VSブラック企業 PR

ブログで社長の言葉を使ったら3万円減給された話

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ライターの中馬(@chuuuuuman)です。

突然ですが、皆さん減給されたことってありますか?

私が勤務していた会社は何かにつけて減給することで定評がありました。

でもまさか、社長の発言をブログでとりあげただけで減給されたときはビックリ。

しかも、内容はゼンッゼン会社の不利益になるようなものではありませんでした。

そう、今日は「よかれと思って書いたブログで減給されることもある」ってお話です。

減給の引き金となったのは弊社の公式ブログ

減給の引き金となったのは弊社の公式ブログでした。

いつもなら皆が元気なはずの月曜日。ですが、この日の朝礼は重苦しい雰囲気に包まれていました。

それもそのはず、普段なら出勤していないはずの社長、専務、営業本部長の3人が眉間にシワをよせて朝礼に参加していたのです。

営業本部長
営業本部長
村田、中川、山田、佐藤、鈴木・・・

とつぜん、営業本部長が社員の名前を叫び始めました。

営業本部長
営業本部長
以上の社員は、この休日にフットサルに参加し、社長の発言を罵倒し、弊社の公式ブログで公開するという愚行に関与した者です。

そのため、それぞれ3万円の減給処分をくだします。

 

ファッ・・・( ゚Д゚)!?

 

減給にいたるまでの経緯

ことの経緯を詳しく聞くと、発端は前日の日曜日。

この日、営業部のメンバーは完全なるプライベートとしてフットサルの試合に参加していました。

試合はトーナメント方式で優勝が決まるものであり、それぞれのチームでスローガンをつくり出場していたんだとか。

弊社チームのスローガンはこの月の朝礼で社長が使った言葉「三方よし」です。

三方よしとは、日本三大商人の1つといわれる近江商人(おうみしょうにん、おうみあきんど)が商売の基本としていた「売り手よし・買い手よし・世間よし」という考え方のこと。

このスローガンの影響はわかりませんが、弊社のチームはみごと準優勝。

営業部のほとんどが参加、もしくは応援にかけつけていたため18人という大所帯で楽しい休日を過ごしたそうです。

アパレルメーカーがだいたいやってるキラキラブログ

私が勤めていたのはアパレルメーカーだったのですが、今は大抵どこのメーカーも自社ブログをもっていますよね。 洋服の話はもちろんですが、お店によってはファッション感を打ち出したキラキラエピソードも載せていたりします。

「出張でパリコレきたよ、SpringCollectionが待ち遠しい!」

「展示会が一息ついて今日はメンテナンス日、岩盤浴からのネイルでリフレッシュ!」

みたいな記事をバイヤー、プレス、エリアマネージャーや販売員が更新しています。だから、

「昨日は営業部メンバーでフットサル!三方よしのスローガンをかかげてみごと準優勝☆彡」

ってブログに書いたんですよね。

それを社長は、俺の言葉を勝手に使われてる・・・って思っちゃったわけです。

社長と社員のみぞは減給で広がるばかり

お気づきかと思いますが、社員は社長のことを馬鹿になんてしていません。

スローガンを決めた先輩「良い言葉だと思ったし、チームメイトも対戦相手も観客も、三方がすべて楽しめるようなプレーをしたいと思ったから・・・」

ブログに掲載した先輩「ちょうどアルバイト募集もしていたし、皆で楽しんでいる状況を発信するのも良いかと思って・・・」

そんな思いでブログに掲載しただけなのです。むしろ、愛社精神に満ちています。

でも悲しいですね、社員の思いは社長には微塵も伝わりません。

それどころか、社長という会社のトップに立つ者の言葉を軽々しく社外で引用し、面白おかしく発信したと考えています。

うーん、社長と社員の埋まらないみぞ。文章ごしのコミュニケーションは難しいことばかりですね。

良かれと思った行動で減給されることもある

この月、弊社は減給のおかげで人件費を54万円も削減することができました。

3万円×18名(フットサルの場にいた人数)=54万円

減給された社員は良かれと思ってやっているし悲しくて悔しくて仕方がない。

けれど、数字だけ見れば会社としてはプラスなんです。だから、何度だって何万円だって減給はされるんです。

この減給に巻き込まれないためには、会社では良かれと思っても報告、連絡、相談。

特に、ブログや文章のような人によって受けとり方が違うものは取扱いに注意です。

この記事を書いた人

中馬さりの(ちゅうまんさりの)

アパレルメーカー退職後、高校生の時から続けていたライター業で独立。

ブログ トナリの中馬

twitter @chuuuuuman

管理人:☆←ヒトデの一言

ヒトデ君
ヒトデ君
社長を三方から囲んでボール蹴り込みたい
本当の「自分に向いてる仕事」の見つけ方
  • これが本当に自分に向いている仕事なの?
  • 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
  • そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
  • 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……

そんな悩みを持っている方向けに

自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方

をお伝えします