はじめまして。ひつじ田メイ子と申します。
私は広告代理店で企画営業として入社し、社畜の道をひたすら駆け抜けて2年目にして
ぶっ倒れました。
現在は休職した後、職場へ戻り、ゆるゆると仕事をスタートいたしました。
ぶっ倒れた身として、最初にとりあえずアドバイスすると、
ヤバいと想ったらさっさと逃げよう。
ストレスは万病の元です。
病気になると医療費がマジで高いです。会社は治療費払ってくれないよ!!
今回は、入社した直後にマジでふざけんなと思った話。
残業を助長している闇の社畜合法カード、「裁量労働制」について話します。
所詮、この世は弱肉強食
会社という組織は、いかに利益を出すか、いかに組織の中で地位を上げていくかによって、会社での居心地が変わってきます。
努力した人には、当然そのまま見返りがかえってくる
なんて思ってる人は、利用されまくった後に食われます。
ぼんやり生きてると、面倒な人に足元すくわれたり、やりたくない仕事がばんばん回ってきます。
- 自分のやりたいこと。
- どう生きたいのか。
を常に持っていないと、会社の大きな力に押し流されてやりたくないことばっかりやらされて疲れ果てます。
私の会社の愚痴。主に裁量労働制について
私の会社はやたら「友情・努力・勝利」を推奨してくる場所です。
ジャンプの三大原則を会社に適用しても、どうにもなりません。
上司「物事を分析して考えろ」
って常々言ってるくせに、具体案は示さずに毎回
上司「やるしかない!頑張っていきましょう!」
で締めくくる会議に、何か意味はあるのかな??
身を粉にしても利益が上がらないということは、クライアントを変えるなり、業務効率の改善を図る必要があると思うのですが、弊社は相変わらず「友情・努力・勝利」がお好みのようです。
入社当時、新人教育的なこともほとんど無く、放置プレイを何度も食らいました。
それに加えて
残業なんて当たり前。 定時上がりって何それ? 都市伝説? 状態の職場です。
新卒で入った会社だったので、これが社会の普通だと思ったのですが、周囲の様子を聞いていると
(あ、うちの会社やばい奴だわ……)
って気づきました。
しかも少し中堅クラスになるとほぼ毎日終電みたいなこともあるみたいです。中堅なりたくねぇ……。
そして、何より私にとって一番嫌なこと。
残業代が出ない。そして、それが合法であるということ。
もぅマヂ無理・・・・・・。
トラップカード発動!闇の社畜合法カード!!(裁量労働制)
広告代理店ってどんなイメージですか?
私は入社するまでは
「給料めっちゃ高そう!」
「華やかでなんかカッコいい!」
そんなことを想像している、ゆるふわ甘々女子大生でした。
そんな純粋な白な気持ちで入社した私をぶん殴るがごとく迎えてくれたのは、「裁量労働制」でした。
なにそれ?というピンとこない方に向けて、簡単にまとめます。
- 出退勤の制限がなくなる
- 実労働時間に応じた残業代は発生しない
- 誰でも適用できる制度ではなく、法律が定めた業種に限る
要するに
残業代0でも法律的には問題ないぜってことなんだよ!
社畜合法化カード……強すぎ!!!
法律では適用にあたって規則は決まっているんだけど、複雑すぎて、残業代を支給しないための隠れ蓑にしている会社が絶対いっぱいある!!
募集要項に記載されていなかった「裁量労働制」の罠
入社式の後に、入社ガイダンスがあったんです。
雇用契約書を渡されて、給与のこととか改めて色々説明されたんですよ。募集要項とほぼ同じだったので、フンフンと眺めていくと、不穏な文字が。
労働時間のところに書いてあったのが
「9:00~17:00(裁量労働制)」
という記載。
なんだこれ。募集要項には一言もそんなこと書いてなかったぞ???
私は就活の時に、受ける会社の募集要項に書かれている言葉は毎回くまなく見て色々調べていたので、「裁量労働制」についてザックリは知っていました。
(この会社に入社したのは、そういう曖昧なグレーな制度が書いてなかったからというのもあったのに)
しかも、上でもお話した通り、裁量労働制は「出退勤の制限がなくなる」はずなのに、
「9:00~17:00(裁量労働制)」
の文字。
普通に矛盾してませんか????
一緒に入社した同期も、雇用契約書を見て、困惑して悲しい顔をしている。
私は勇気を振り絞って、人事に質問しました。
私「あの。裁量労働制って、自由に出勤退して良い制度だと思うんですが、なんで時間が記載されているんですか?」
人事「みなし時間というものがあるので、時間を記載しているんですよ」
みなし時間という制度があるのは知っている。
みなし時間とは、例えば会社の決めたみなし時間が1日8時間だとすると、1日3時間働こうが、12時間働こうが、関係なく「8時間働いた」と処理される制度のことです。
しかし、みなし時間が取り入れられていたとしても、出勤退においては定められないはずです。
でも、私は法学部でも何でもなく、ネットでの知識程度しかないので、それ以上は反論できませんでした。
裁量労働制は、36協定など様々な法律と絡み合い、素人からすると何が正しくて、何が間違っているのか理解が難しいのです……。
でも、さすがにモヤモヤしていたので、後からネットで調べてみるとこういう記述が出てきました。
実際には出退勤時間が決められているにもかかわらず、「残業するのは個人の裁量だ」というように、会社から都合のいい解釈をされていることがあります。
やっぱりおかしいじゃないか! ふざけるな!!
仮に法律に違反せずに運用をしていたとしても、募集要項に記載しないなんて騙し打ちじゃないですか??
入社式直後に、密室で雇用契約書を提示された段階で
「こんなことは聞いていない(怒)」
と反論できる新入社員がなかなかいないって分かってるから、こんなグレーなやり方をしているんじゃないのか?
こんなんでいいのか? 何かがおかしくないか??
そんな腹が立つ思いはあったものの、反論することもできず、私は社畜の沼へ足をどんどんと踏み入れて行ってしまったのでした……。
考えられる違反している裁量労働制に対する打開策
残念ながら、私と同じような状況に追い込まれてしまい
「残業代0は嫌!どうしたらいいの!?」
という方に与えられる情報は、このくらいしかありません。
- 速やかに転職する
- いまは我慢して、証拠を集め、いつか辞めた時に残業代を取り返す。
2を実行するには、明確な証拠を毎日溜め続けなければいけません。
タイムカードや日報、残業指示書など形に残るものが必要です。
会社のメールアドレスから自分のプライベートアドレスへ退勤報告の送信も証拠になるそうですが、会社用のメールアドレスから送るというのは、ふとしたタイミングでバレかねないので結構危険だと私は思います。
私は入社直後、あまりにも腹が立ちすぎて②を実践していましたが、残業が続くとその証拠集めすら大変で、心が折れて諦めてしまいました。
過去二年分の残業代は、証拠さえ揃えば取り戻すことができると聞いたことがあるので
「自分当てはまるかも!」
という人は、専門家の方に相談しに行きましょう。
職場に未練が無い人は、①を選択した方が、今後の人生のためにも、心身の健康のためにも絶対良いと思います。
もちろん転職をする場合は、同じ失敗をしないように、雇用条件をくまなく調べましょう。
転職エージェントを使うと、突っ込んだこと聞いてもわりと教えてくれるので、ぜひ活用しましょう。
私は転職した経験は無いですが、転職を検討したことはあるので、実際何度かエージェントに足を運びましたが、かなり親切にしてくれるので
「もう仕事マジ無理……。明日にでも辞めたい……」
って人は、とりあえず早まらずにエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
おすすめの転職サイトやエージェントをまとめた記事もここにはあります。
もちろんすぐに転職をしようと思っていなくても、今後の参考になる情報がたくさんあるので「今」から抜け出したい人は是非参考にしてほしい。
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なぜ、私は同じ会社に居続けるのか
理由は3つあります。
- 1つ目は、職場の方の人柄は好き。
- 2つ目は、好きな仕事だから。
- 3つ目は、これ以上条件の良いところに転職できる気がしないから。
会社の仕組みや体質は、本当にひどいので変わってほしいのですが、これらの理由から、私はいまだに会社に残り続けています。
私にとって、最低限生活していくお金は必要です。また転職しようと思っても、人間関係は募集要項に記載されていないため、運ゲーでしかなく怖いのです。
「会社が酷いから、フリーになってやる!」
と今すぐ宣言して辞められるほど、まだスキルが付いていないと自覚しているので、現状に甘んじつつブログを運営している次第です。
まとめ:裁量労働制はどう考えても利用されてる
この記事のまとめです。
- 裁量労働制を隠す企業もあるから気を付けよう。
- うっかり入ってしまったら、残業地獄に落ちる前に作戦を練ろう。
- 証拠を残せるなら残しておこう。
そんな感じです!!体も心も大事にしよう!!
以上。裁量労働制には気をつけよう! という話でした。
もしも今の会社に不満・不安があるのなら、初めの一歩は今のうちに
「いつか」会社を辞めたいなと思っているのであれば、こちらの記事も参考になると思うので読んでみてください
「いつか」では無く「今すぐ」「5分だけ」時間を使うだけで今後の人生が本当に変わります
著者紹介
著者:ひつじ田メイ子
『理想の私が死んでいく』の中の人。ひつじ田メイ子です。
広告の話、ご飯の話、書評、何でもありの雑記ブログです。最近の趣味は動画制作。真面目な話も、変な話も大好き。
読者の方と交流したいので、気軽にコメントやリプを飛ばしてくれると喜びます。詳しい自己紹介はこちらにあるので良かったらみてくださいね(*’ω’*)
ブログ:理想の私が死んでいく
管理人:☆←ヒトデの一言
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします