一族経営(同属経営)のブラック企業に辞表を叩き付けてきた話

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ライターのKENJI(@kenji_webwriter)といいます。

当記事は会社の経営理念とか、働く側の職場選びって本当に大事だと痛感した話です。

当時19歳の私が入社した職場は深い闇が渦巻く同族経営の会社。

辞表を叩きつけるまでの7年間で見てきた現実を共有したいと思います。

辞めた会社の概要

職種は通信業。光回線およびメタル回線の設備普及と開通工事をおこなってる会社です。

社員は50名弱とあまり大きな会社ではありませんが、割り振りされた一定地域の工事をすべて受注していたので利益はそれなりだったと思います。

問題なのは同族経営であるということ。

つまり会社組織の上層部はすべて身内で固められているわけですね。

経理は社長夫人が、専務には長男が、次男は部長、事務員には専務(長男)の嫁が紛れ込んでいる始末です。

経理担当が同族という闇

要は給料の査定が気分次第であるといっても過言ではないわけです。

この仕事は少数グループで現場をまわることが通常で各グループには班長がいます。この班長とは最低でも2年の現場経験が必要で請負先の職長試験に合格した者のみがなれる、言わば精鋭です。

経験豊富で仕事のデキる人が優遇されるのは当然の話ではないかと思うのですが……! この会社では違いました。

社長
「気に入らない奴は安月給で働いてろ!」

というスタンスを崩さないんです。もうまさに闇ですよね。

事実、入社1年目の私と、超ベテランで知識も豊富な20年選手である班長Nさんの手取りが同じでした。このことを知った時の気まずさときたらもう・・・・・・。

ある日、そのベテラン班長Nさんの賞与額を知りました。

小さな会社でしたが一応年に2回のボーナスはありました。とはいえよくある「月給2ヶ月分」みたいな立派なものではなく、一族に気に入られている班長でも20万×2回がいいところ。

ところがNさんときたら仕事はできるけど何かと文句が多く、口癖は「だって」「でも」で一族から毛嫌いされていました。

その結果1回の賞与額は3万円という破格の少なさです。

同族経営の会社において、経験年数や仕事の質は給与に比例しないどころか、一族から嫌われれば減給の一途をたどることとなるのです。

深夜の時給が420円という闇

これ勘違いしないでほしい部分なのですが「深夜手当」じゃありません。

つまり別途支払われる手当ではなく22時以降の純粋な時給が420円……。

あれ、最低賃金っていくらだったっけ?

仕事がら国道を規制しての工事が必要となる場合があって警察の道路使用許可の関係で夜間工事を余儀なくされるケースがあるんですね。

で、最初のころは妥当な額の給与が支払われていたんですが、ある月の給料明細を見たときに異変に気付いたんです。

「なんか夜間の給料やけに少なくない?」

時給換算してみるとなんと480円。気になって班の部下に確認したところ時給換算で420円。

これはさすがに何かの間違いだろうと思い経理を担当している社長夫人の元へ問い合わせにいったところ…

社長夫人
「え? 今月から変更になりましたけど?」

いや「なりましたけど?」じゃねーよ! ふざけんな!

22時まわった瞬間から時給激減てどんなシステムだよ!

と、まぁこれに関しては部下の生活にも直結するので、激怒したところ改善されました。

しかし通常の会社ではあり得ないようなことも平気でブチかましてくるのが一族で組織を仕切っている同族経営のやり口なんでしょうね。

アイツには回数券を渡すな!

前述したように一族に対して激怒した私。当然のように牙を剝きだしてきます。

すると、どうなったか。

もうね、小学生のイジメかな? って感じですよ。

会社から現場へ向かう際には必ず有料道路を通らなくてはいけませんでした。

で、回数券ってあるじゃないですか。「頻繁に使う場合はまとめて買うとお得ですよ」というアレです。

あの回数券、現場へ向かうときと、事務所に帰るときの1日2枚が会社から支給されていました。

ですが私が一族に対して激怒した翌週あたりから

社長
「アイツには回数券を渡すな」

という指示が出たんですよ。これメッチャ面白くないですか?

いやかなり腹は立ちましたけどね、いい歳した大人が

社長
「アイツむかつくから回数券あーげない!」

ってどうなの!? でもこれがまかり通るのが同族経営という闇なんでしょう。

事務員の中には長男の嫁が紛れ込んでいるため社長指示は滞りなく遂行されます。

1日200円×26日出勤と考えても月に5,200円。

 

私の怒りは絶頂を迎えつつありました。

 

会社の金は俺の金!

社長の正体はジャイアンでした。

ある日会社の敷地内に見知らぬ車が停まっていたんですが、聞くところによると社用車として経費で購入したそうです。

「あの車、仕事に使ってるの見たことないし、専務が通勤に使ってるだけじゃん」

「っていうか完全にマイカーですけど。てかどこの現場でセダン使えんのよ?」

かなり意味がわかりません。

 

会社の金を、個人的に使っているわけです。

 

もうアレやコレやと溜まっていた私はついに行動を起こしました。

辞表を叩きつけてやった

「辞表を叩きつける」

という行為。

社畜経験のある人なら誰もが一度は夢見ることではないでしょうか?

もうこの際だから言いたいことを全部言ってやろう。と思って社長室に向かいました。

といっても感情的になるのでは無く、事前準備をしっかりとして、冷静に会社の経営方針の矛盾について理詰めにしてみました。

たとえ会社の上層部を身内で固めていたとしても、間違っているものは間違っているわけですから社長はグゥの音も出ません。

これでもかと言わんばかりに論破したところで

 

「あなたがたのやり方にこれ以上ついていく気はありません。辞めさせていただきます」

 

とこれまた冷静に低めのトーンで伝えました。(このときはまだ内ポケットに忍ばせたブツは出しません)

私の「辞める」という意思表示にハッとした表情を見せた社長は

社長
「給料を上げるから考え直してくれんか?」

と言いました。

 

そう、私はこの言葉を待っていたんです。

 

散々やりたい放題やってきて、こちらが文句も言わずに会社の言いなりになっていれば調子のいいことばかり並べるくせに、状況が変われば態度も待遇も一変する。

挙句の果てに辞められては困ると思えば給料を上げると言い出す。

馬鹿にするのもいい加減にしろ……!

 

内ポケから辞表をパーーーンッ!!

 

まぁ気持ちがいい。こんなにも清々しいものか。

ちなみにこの翌日、私の班の部下も辞表を提出した模様です。なんていい子なんだろう。

まとめ

同族経営の闇についてお話してきましたが、

もしも悟りの境地に至り理不尽を理不尽とも思わず経営者一族の犬と成り下がり不満という感情を抑え込む能力がある方

であればそれなりの出世を果たしそれなりの待遇が期待できるかと思われます。課長止まりでしょうが。

その覚悟がないのであれば、余程の大企業でもない限り同族経営会社で長く務めることはおすすめできません。

人を人と思わず、いくらでも代わりのきく道具としか見ていない経営者の下で力を尽くすことほど無駄で無念なことはありません。

人生の主役は常に自分自身であるべきです。

そのためにも自分が一番力を発揮できる職場を選ぶことが大切であり、それを見極めることも必要な能力なのだと感じましたね。

この記事を書いた人

著者:KENJI
説明:記事執筆代行などライティング関係のご相談はTwitterアカウント@kenji_webwriterよりDMでお待ちいたしております^^
その他仕事抜きの絡みも大歓迎です!!よろしくお願いします。

管理人:☆←ヒトデのコメント

☆←ヒトデ
辞表スパーン!! は誰しもやりたいよなァ!?

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