「転職に失敗してからずっと気持ちが落ち込んでいる」
「頑張っているけれどしんどくてつらい…」
このような不安や悩みを抱えていませんか?
意を決して転職したのに、思うように行かない、失敗してしまったと感じるととてもつらいと思います。
ストレスや不安を溜め込み過ぎると、うつ病を患ってしまうおそれも。
もし転職してから体調が悪かったり、ずっと気持ちが落ち込んだりしている場合は、注意が必要です。
そこで、本記事では次の内容についてお伝えします。
- 転職を失敗してしまうことで感じるストレスやうつ病の症状
- 転職に失敗してしまった時の対処法
- 休職や転職をしてもいい理由
「転職してから毎日がつらい」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
転職失敗で感じるストレスやうつ病の症状一覧
はじめに、うつ病を患った際に心や体にでる症状をお伝えします。少し怖いかと思いますが、早めに対応できるように確認してみてくださいね。
精神面 | ・気分が落ち込む ・焦燥感におそわれる ・何事にも無関心になる ・集中力が落ちる ・身だしなみを気にしなくなる |
身体面 | ・頭痛、腰痛、肩こりなど体が痛くなる ・体がけだるく感じる ・食欲がなくなる、または増加する ・動悸やめまいがする ・睡眠障害(寝られなくなる、または過眠してしまう) ・生理不順、便秘 |
もし、これらの症状が1~2週間続いている場合は、仕事のストレスや不安から、うつ病を引き起こしているおそれが高いです。
いまより悪化させないためにも、早めの対処が必要です。
転職に失敗。うつ状態になり入社1ヶ月で辞めた体験談
ここで少し筆者の体験談をお話させてください。筆者は、転職先で仕事が引き継いでもらえず「社内ニート」になったストレスから、1カ月で退職した経験があります。
先輩に何かできることがないか聞いても「ない」と言われる毎日。自分でできることを探してやっていましたが、1日8時間のうち1~2時間しかやることがありませんでした。
入社して2週目くらいから、週5日会社に行くのがつらくなり、毎朝目が覚めても体が動かなくなり、休みがちに。
なんとか頑張って会社に行った日の帰りは、ラーメンや菓子パンを食べすぎてしまうなど、過食の症状も出ていました。
そして、土日休みも「休みが終わったらまた会社に行かないといけない…」と思ったら、精神的につらくなり過呼吸になった日も。
結果的に、上司に相談しても改善されず「これ以上ここにいたらダメになる」と思い、1カ月で退職しました。
たった1カ月の間に起こった話ですが、思い出すとつらく感じます。私みたいに、朝起き上がれない、過食気味になってしまうなどの症状がでたら、今すぐ休んでほしいです。
転職に失敗したらどうすればいい?具体的な対処法4つ
転職に失敗したと気がついたら、状況を改善するために少しずつ行動することが大切です。主な対処法を4つ紹介します。
- 上司に相談をする
- 転職活動をする
- 休職をする
- 会社を辞める
ひとつずつ説明していきますね。
①上司に相談する
まずは、上司に相談をしてみてほしいです。「仕事がない」「ずっと体調が悪い」など素直に困っている内容を伝えて、一緒に解決策を考えてもらうことをおすすめします。
業務量が多すぎる場合は減らしてもらったり、人間関係で困っている場合は部署変更をしてもらったりすると、状況が改善することもあります。
「直接上司に言いにくい」と思う人は、まずはメールで上司に悩みを伝えるのがおすすめです。
先に文章で伝えて、あとから直接相談する時間を設けてもらうと、スムーズに話が進めやすくなります。
②転職活動をする
「上司に相談したけれど変わらない」「他業界にいきたい」という場合は、転職活動をして新しい環境に移ることで前に進みやすくなります。
今回の失敗を踏まえて、自分が安心して働ける環境を見つけてほしいです。
大変だと思いますが、なるべく在職中の転職活動がおすすめします。仕事がなくなり収入が途切れると、不安に駆られて焦って就職先を決めてしまうおそれがあるからです。
在職中の転職活動が難しい場合は、失業保険を受給しながら仕事を探す方法もあります。
③休職する
転職活動する気力も湧かない、まずは心身の回復を優先させたいと思ったら「休職」も検討してみてほしいです。
休職をすると、会社に籍を置いたまま、一定期間休みを取得することができます。会社によって休業の期間や申請の方法は異なるので、まずは就業規則の確認を。
多くの場合は、精神科医や産業医に診てもらい、診断書を提出することが多いです。ただし、休職期間中は無給の場合が多いので、忘れずに給与の有無を確認をしてくださいね。
④会社を辞める
「もうこの会社ではやっていけない」と思ったのなら、退職して次の道に進むことをおすすめします。
人によっては、短期離職になってしまうと心配になるかもしれません。
しかし自分がつらい場所にずっと居ても、心身のストレスが悪化したり、成長しない無駄な時間を過ごしたりするおそれがあります。
もし、会社を辞めたいのに、退職届を受理してもらえないなどのトラブルがある場合は、退職代行サービスの利用もひとつの手段です。
利用料金はかかりますが、自分の代わりに手続きを進めてくれるので、ストレスなく退職できます。
転職失敗による休職・退職は「逃げや甘え」でなく「戦略的撤退」
「休職や退職って結果的に仕事から逃げていない…?」と思う人もいるかもしれません。また、親や友人から「それくらい我慢しなよ」と言われた人もいると思います。
でも、自分が「つらい」「辞めたい」と思っている感情を押し殺してまで働く必要はありません。
ガマンして働いて、結果的に心身を壊してしまったら元も子もないからです。うつ病を患うと、治療に数年かかるケースもあります。
「辞めたら周りに迷惑をかける」「また転職先を探すのも大変だし」と、思うかもしれません。ですが、少し厳しいことを言うと、そう思って行動しない方が逃げです。
つらい状況なのはわかりますが、目をそむけているだけでは何も変わりません。
心身に支障をきたしているのなら1度休む、もう別の会社に行くと決めたのなら転職活動を始めてみてほしいです。
仕事は人生の一部でしかありません。たった1度のあなただけの人生を、仕事に潰されてしまったらもったいないです。
美味しいものを食べる、旅行に行く…そんな幸せを感じられなくなったら寂しくないですか…?
自分が自分でなくなってしまう環境なら、時に逃げるのは戦略的撤退と言えます。
新しい転職先を探すのに転職エージェントをおすすめしない理由
転職に失敗してしまったら、今回の経験も活かして新しい転職先を探してみてほしいです。しかし、転職エージェント経由で探すのはあまりおすすめしません。
その理由は、次の2つです。
- 利用者のメンタルケアはそこまで重視されないから
- キャリアの軸がブレていると、また転職失敗のおそれがあるから
それぞれの理由をお伝えしていきますね。
①利用者のメンタルケアはそこまで重視されないから
まず、転職エージェントは、利用者の「転職活動のサポート」に特化したサービスです。
求人紹介や面接対策を徹底的に支援してくれます。
しかし、1度転職を失敗した人の多くは、将来への不安やストレス、自身喪失から心身共に不安定な場合が多いです。
そのため、まずは心身の回復を優先させる必要があります。
なので、あくまでも転職成功のサポートをするのが仕事である転職エージェントの利用は、心身が不安定な人にはおすすめしません。
利用者のメンタルケアはそこまで重視されておらず、場合によっては煙たがられてしまうおそれもあります。
②キャリアの軸がブレていると、また転職失敗のおそれがあるから
転職に失敗した場合「これから何をすればいいのだろう」と悩む人も多くいます。そんな時は、あらためて自分の強みやこれからどんな風に働きたいかを見直すことが大切です!
自分のこれまでの経験を振り返って「どんな仕事をしたいか?」を考えていくと、やりたいことが明確になり、転職失敗を回避しやすくなります。
また、転職エージェントの中には、転職を急かしたり、内定がもらえそうな求人だけを紹介したりする人もいます。
もちろん、ちゃんと利用者に寄り添ってくれる人もいますが、不安定な状態の時ほど流されないように注意が必要です。
仮に転職ができても、また失敗してしまうおそれが高くなります。
「もう心身ともに回復した!」「次はこの仕事がやりたい」という人は、転職エージェントをぜひ活用してくださいね。
「まだちょっと不安が残るな…」という人には、転職相談サービスの「ゲキサポ!キャリア」がおすすめです。詳しくは次で紹介します。
もう転職失敗で後悔しないために!ゲキサポの無料相談がおすすめ
「ゲキサポ!キャリア」は、転職活動のサポートはもちろん、自己理解やキャリア形成も一緒に行ってくれるサービスです。
1人ひとりの理想のキャリアの実現に向けて、専任トレーナーがマンツーマンでトレーニング。
トレーナーとは、週1回対面カウンセリングを行ったり、無制限でLINEで不安な部分をすぐ相談したりできます。
ゲキサポでは、過去の仕事状況をヒアリングした上で利用者に合ったペースでサポート。転職に失敗したショックから立ち直り切れていない人も、安心して利用しやすいです。
また、転職エージェントでは、あまりアドバイスがもらえない、自己理解や業界研究から支援してくれるのも、ゲキサポならではの魅力です。
「自分がどうなりたいか」という将来のイメージを具現化させたうえで仕事を探せるようになるので、失敗を回避しやすくなります。
利用料金はかかりますが、転職の失敗を回避して、今後イキイキと働けることを考えたらゲキサポ!キャリアは将来性のある投資です。
とはいえ、どんな人がサポートしてくれるかわからかないと不安だと思います。そこでおすすめなのが、無料キャリアカウンセリングです。
利用する前に無料で仕事への悩みなどを相談できるので、実際にどんな方にサポートしてもらえるかイメージが湧きやすくなっています。
もし「人に相談するのが苦手」という場合は、リクナビNEXTの利用がおすすめです。求人数は国内最大級で、自分のペースで転職活動を進められます。
まとめ:転職に失敗したら動けなくなる前に早めに対処を
転職で失敗してしまうと「これから先どうしよう」「もう転職できないのかな」など、たくさんの不安におそわれやすいです。
自分を責めたり頑張りすぎたりしてしまうと、心身共にストレスが溜まりうつ病を患うおそれもあります。
そのため、少しでも体に異変を感じたら、1日だけでもいいので会社を休んでほしいです。
体調が悪くなったり、動けなくなったりするまで頑張る必要はありません。仕事は最悪誰かに代わってもらうことができます。
ですが、あなたの心身の代わりはどこにもありません。だから、まずは自分自身を大事にしてあげてほしいです。
元気になって、転職活動をする余裕ができたら、ゲキサポ!キャリアや転職エージェント、リクナビNEXTを活用してみてくださいね。
自分を責めすぎずに、ゆっくり前に進むきっかけになれば幸いです。
この記事を書いた人
笹まい(@sasamai_ko)
大学卒業後働き方に悩んで、4年で3回転職してからフリーライターに。転職や旅行など、自分の経験を元にした記事を中心に執筆しています。
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします