おっす!オラはうつ病3回やっちまったデラさんって言うんだ!よろしくな!
2回目の新卒就活でパチンコ店に入社することになりました。理由は「給料がいい」という理由だけ。
月給の高さで安易に選んだ就職先。
結果は半年経たずに退職。そんなリアルな新卒パチ屋の愚痴をこのブログで叫ばせてください。
また、どうしても仕事に行きたくない方はこちらの記事も読んでみてください
1.パチンコ屋、覚えることがありすぎワロタ
パチ屋に入社すると覚えることが山のようにあります。
ここをクリアしてやっとバイト並と言ったところです。
そして絶望へのロードが始まります。
①パチンコ&スロットの仕組み
そもそもどういう仕組みなの?
というところから始まります。お客さんがウキウキして1万円札を挿入して何をしているのか?という勉強ですね。
大当たりとか確変。ST。やったことのない人にとっては意味不明な専門知識を覚えていきます。
パチンコを覚えたらスロットも。
これらを覚えておかないと突然出くわすトラブルに最善の処置ができなくなってしまうので、覚えておいた方が無難。
最近は台によって特殊ルールがありすぎて、新台が出るたびに興味のないパンフを読んで勉強する必要もあります。パチ屋と言えど勉強は大事です。
②店の機械の仕組み
パチンコ玉がどうやって循環しているのか?その仕組みを勉強する必要があります。
内側(台側)と外側(設置機械側)の2パターンあり、まるで「工場に就職してしまったのかな?笑」と勘違いするくらい複雑な説明をされます。
後にこの機械のメンテナンスやパーツの交換などの業務を任されることになるので、仕組みは最低限理解して新人達に教えてあげる立場にならなければなりません。
パチ屋の店員さんが自分でやるんだなと絶望した瞬間でもありました。
玉は些細なことでよく詰まったりします。
お客さんに呼ばれることも多いので知識として避けては通れないポイントです。こんなに頭を使うと思わなかったので要注意です。
③接客ルール
ドル箱をどういう向きで並べていくのかというルールも多い。
角の台はこう置く。
通常時はこう置く。
というスタンダードなやり方を教わります。小学生で習った「九九」を覚えるようなイメージです。
状況に応じた置き方、並べ方を覚えます。ですが。残念なことに。「9×11」といった応用問題が出されるケースが珍しくありません。
出玉の量が半端ない時などマニュアル通りに従えない場面が多くあります。
ルールを覚えてからの実践で応用するまでが覚えるべきことです。
人によってバラバラなこともあるので、完璧主義な人だとストレスになるでしょう。キレイにした部屋を散らかされた感覚になります。
④台&物の配置
新しい台と古い台を入れ替える作業自体が大変なのは明白。
入社したての時はそれよりも「どこに○○台がある」といった配置を覚えるのが苦痛です。
パチンコ業界はこれから大型化が進むと思われますので、負担はさらに増えていきます。営業中だけならいいですが、閉店作業に使う小道具なども何がどこにあるのかも後に覚えて管理しないといけません。
半年近く勤めていても覚えられないくらいでした。整えても勝手に散らかされますし。めげないことですね。
⑤スタッフ全員の名前
ホールには常に10名以上のスタッフがいました。
全員と連携してホールを運営しなければいけません。
以前にいた店舗では合計40名近いバイト&社員&上司がいました。それらをメモなしで円滑に交流できるようになるまでが大変です。
これらが全部できるようになった上で、やっと戦力として扱われるようになります。
全くの無知で入社すると覚えることが多くて大変です。
パチ屋の正社員は基本的に人が集まりませんので、よほど悪くなければ内定します。
ですが最初に乗り越えないといけないハードルが鬼高いので気をつけましょう。
ですが、ここは序の口ですね。むしろ入社して覚えることがたくさんあって楽しいと錯覚している自分もいました。
慣れてきて当たり前になってからが地獄の始まりです。
2.パチンコ屋独特の難しい人間関係
1番はここです。
このお仕事は1人で完結することはほとんどありません。
たくさんの人によって成り立っている仕事。いわばチームプレイになります。大型店だとホールに10名以上のスタッフがいることが普通です。
全員と連携をとってホールを運営していかないといけません。そこで起こるトラブルはこちらです。
社内恋愛問題
社員になって言われたことはこちらです。
「社内恋愛はダメだぞ」
と
「でも仲良くなれよ」
という際どいラインを会社側は要求してきます。片方を意識すれば片方がおろそかになってしまうんですね。
社内恋愛がダメな理由は2つありまして。
- 周りの人が気を使う
- 別れて片方が辞めるのが怖い
ホール内でたくさんトラブルが起こっているのに、さらにスタッフ内で揉め事を起こしたくないための処置になっています。
とは言ってもホール内に2組くらいはカップルはいます。
または過去に付き合っていたという状況もあります。入社してすぐに地雷を察知して踏まないように働くこともしんどかったです。
やばい人いる問題
高時給なのに人が集まらないという環境ということもあり、中にはやばい人が混じっていることも少なくありません。
小学生のイジメみたいな事件が起きますし、当日に来ないということも普通です。
厳しく言ってしまうと辞める→人手不足になってしまう。という事で店長は見て見ぬ振りで、めんどくさいことは僕たちの仕事です。
頼むぜ上の人達よ。
役職扱い問題
もちろん感動するくらい良い人もいますが、それよりも圧倒的にクセが強い人が多いです。
1人で完結する仕事はほぼないので、相談や指示を仰ぐ場面が多々あります。
全員がご機嫌なら構わないのですが、機嫌が悪かったり、悪いことはしていないのに謎に怒られることやディスられることも珍しくありません。
○○という出来事が起こった時に、どのタイミングでどの人にどう報告するのか?
これを間違えるとゲームオーバー。
仕事できる人の見下し問題
作業効率とスピード感のある要領がいい人は仕事ができるので、どんどん才能を発揮していきます。
ですが、全ての人がそういう人ではないため。
どうしても差が出てきてしまいます。個人差があって当然なので仕方がないことなのですが、できる人は大抵見下してきます。
一緒に頑張ろうぜ!というよりは「ザコ早くしろよ」と言った感覚でしょうか。
ここから這い上がらないといけないのですが、そこまでこの仕事に執着しているわけではない自分は辞めることを助長。
他にも些細な問題が大集合
お客さんから出ねぇとか、この店はクソだの。台に嫌がらせをされることは普通にあります。
ホールに味方がいない戦場をどうやって生き延びて抜け出すのか? という店舗脱出ゲームが出勤するたびに発動するので心臓によくありません。
3.パチンコ屋の仕事はどうしても体を害する環境
時給が高いですが、人間関係、覚えることがたくさんに加えて健康にも害を与えます。大きく分けてこの3つ。
- 肺
- 腰
- 耳
これに加えて僕はメンタルもやられてしまい、うつ病再発。
結果、新卒で半年だけしかパチ屋には入られませんでした。
もっと長い期間働いている人の体にはダメージがどんどん蓄積されているでしょう。
タバコの煙が空気
パチンコ屋はお客さんの90%くらいはタバコを吸っています。
従業員もタバコを吸っている人が多いです。
つまり労働時間はほぼタバコの匂いを吸っていることになります。
喫煙者の方は問題ないかと思いますが、煙を肺に入れることができない金魚の自分にとっては苦痛でした。
慣れるんですけどね、帰宅してから自分の匂いに絶望します。
腰を消耗する
パチ屋といえば、ドル箱に大量にある玉が並んでいる光景ではないでしょうか?
その出玉がスタッフが計数機に手作業で入れていきます。
これがとてつもなく辛いです。
ドル箱に玉がいっぱい詰まった状態は約1800玉ほど。(牙狼の当たり1回分)これがなんと「10キロ!」これを1日に何回も持ち上げて流してを繰り返します。
体全体を使えばそれほど痛みはないんですが、疲れている時にミスってしまうと腰に激痛が走ります。バイバイ腰。
耳もやばい
店舗内は大音量。
さらに聞き取るためにインカムも大音量。
耳もどんどん消耗していきます。インカムはホール運営に欠かせないアイテムですので、連絡が聞こえないのは絶望を意味します。
そしてよく聞かれる「遠隔問題」ですが、決してこの台外れろとかを言ってはいません。
そんな時間はないし、台の当たり外れに興味がありません。
パチ屋に努める前と後で大きく聴力が低下したか?と言われるとそんなに変わりませんが、早期退職したからこその特権だと思っています。
長期間働いていると変化は出てくるでしょう。必ずね。
それでもパチ屋で働くなら
オススメはしませんが、経験が不問なのに給料が高いことは魅力的です。
もし僕がまた働くのであれば「全員と嫌でも交流をする」ことを意識してやります。
プライベートとか悠長なことは言わない方がいいですね。全員と3回くらいご飯に行く気持ちが理想です。社内恋愛バリバリしてしまうくらいがいいです。
ホールで彼氏彼女を作りましょう。それくらいの意気込みで就職しましょう。
生活の全てをホールにいる人と関わる勢い。
それくらい生活の中心をパチ屋関連の人にして、自分の考え意見をつ歌えていける関係値を構築しているとスムーズに働くことができるでしょう。
嫌になることはたくさんあるとは思いますが、人間関係さえしっかり構築できればこの仕事は良い方です。
半年間で貯金を50万くらい作ることができましたので、まとまったお金が欲しい方もオススメです。
まとめ:パチンコ屋が高給なのには理由がある
ホールに出て接客するまでのハードルが高いことに加えて、慣れてきたら人間関係という壁を乗り越える。
そして自分の体を少しずつ害する方向に進んでしまうお仕事。
ですが、新卒で月収25万前後の求人もあります。手取りで18万円で社宅と社食がついていたので当時は10万くらいは毎月貯金することができました。
これからこの仕事を始める際は、
- 覚えることがたくさん
- 複雑な人間関係
- 健康を害する環境
これらを飲み込んで、みんなと仲良くして職場を楽しくして過ごすんだという覚悟を持つことができれば、きっと素敵な毎日を過ごすことができるでしょう。
せっかく新卒で就職するという道を選ぶわけですから、楽しい日々を過ごしてください。
決してぼくみたいに人間関係でミスって、うつ病にならないことを祈っています。
この記事を書いた人
名前:デラさん(@deralog)
年齢:25歳
職業:フリーター
月収:13万(週2労働)
夢 :最強のヒモになること
特技:うつ病を再発させること
ブログ:うつ病でも楽しく生きる
管理人:☆←ヒトデの一言
バジリスクタイム!!!!って言いながら給料ブン取りたい
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします