どうも、ライターの中馬(@chuuuuuman)です。
突然ですが、会社の飲み会でチークダンスを踊ったことはありますか?
私が勤めていたアパレルメーカーでは毎回の飲み会のたびにチークダンスタイムがありました。
華やかなイメージを抱かれることが多く、職場にも美男美女がいっぱいのファッション業界。私も夢と希望を抱いて新卒入社しました。
まっさか、チークダンスを踊ることになるとは驚きですねっ★
それは突然やってくる
私の初チークダンスは新入生歓迎会でした。
私がいた職場ではだいたい5月ごろにその年の新入生を歓迎するために飲み会が開かれていました。
普段は出張で東京にいないメンバーも集まり、新入生を迎え入れるのです。
とあるボロボロホテルの一室を貸切ってやるもので、料理もそこそこ、それなりに思い描いたアパレル業界でした。
私たち新入生は年の近い先輩たちと固まった席に。
社長はちょっと離れた席にいて、まわりには勤続10年以上の女性社員の方々が囲んでいました。いわゆるデキ女のお姉様たちです。
社長の周りのお姉様が消える
初対面の先輩方に囲まれ、慣れないお酌をし、勧められるものを食べて……。
初めての「社会人としての飲み会」はあっという間に過ぎていきました。
だがしかし、何かがおかしい。
というのも、明らかに社長の周りを固めていた古株のお姉様たちが減っているのです。
男性が男性と踊るチークダンス(地獄絵図)
「レッツ、チークダァンス~!」
社長がとつぜんマイクをもって叫びました。かかる音楽、おちる照明。立ち上がる男性社員。
そう、社長は無類のチークダンス好き。飲み会では必ずチークダンスを踊らせるセクハラパリピ野郎だったのです。
あれよあれよという間に社長は逃げ遅れた私の同期をつかまえ、マイクで掛け声をいれながら踊り始めてしまいました。
次いで叫ばれる
「男は組んで踊れぇえ!」
の一言に、動き出す男性社員。
そんなのセクハラだし誰もしないっしょ……という普通の感覚が通用しないのが中小企業の怖いところ。
なんと、男性社員たちは手に手をとり踊り始めたのです。
といっても、愛妻家や彼女のいる先輩たちがほとんど。そんな浮気まがいの行為を自らするわけもないので、私の目の前には男性が男性と踊るチークダンスが繰り広げられていました。
「女と踊れよwww」
という社長のツッコミには笑って流す男性社員たち。
こんな苦しい笑顔があふれる場面を、私は初めて目にしました。社長はとんだ鬼畜セクハラ野郎だったのです。
お姉様たちはいずこへ?
消えたお姉様たちはこのチークダンスタイムを察して、各々の防御策をとられていたのです。
具体的には3つのパターンがあります。
1.安全性の高い取締役員の近くに留まる
席は限られているものの、安全性の高い取締役員の近くに留まるのが最も平和的な方法です。
そういう安全性の高い上司を見分けるにはポイントがあります。
- 娘さんがいること(息子はダメ)
- 愛妻家であること(子煩悩は違う)
- お酒が飲めない
上司のお子さん情報を知らないなら、監査役や人事部長をねらいましょう。
この辺はハローワークや弁護士さんと繋がりがあるので
(セクハラはヤバイ……!)
と頭のどこかで思っています。
こういった上司のお子さん、お孫さん、ペットなどの写真を見せていただき
「きゃ~やば~~い可愛い~~!」
を連呼しましょう
社長であろうとも、まさかそんなキャピキャピ系女子を背徳的なチークダンスに誘えません。
2.部屋の隅で深刻な雰囲気を醸しだす
もし、仲良くしてくださる先輩の中に、権力を兼ねそなえた姉御がいる場合。
姉御にめちゃくちゃ深刻そうに相談をもちかけましょう。必要とあらば泣きましょう。
注意点としてはチークダンスが始まってからじゃ遅いです。
お、そろそろだな?と思ったら
「姉さん、すみません。私ずっと悩んでることがあって、こういう時じゃないと言いだせなくて……」
とゴングを鳴らしましょう。
話題はチークダンスがまじで嫌だという本音が理想。
すると、次回以降は何も言わずとも先輩と一緒にボイコットが可能です。先輩も私も幸せですね。
3.お花を摘みにいく
1番ハードルが低いのはお花を摘みにいくこと。つまり、お手洗いに行くことです。
実際、中堅のお姉様たちは皆さんお花を摘みにいかれていて、お手洗いはごった返しておりました。
ぜひ、iPhoneやメイクポーチなどの暇つぶしアイテムを持参しましょう。バレない程度にね。
ただ、入社試験などで社長に気に入られちゃってる場合は注意です。社長はあなたの戻りを律儀に待っているかもしれません。
セクハラ回避方法は先人に学べ
このチークダンス事件から学んだのは、セクハラ回避方法は先人に学ぶのが1番だということ。
そこに各々の個性を活かした対応を加えれば、律儀にセクハラチークダンスを踊る必要はありません。
信頼関係のない男性同士のチークダンスは萌えませんし、いつの日か撲滅することを祈っています。
追伸、あんなに嫌そうにしつつも同性同士で踊ってくれていた男性社員の方々、理解あるお姉様たち、安全性の高い取締役員のみなさんには感謝のかぎりです(先に辞めてごめんなさいやっぱり無理でした)
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この記事を書いた人
名前:中馬さりの(ちゅうまんさりの)
説明:アパレルメーカー退職後、高校生の時から続けていたライター業で独立。
ブログ トナリの中馬
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管理人:☆←ヒトデのコメント
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
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