラの積み重ねと、仕事中の出来事が原因で、涙が止まらなくなり「もうダメだ」と思ったわたしは、すぐに心療内科の診察を受けることに…。

結果はうつ病で、診断書も出してもらい、職場に提出しました。

そこから、オーナーとスタッフのモラハラによって退職へと追い込まれることとなります。

 

  • 仕事を与えない
  • あいつに関わるなと職場内で孤立させる
  • 私生活への干渉が増加(もともとオーナーと親戚ではあったので多少の干渉はあった)

 

我慢できたのは一ヶ月が限界で、途中から休みがちになり、仕事が辛すぎて部屋から這って出ていくような毎日を送っていました。

それを見かねた恋人と友人のすすめで、退職願を提出することに決めました。

実際に勤めて気付いた、就職先として見る美容室の選び方

この記事に書いた部分はブラックな面が多いですが、退職から4年経った現在、恐らく美容業界もこんなブラック企業ばかりではなくなっていると思います。

ただし、わたしが勤めていたような個人経営の美容室は、未だこのような体制のところが多いのも事実です。

もし、今から美容師に戻るのであれば、大手美容室または企業を希望すると思います。

規模が大きい美容室になってくると給与体系もはっきりし、福利厚生がある場合が多いからです。

個人経営にもそれなりの良さはあるのですが、大概がブラックなのであまりおすすめはできません。

もしも、個人経営でホワイトであれば本当に運が良いと思います。

星の数程ある美容室で、美容師としての就職先に悩んでいる方は、お客さんとして実際にお店を体験してみることをおすすめします。

その場の雰囲気や、スタッフの様子を観察してみるのもいいのではないでしょうか。

スタッフが暗い顔をしていたり、覇気がなさそうな店は選択肢から外しましょう。

まとめ:志半ばで辞めたけど、決して悪いことばかりではなかった

結局、美容専門学校にも通っていましたが、最後は美容師免許も取らずにアシスタント止まりの美容師でした。

それでも、辞めたことも含めていい経験になったかなと感じています。

良い部分も悪い部分も全部、高卒で何も知らないわたしにとっては社会勉強になりました。

一番の収穫は、接客のスキルとコミュニケーション能力、次点で美容知識かなと思います。

自分の仕事観の土台を作ったのも、動き方や考えなどを仕事に多く活かせているのもこの頃の経験です。

美容師の離職率は高いと言われていますが、その多くが「思っていたのと違う」という理由によるものです。

この記事を読んでいただき、少しでも悩める美容師が減ったらいいなと思います。

この記事を書いた人

名前:つぐり

フリーター生活を楽しみつつ、クリエイティブなことも仕事にしたい人。
ライター、イラストレーター、webデザイナーのパラレルクリエイターを目指しています。

ブログ:tsugurism
twitter:@tsuguriguri

 

管理人:☆←ヒトデの一言

☆←ヒトデ
業界全体が変化していく必要があるのに気付いてない会社が多すぎる!! 素敵な仕事なんだから真っ当な対価が支払われて欲しい

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