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ここが変だよ、ニュージーランド!?日本の働き方とこんなに違う!

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こんにちは。ニュージーランド在住のnana(@nanapekota)です。

日本で働いていて当たり前だと思っていることも、国が変われば非常識になり得ます。

日本社会を見てきたあなたにとって「それはないんじゃない!?」というようなことも、外国ではよく見られる光景だったりするんですよね。

同じニュージーランドでも、日系企業の働き方だと日本にいるのと似たような環境になることもあります。

今回は、驚くべきニュージーランドの働き方やニュージーランドにおける日系企業の働く環境をシェアします。

慣れるまでは驚きの連発!ニュージーランドの働き方

では初めに、ニュージーランドで現地の方がどんな働き方をしているのか見てみましょう。

驚くことはもちろん、日本でも取り入れてほしいことがあるかもしれません。

やりたくないことは、後回し!


ニュージーランド人は、とにかく自分のやりたくないことはやらない人が多いです。

何故かと言うと、ニュージーランドの教育がそのようなものだからなんです。

ニュージーランドでは、小さな頃から子どもを伸び伸びと育てようという方針で、「好きなことを伸ばす」「嫌なことは無理やりやらせない」という考え方を大切にします。

そのため、自分の好きなことはどんどん作業をするのですが、ちょっとつまずいたり嫌なことがあったりすると手が止まります。

自分で解決しようとせず、誰かがやってくれるからと放って置くことも・・・。

ニュージーランドの教育方針は良いとされていますが、その方針にしっかり沿って育つと、こんな状況が起きることもあるのです。

木曜日から週末気分!?

あなたは、週末というと何曜日を思い浮かべるでしょうか?

金曜日、それとも土曜日?もしかしたら、週末なんてないよという方もいるかもしれません。

ニュージーランドにいると、多くの人々は木曜日から週末気分です。

金曜日のお仕事はほとんど投げやりだったり、金曜日の午前中や早めの午後の時間にオフィスが閉まることも珍しくありません。

金曜日はお休みを取って、土日とくっつけて三連休にする人も多いですね。

オンオフの差が激しい割に、オフに入る前からオフモードの彼らはいつも木曜日からウキウキしています

ランチのドリンクは◯◯◯を注文!?

ランチのドリンクと言えば、何を頼みますか?

お弁当にはやっぱりお茶? それとも、眠気覚ましのため食後にコーヒー?

ところがニュージーランド、真っ昼間からなんとビールを飲むことも!

毎日ではないのかもしれませんが、午後からお仕事があるにも関わらずお酒を飲むなんて信じられないですよね。

わたしがレストランでランチタイムのアルバイトをしていたとき、スーツをびしっと着こなしたいかにもビジネスマンという要望のおじさま2人組がビールを3,4杯飲んでいました。

顔を真っ赤にしてお会計に来たときは

「午後からフリーなの?いいなぁ」

といったのですが、なんと彼ら

「午後からも仕事だよ。これからミーティングなんだ。ハハハハハ!」

なんて言うからさらに驚き。まぁ、お偉いさんなのでしょうけれど、日本では考えられないことだなぁと思いました。

閉店時間=退勤時間!?

どんなお店でも、お店が閉まってからは売上や在庫のチェックや掃除など、必要な事務作業が発生しますよね。

ニュージーランドでは、閉店時間30分前になるとそそくさと閉店準備が始まります。そしてお客さんがいなければ、閉店時間前であろうと閉店し、閉店時間にはスタッフが退勤するのです。

お客さんの立場からすると、ギリギリセーフで駆け込みたい場面もあるかもしれませんが、ニュージーランドでそれは通用しないことも多いでしょう。

彼らにとって閉店時間とは、お店を閉めて家に帰る時間なのです。

休日出勤は時給が◯倍!?

ニュージーランドでは日曜日や国民の休日に出勤すると、ホリデーペイといって普段のお時給よりも多くお給料がもらえます。

企業によってそれは1.5倍になったり2倍になったりするようです。

だからと言って積極的に休日に働きたいという人が多いかというと、そうではないところがニュージーランドらしいところ。

お金は良いから、お休みには休ませてほしい!という気持ちが勝るようです。

あなたはどちらのほうが好きですか?

娘のお誕生日は出勤しない!?

ニュージーランド人は、家庭の繋がりをとても大切にします。

  • 「今日は妻のお誕生日だから早上がりします」
  • 「結婚記念日だから午後はお休みします」
  • 「おばあちゃんが来るから3日間お休みします」
  • 「娘のお誕生日なのでお休みします」

 

こんなことはよく聞くことで、上司も快く(!?)承認するでしょう。上司の方も同じような経験をしているからだと思います。

それにしても

「明日は娘のお誕生日で準備があるから、今日の午後から明日一日お休みします」

には驚きますよね。

通勤に使う乗り物が自由すぎる

通勤にはどんな交通手段を使いますか?

朝の満員電車は嫌気が差しますよね。それを避けるために少しでも空いた電車に乗ろうと早めの電車に乗っている方もいることでしょう。

ニュージーランドでよく見かける通勤に使う乗り物、電車やバスはもちろんですが、マイカー通勤もとても多いんです。
それも、ただのマイカーじゃないんですよ。

自転車? そうですね、自転車通勤の方も多く見かけます。

でもそれ以外にもあるんです。それは・・・

スケートボード、キックボード、一輪車。

趣味とも思えるようなこういった乗り物(?)で通勤する方々が珍しくないのがニュージーランド。

バスや電車も東京のような満員状態にはほとんどなりませんので、公共の乗物にスケートボードやキックボードを抱えて乗り込む人も多いですよ。

スーツを着てスニーカーを履き、リュックサックを背負う姿は町のいたるところで見かけます。

ニュージーランドにある、日本人が中心の企業の働き方

次に、ニュージーランドにある日系企業ではどういった働き方があるのか見てみましょう。

海外で働くことに憧れている方も多いかもしれませんが、それは日本の環境とあまり変わらないかもしれません・・・!?

上司が帰るまで帰りにくい!?

日本ではよく見られる光景でしょうか。

上司や先輩方が帰ってからようやく自分も帰路につけるという状況。

もちろん会社にもよるんでしょうけれど、実際にニュージーランドで日系企業に努めている方や日本人の上司と一緒に働いている人の中にはこんな悩みを抱えている人がいることも事実です。

ちなみに、わたしは「明日できることは明日やる派」なので、時間なったらササッと帰ります。

サービス残業もある!?

日系企業の多くの会社では、お給料が時給で与えられるためタイムカードなどで勤務時間を管理しています。

しかし、タイムカードと言っても機械で管理するところもあれば手書きで管理するところもあり、実際の勤務時間がきちんと把握されているかどうかは会社によってまちまちでしょう。

そして「日本らしい」なんて言いたくはないのですが、サービス残業が実在するのも現状です。

日本人の上司・日本人が中心の会社では日本の社会で働くことと同等なんですね。

この場合、海外で働くからといって日本社会から抜け出せるということにはなりません。

拘束時間がほぼ半日!?

飲食業界に多く見られるのが、拘束時間が長すぎるという問題。

これは日本の飲食業界だけではないかもしれません。

飲食業では、どうしても食事の時間にお客さんが集まってくる性質がありますよね。

日系で最も多いのがいわゆる「ジャパレス」と呼ばれる日本食レストランで、多くのジャパレスではランチタイムとディナータイムの二部に分けて営業時間を設けています。

そうすると、夕方3~5時くらいの数時間だけお店を閉めているので、その時間が「中抜け」となり、勤務時間にならないけれど実質拘束されているという時間が生じるのです。

ホテルなどの接客業界も似たような状況が発生しますね。

勤務時間が8時間とはいえ、きちんと休息を取れる時間が短くなってしまうことがあります。

その分時給を高めに設定してくれたら良いのですが・・・。

ニュージーランドで働くわたしの働き方

これまでニュージーランド人の働き方やニュージーランドにおける日系企業の働き方をご紹介しましたが

「実際あなたはどうなの?」

と思った人もいると思います。

そこで、わたしが今ニュージーランドでどんな働き方をしているのかご紹介します。

ニュージーランドの日系企業での営業勤務

さんざん日系企業のことを言っておきながら、わたし自身も日系企業で働いています。

同僚はほとんど日本人ですが、ニュージーランド人や中国人もいます。業務に必要なため、全員日本語が話せます。

とくにすごいなぁと思うのは、中国の方々です。

母国語である中国語のほかに英語・日本語と三ヶ国語を使いこなすのですから、努力家で優秀だなぁと尊敬します。

業務のやり取りは日本語ばかりですのでほとんど英語を使うことがないのが現状です。

正直、日本でリゾートバイトをしていたときのほうがよっぽど英語を話す頻度が高かったですね。

なので、ニュージーランド人のスタッフと話すときやお客さまが日本人以外のときはここぞとばかりに英語で話しかけるようにしています。

見垣間見える日本人らしさ

スタッフのほとんどが日本人を占める今の会社で、日本人らしさというものは自然と出てくるものですね。

たとえば、あるスタッフのホリデーのあと、おみやげがデスクいっぱいに乗っていること。

ホリデー中にも会社のことを考えておみやげを買ってくるという行為はとても日本人らしいものです。

キウイのようになってきた!?


[aside type=”warning”]注:キウイというのは、ニュージーランド人という意味で、愛称のようなものです。

ニュージーランドへ来るとき、最初は単純に「外国でスーツを着てお仕事していたらかっこいいなぁ」という憧れがありました。

その夢はニュージーランドに来てすぐに叶ったのですが、実際にスーツを着て仕事をするということはとてもつらいことがありました。

それは、ハイヒールでの通勤問題。

外反母趾の手術をした経験のあるわたしは、ハイヒールが苦手です。

立ち姿はとても綺麗でかっこいいけれど、たくさん歩くと足が痛い!!

でも、ここニュージーランドでは大丈夫だとすぐにわかりました。

先ほど紹介しましたように、「スーツ+スニーカー」は当たり前のような場所です。

ニュージーランドでわたしは、片道徒歩40分かけてスーツにスニーカーで通勤して、オフィスでハイヒールに履き替えています。

日本にいるとき、スーツにスニーカーなんてあり得ないと思っていました。その姿はファッションとしてはチグハグです。

でも痛い痛いと言ってまた手術をすることになるよりは、たくさん歩く通勤時には歩くために作られたスニーカーを着用したほうが足にも優しいからマシだなあと思う・・・・・・。周りの目よりも、自分の快適さ。

そんなわたしは、もしかしたらキウイらしくなってきたのかもしれません。

大丈夫?「ビザのために」という考えでブラック企業化!?

どこの国にもある事実でしょうけれど、ビザのためにと言って良からぬことを考える人たちも少なくありません。

日本では、日本人は誰でもビザを気にせずに働くことが出来ます。しかし、外国ではそうはいきません。移民局に認められた、働くことが出来るビザを持っている必要があります。

ビザが欲しいという気持ちだけで必要以上のお金を会社に支払ったり、ビザが欲しいという人のまっすぐな気持ちを踏みにじるような行為があったり・・・
こういった事実があるということも否めないのです。

そういう意味では、日本のブラック企業よりもニュージーランドでビザという人参をぶら下げているブラック企業のほうが悪質かもしれません。

まとめ:ニュージーランド人の働き方はストレスフリー!良い部分は、日本でも積極的に取り入れてほしい

ニュージーランド人の働き方、あなたは好きですか?

実際に一緒に働くと、育ってきた環境の違いがこんなにも大きく影響するのだと感じられました。

日本人は基本的にとてもマジメで丁寧です。でももっともっと、肩の力を抜いて「今日の楽しみ」を大切にしても良いですよね。

  • 大切な人との1周年目の結婚記念日は、一生に一回しか来ません。
  • かわいい子どもの3歳のお誕生日は、一生に一回しか来ません。
  • そしてあなたの今日という一日も、一生に一回しか来ません。

たとえお仕事が好きだとしても、そうでないとしても、仕事以外に大切にしたいことはなんでしょうか?

 

わたしは、ニュージーランド人の「仕事よりも大切にしたいことを優先できる環境」がとっても好きです。

それではさようなら。

nanaでした!

この記事を書いた人

北海道出身、元警察官のnanaです。ニュージーランド在住。

日々をちょっぴり豊かにするヒントを書いています。ayuが大好き。ワクワクすることとアイスクリームがエネルギー。ブログのヘッダー作成もやってます!公務員の相談もお気軽にどうぞ。

ブログ:はなうたじゃんぷ

 

管理人:☆←ヒトデの一言

ヒトデ君
ヒトデ君
幻想を抱きすぎるのも良くないけど、色々な働き方を知っておいたり経験したりしておくのはとても良いと思う!
本当の「自分に向いてる仕事」の見つけ方
  • これが本当に自分に向いている仕事なの?
  • 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
  • そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
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