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現役看護師が語るブラックな病院事情とは?一番の恐怖は洗脳だった!

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あなたは看護師の働き方に対して

  • 残業代が出ない。
  • 休日はセミナーでつぶれる。
  • 夜勤明けでも会議にでないといけない

 

このような働き方を「当たり前」「業界の常識」だと思い込んでいませんか?

私自身、新卒でそのような病院に入社したのですが、師長や先輩からの

「法律なんて世の中の常識に合っていない」

という言葉に洗脳され、自分がブラック病院で働いているということ自体に気付くことができませんでした。

でも看護師4年目の時に転職して、いかに自分の働いていた病院がむちゃくちゃだったのかを思い知りました。

もしあなたも今の病院の働き方に不満があるものの「世の中の常識」という言葉に洗脳され、ブラック病院から抜け出せずにいるならこの記事をご覧ください。

ブラック病院の本当にブラックな部分というのは働き方ではなく、スタッフを「世の中の常識」という言葉で洗脳しコントロールしている点にあるということに気付いてもらえると思います。

現役看護師が語るブラックな病院事情

まずは私が新卒で入社したブラック病院の内情を説明していきます。

このような実態は決して珍しいものではなく、大きな総合病院ではまかり通っていることが多いので、きっとあなたも

(これ、うちの病院と一緒だ)

と思うことも多々あると思います。

残業代が払われない

患者さんが急変しようが、16時に入院が来ようが、残業代は一切支払われませんでした。

「残業になるのは個人の能力の問題」

という言葉で片づけられていたんです。

17時が定時で、16時に患者さんの状態が急変しても私の能力の問題なの?

その患者さんの対応につきっきりだったのに、記録が終わるわけがないでしょう!

そのような不満でいっぱいでしたが、それでも当時の病院側の考え方としては

「チーム医療なんだから、みんなで協力すれば終わるはず」

と全く理解してくれませんでした。

有休が使えない

新人時代は「え?有休ってなに?」と本気で思っていました。

有休を使う使わない以前に、「有休」という概念を知るきっかけすらありませんでしたから。

もちろん有休の存在を知らなかったという私自身の無知も大きな問題です。

無知な人間は相手に支配されるのみ。ということを後から思い知りました。

休日出勤はもちろんあり

看護師って会議や勉強会、看護研究など、あらゆる名目で休日出勤がありますよね。

また休みの日に突然

「○○さんが体調不良で夜勤出れないから、今日の夜勤出てくれない?」

なんて電話がかかってくることも珍しくありません。

インフルエンザのシーズンとか病欠によるシフトの変更変更で「私もインフルエンザになりたいわ」と何度も思いました。

勉強会、セミナーも手当なし

時間外の勉強会、休日のセミナーは一切お金がもらえませんでした。

「これは仕事ではなくて、あなた自身のスキルアップのため」

というのが理由でした。

病院からすると「むしろ病院があなたのためにしてあげてるんだから」というような言い方をされていたんです。

でも後から知ったんですが、病院って院内研修などを開くと国からお金がもらえるんですって~(*_*;

病院がなぜこれほどまでに研修や勉強会を開き、スタッフの参加を強要するのかというと理由はここにあるんです。

夜勤明けでも会議参加必須

夜勤明けでもその日に会議があれば参加しなくてはいけません。

当時、通勤片道1時間かかっていた私には拷問でした。

夜勤明けでも残業して家についたら12時。

そこからお風呂に入ってご飯を食べて3時間ほど寝たら、また電車に乗って病院に戻るんですよ。

そして17時からの会議に参加していました。

23時間労働とか普通

あなたは最高で何時間労働をしたことがありますか?

私は最高で23時間労働したことがあります。しかも休憩ゼロ。

その時は夜勤だったのですが、ただでさえ患者の重症度が高かった時に、重症の緊急入院が4件入って私が倒れるかと思いました。

トイレに行くのもままならない感じで、発狂しそうな自分を抑えながら16時間勤務を終えました。

ようやく朝が来て日勤に引継ぎをした後、膨大に溜まった記録をします。

記録が終わったのがお昼の12時。

そしてそこから師長に呼び止められ看護研究。。。

看護研究も締め切りがギリギリになっていたので、「後日にしてください」とはいえず結局16時前まで病院にいました。

その話を先輩にすると「私は救命にいた時は36時間働いたことあるよ」「私もあるある~」という感じで苦労自慢大会がはじまりました。

なぜ看護師の私がブラック病院から抜け出せなかったのか

いくら世間知らずの私でも、この病院の労働条件がまともだったとは思いませんでした。

それでもブラック病院から抜け出せなかったのには理由があります。

とにかく「これが世の中の常識」と洗脳されていたから

当時の私は

「法律はそうでも、世の中の常識はこうだから」

というジャイアンのように理不尽な理屈に洗脳されていました。

だからみんな不満は持っていても「そういうもの」と受け止めていて、むしろ残業代を請求する人がいたら

「あの人は厚かましい人」

「非常識な人」

と後ろ指をさされていました。

だから私も、この病院に対して不満はたまりたまっていましたが

「これが世の中の常識だ」=「我慢しないといけない」

と思い込んでしまっていたんです。

あなたのせいで人手不足になるといわれるから

仕事を辞めたいと言い出したら一番に

「あなたのせいで人手不足になる」

「あなたは自分勝手」

という言い方をされました。

看護師って真面目な人が多いので、そのようなことを言われると辞めれなくなりますよね。

病院もそのことを分かって言ってたんじゃないかな。なんて今になって思います。

「看護師は最低3年は続けないと他で雇ってもらえない」と洗脳されていたから

「看護師は最低3年は続けないと他で雇ってもらえない」

看護師業界にいればだれもが1回は聞いたことがあるでしょう。

私も何度もその言葉を聞かされました。

また新卒数ヶ月で他の病院を退職して、この病院に転職してきた看護師がいたら

「あの人は絶対に訳アリだ」

なんて先入観を持たれ、お局たちの嫌がらせの対象になっていました。

そのような姿を見ていた私は「何が何でも3年は続けないと後でも苦労するな」と思い、なおさら辞めることができなくなっていったんです。

「看護師業界は横の繋がりがある」と洗脳されていたから

同僚が病院ともめて退職した時、師長や主任が

「看護師業界は横でつながっているから、変な辞め方をしたらすぐに噂で回って次の就職に支障がでるのにね~」

という会話をしていました。

これはただの会話なのか、それともわざと他のスタッフに聞こえるように言って(辞めないように)釘を刺しているのかは分かりませんでしたが、私には「辞めるなよ」と釘を刺されているようにしか感じられませんでした。

ブラック病院に勤めて4年半!ついに退職して気づいたこと

このようにしてブラック病院にマインドコントロールをされ、酷使されていた私ですが働き始めて4年半がたち、ついに退職しました。

退職理由は結婚して妊活をしたいと思ったからです。

かなりのストレスで生理不順にもなっていたので、今のままでは妊娠できないだろうと思い「妊活のために辞めます」と言いました。

そしてとりあえず家の近くの病院に転職。

すると今までの自分の「常識」がすべて覆されました!

有休が使えるし(むしろ有休消化しないと師長さんに注意されるんですよ!)

しかも残業代はきっちり出るし

休日の研修などもきちんと手当が支給されたんです。

手当が出るなら文句言わずに参加しますよ(笑)

とにかくこれまで自分の中で作り上げられていた「世の中の常識」が一気に崩れた瞬間でした。

「私、病院にいいように使われていたな。。。」

と思いましたね。

あなたももし私と同じように「残業代が出ないなんて常識でしょ」と思ってしまっているなら、ちょっと他の病院事情ものぞいてみてください。

今のまま体を酷使する働き方をしたら、病院のために一生を捧げることにもなりかねません。

どうかライフワークバランスのとれるホワイトな病院に出会って、あなたらしい人生を送ってくださいね。

この記事を書いた人

今年で看護師10年目のminto(@minto_cafe7)です。

自分のブログ「女社会の掟」では女性ばかりの職場を平穏に過ごすための処世術を発信しています。

看護師業界もいわずと知れた女社会。

  • 言葉の表現一つが思わぬ誤解を生む
  • 噂が大きくなりすぎて知らぬ間に問題児扱いされる
  • 愚痴を言ったら本人に「○○さんが言ってたよ」と告げ口される

女社会はこのような人間関係トラブルが日常茶飯事です。
この荒波を平穏に過ごすための秘訣をブログで公開しています!
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ブログ:女社会の掟

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