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コンビニ業界のブラックっぷりを従業員目線でお伝えしたい

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お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさんともうします。

ブラック企業の実態として遡ること10年前となりますが、コンビニ業界の中でも特にブラック企業偏差値がぶっちぎりと言われている「コンビニトップ企業」の実態について、お伝えしたいと思います。

カリスマ会長もついに退きましたし、息子も無事失脚している状況。

「今」とは違うかもしれませんが、企業文化は少なくとも残っていると思うので、少しでも貴重な人生を捨てる若者が増えないことを祈って寄稿させていただきました。

今回はトップ企業がブラックと言われる3つの理由をお伝えしたいと思います。

ネットで言われているような、極端な例もなくはないですが、どの社員も「うん、うん、そうだよね!」と現実的なレベルでブラックである所以をお伝えさせていただきます。

コンビニがブラックな理由その1:とにかくノルマ、ノルマ、ノルマの日々

某コンビニをトップ企業に押し上げた一つの管理手法に「単品管理」という言葉があります。

トヨタの「カイゼン」に並ぶ日本初の管理手法、「タンピンカンリ」っていうらしいですよ。

日本人としては誇るべきものですね。

さて、この「単品管理」現場でどのように使われるかというと、当時のカリスマ会長が推しといったものを「売れ!」と言われるわけです。

  • 「この味がいいねと会長が言ったから、10月8日はキャベツの浅漬け記念日」
  • 「この味がいいねと会長が言ったから、10月25日は梅ちりめんご飯記念日」

 

サラダ記念日よろしく単品での販売施策に年がら年じゅう追われるわけです。

一日1,2食、売れるか売れないかというものを20食、30食売れ!とくるわけですね。

こういう謎な、ターゲットを常に定めてを押し付けられる、コレがコンビニトップ企業の日常です。

コレを解決する手法は「オススメという名の押し売り」です。

キャベツの浅漬けを試食してもらうんですよ。梅ちりめんご飯を試食してもらうんです。

これ、田舎のおばあちゃんだったら試食したら50%くらいの確率で買います。

でも、田舎のおばあちゃんは40人も一日で来てくれません。

よくて10食、残りの分はめっちゃアピールしてるから買ってくれる5食。

最後ノルマ達成までは社員が買うわけです。

閉店間際にまとめて買ってしまっては、自腹買いがバレてはしこたま怒られるため、わからないよーに、一時間おきくらいに買っておくわけですね。

コレによってめでたく、数字達成をするわけです。

なお、達成しないと、女の子のバイト泣こうが、店内に聞こえようが御構い無しの、怒号、罵声を浴びせられる上司であるDM(地域マネージャー)による缶詰タイムが待っています。

ノルマ+恫喝パワハラはブラック企業の基本です。

コンビニがブラックな理由その2:さらに予約ノルマ、ノルマ、ノルマに追われます。

その1は日々のノルマですが、並行して「予約ノルマ」にも追われます。

覚えてる限りは、お中元、ボジョレー、クリスマスケーキ、おせち、年賀状、ひな祭りケーキあたりです。

予約状況の達成状況をバックヤードに貼って、バイトの皆さんパートのみなさんに売ってきてくださいとお願いするんです。

少なくとも当時の時点で「前年110%必達」でした。今はもそのペースだったら大変なんだろうな。複利10%・・・。やめてよかった。

クリスマスケーキなんか300個くらいのノルマがお店に来てましたね。

コンビニのスタッフて全部で20人くらいですよ。

ど田舎のコンビニで 3,000 円ホールのケーキをコンビニで予約する人ってどれだけいると思いますか?

10人くらいです。(いないわけではないところが、それはそれで、頑張ればいいと思われるヤツです。)

考えればわかることですが、クリスマスケーキはいくらトップコンビニのケーキが美味しくてもそれなりの値段を出すなら、デパ地下やケーキ屋さんに行くでしょう。

確かに、「ソコソ美味しい」そこは否定しないのですが、予約が取れるようなものではないんです。

そこで、解決した手法は「飛び込み営業」コレが全てでした。

クリスマスケーキとボジョレーはこれで戦えましたね。

場末のスナックとか飛び込むと、意外とおじいちゃん、おばあちゃんたむろしてて、当時24の若いあんちゃんが泣きそうになりながら飛び込んで

「クリスマスケーキ買ってください!」

というと複数個買ってくれたりするんです。

ただ、おせちとか、15,000円は無理!社員で10個買うのが限界でした。

戦えるといっても、飛び込み営業ですからね、追い返されることが一般的です。

ブラック企業の基本ですから、「飛び込み営業」はトップレベルのコンビニではもちろん体験可能です。

ブラックな理由その3:7−11じゃ全然、足らない、長時間労働環境です。

私が提示を受けた年収例は480万円。

当時24歳の二社目です。悪くないですよね?

ここまでの給与提示がなされた企業は当時の B2C ビジネスの企業ではこの会社だけでした。

嘘じゃない給料でしたよ。

だって、「休日買い上げ」が前提でしたから。

お休みを会社が買い取ってくれるんです。

割増賃金を払って休日を買い上げるから、いいでしょ?っていう話。

そうすると無事残業時間もカウントされないという素晴らしい制度。

コレ、労働基準法的には問題ないヤツですが、労働者側からしたら、たまったもんではない制度ですけど。お金より自由な時間が欲しい。

とはいえ、休暇については大体、週休1日は確保されていました。

店勤と呼ばれる2~3年の修行期間に置いては火曜日か日曜日を二人の社員で分かち合う感じですね。

週休二日あるときもたまーにありました。2ヶ月に一回くらい。

逆に月休三日なんて月も2〜3ヶ月に一回は巡ってくる感じでしょうか。

また、一日の労働時間は6:00−20:00か8:00−23:00のシフトが一般的です。

会社員のような休憩時間は一切なく、発注確認をしながらノルマ品を口に運ぶ時間があるくらいですね。

なので、実質一日14時間労働。コレが大体月25日です。

控えめに見て月間350時間労働です。一般的には180時間勤務が多い会社の上限時間ですから、170時間残業でしょうか。

もちろん、深夜バイトが飛んだりすると24時間勤務なんて変則シフトもあります。

そういうときは、24歳でも体力的に限界で深夜バックルームで2~3時間倒れたりしましたけど。

なお、先の上司に恫喝される形で、怒られるから80時間超えたところはサービス残業どんとこいです。コレばっかりは、気合と根性で乗り切るしかありませんでした。

まぁ、記憶が飛んで「ヤバイ!」と思って転職を決意するくらいには、長時間労働&ストレスフルな環境でした。

長時間労働もブラック企業の基本でしょう。

まとめ:コンビニ界隈は中々エグいです

どこのコンビニもブラック企業と言われますが、トップを走り続けている会社というものはブラック度としてもトップクラスです。

犠牲にしていることもあるということは働いていた者はよくわかります。

ちなみに、残ったスキルは、「コレよりきつい仕事はないと思える忍耐力」と、「恫喝する人がいるという現実に対する冷静さ」意外はありません。

会社勤めの方、「アレ?おかしいな?」と思ったら、ぜひ、周りの人に話を聞きましょう。おかしかったら、迷わず転職活動を。ブラック企業経験者からの切実なるアドバイスです。

ここまで読み進めていただきありがとうございました。

この記事を書いた人

ちなみに、普通の企業でしたら、マイルを貯めて、年に一回は海外旅行なんてのもいけますよ。

そんな生活の日々と綴る陸マイラーブログを書いています。陸マイラーってなんだよ?という方、よろしければ、

「典型的サラリーマンのANAとマイルと革靴と」

にもお立ち寄りいただけますと幸いです。

管理人:☆←ヒトデの一言

ヒトデ君
ヒトデ君
1mmも7-11じゃねぇ

 

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