「ねえねえ、一緒にトイレいこ」
女性なら誰しも言われたことがあるこのフレーズは、姿かたちを変え内勤勤務のオフィスにも存在する。
突然ですが内勤のみなさま。
上司や同期からの
「お昼休み(毎日)一緒に食べよ」
正直、面倒くさくありませんか?
申し遅れました。
服飾系の大学を卒業後、アパレルメーカーに就職。
退職後、フリーライターとして活動している中馬さりの(@chuuuuuman)です。
営業事務としてひたすら鳴り続ける電話を一心不乱に対応していたわたし。
わかってるんです、むこうだって社交辞令で誘ってくれてるんだって。
それでも抑えきれない根暗さゆえか、毎日お昼休みまで誰かと喋らなきゃいけないのは辛い……!
上司からのお誘いも嬉しいんだけど、たまにはひとりでランチしたいときもある……!
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と、いうことで。
内勤の仲間たちや上司から発せられる「お昼休み一緒に食べよ」を1年間断り続けてみました。
お昼休みの誘いを断る前はとても不安だった
とはいえ、毎日「お昼休み一緒に食べよ」を断るとなると数々の不安がうかぶものです。
「ハブられたらどうしよう」
「困ったときに誰も助けてくれなくなったりして」
「陰口とか言われちゃうのかな」
なんて考えていました。
でも、案ずるより産むがやすし。
意外と大丈夫なことばかりだったので、少し恥ずかしいのですが具体的にお話ししていきます!
心配事1.お昼を断ると陰口を言われるのでは?
まず「お昼を断ると陰口を言われるのでは」とすごく心配していたのですが、大丈夫でした!
そもそも、普段から皆でお昼を食べているような人達はコミュ力が高い人気者たち。
空気も読めるし人間性がデキていることが多いため、悪口を聞こえるようには言いません。
悪口は聞こえなければ言われていないのと一緒です。
心配事2.お昼を食べる場所の確保は?
2つめは「お昼を食べる場所の確保」です。これも大丈夫でした。
むしろ、社内には意外とひとりで食べている人達がいます。
デスクで食べてもいいですし、食堂に行ってもいい。何の問題もありませんでした。
心配事3.仕事に影響がでるのでは?
お昼を一緒に食べなくなることで不仲になり、仕事に影響がでてしまうのでは……?
そんな不安も抱いていたのですが、まったく問題ありませんでした(笑)
昼休みに付き合わなくても、やっぱり仕事は仕事です。
困ったときはお互い様で助けてくれるし、こちらも手助けできることは精一杯します。
同期や上司の「お昼休み一緒に」を断って起きたこと
じゃあ特に何も起きなかったのかというと、そういうわけでもないんです。
具体的には、以下のような変化がありました。
起きたこと1.社内の噂に疎くなる
お昼の誘い断り始めてからすぐ、社内の噂に疎くなりました。
わたしの経験から思うに、社内の噂話がやり取りされるのは以下の2つのエリアです。
- お昼休みの会議室
- 給湯室
退勤中の道のりや飲み会では、どこで誰が聞いているかわかりません。
喫煙所は割とお喋りしやすいのですが、重役がひょこっと出てくる可能性も高いので恋愛ネタの噂話には不向きです。
ほとんどの人が社外や食堂でランチをとるお昼休みの会議室。
割と狭く誰かがまぎれている可能性が低い給湯室。
この2つが絶好の噂スポット、噂タイムなのです。
お昼休みの誘いを断るとお昼休みの会議室に立ち寄ることがなくなります。
となると仕入れる機会が半分に減りますから、噂にどんどん疎くなりました。
起きたこと2.飲み会にも誘われなくなる
社内の噂に疎くなると、芋づる式で飲み会に誘われなくなりました。
それもそのはず。
わたしが来てしまうと、せっかくお昼に盛り上がった話題をまた最初から説明しなおさなくてはいけません。
内緒話ならなおのこと。
(あんまり人に言っちゃダメ……!)
(お昼のイツメンだから話しただけだもん……!)
ってみんな思っていますから、ナチュラルに呼ばれにくくなります。
起きたこと3.担当外の仕事を頼まれなくなる(残業が減る)
担当外の仕事を頼まれることが格段に減るため、残業が減りました。
やっぱり残業や仕事などの言いにくいことは、お昼を一緒に食べないわたしより普段から時間を過ごしている人の方が頼みやすいんだと思います。
ランチ中はどうしても仕事の話をしがち。
なので、一緒にお昼をとっている相手の方が忙しさも把握しやすく、ヘルプも出しやすいのでしょうね。
起きたこと4.社内恋愛の対象から外れる
お昼休みの誘いを断ると、社内の噂にうとくなります。
そのぶん、こちらの情報も市場に出回らなくなります。
例えば彼氏がいるとかいないとか、うまくいってるとかいないとか。
「好みのタイプは営業部の●●さん」
わたしはあまり社内恋愛がうまくできる性格ではないためどうでもよかったのですが、人によっては惜しいことになるかもですね。
お昼休みを断ってみたら良いことばかりだった
お昼休みを断り自分の好きなように休憩をとるようになってから、わたしは社内で過ごしやすくなりました。
まわりにも優しくできるし、あれほどストレスを感じていたのが嘘のよう。
もっと早くお昼休みはひとりで過ごしたい派だとアピールすればよかったと思いました。
ただ、しいていえば断り方はもっとうまく工夫できたと反省しました。
言いだしにくくても「仕事が終わったら行きます」なんてスルーすると相手を待たせてしまいますし、何度も続くと印象が悪すぎ。
- 電話慣れしてなくて業務で疲れ切ってるので、昼休みは静かに休憩したい
- 特定の食べ物にはまってて、そこでランチが食べたい
- サクッと食べて読みたい本がある
などなど、あなたのことが嫌いなのではなくお昼休みをひとりで過ごしたいだけというアピールをしてもよかったなと思います。
「お昼休みはひとりで過ごしたいけど断る勇気がでない」
「お昼の誘いを断ったらどうなるか心配」
そんな不安を抱える方は、自分のお仕事ライフがよりよくなるように一歩ふみだしてみてくださいね!
この記事を書いた人
画像プロフィール
中馬さりの(ちゅうまん さりの)
アパレルメーカーを退職後、高校時代から続けいていたライター業で独立。
現在は日本をふらふら一人旅しながら、文章を書いて生活しています。
好きなものは夜ふかし。
ブログ chuman.info
twitter @chuuuuuman
管理人:☆←ヒトデのコメント
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