こんにちは。
元ブラック企業にて、経営企画や人材エージェントをしておりましたなお(@naoroom772)です。
その会社を7ヶ月で早々に辞め
「やれやれもう、あんなとこに入ってしまうかわいそうな無知な私みたいな新卒(中途も)を出したくない。みんな会社はきちんと選ぼうね」
という親心で、エージェント目線から見る
「だれでもわかる!採用媒体(リクナビ、マイナビなど)でのブラック企業の見分け方」
をお伝えします。
この記事でブラック企業へのエントリーが激減し、あわよくばゼロになって会社が潰れ、日本社会の健全化が進むことを祈ってます!
さあ読んでいるみなさん、憎きブラックの特徴を知り、シカトしましょう!
①「給与」の内訳に固定残業代が入っている
これが圧倒的ブラックの証拠です。その残業時間は固定で、変えていく気すらない。完全ブラックです。
月45時間ですから1週間にすると11時間ほど。仮に18時定時とするなら20時ほど。
そしてそのくらいならまあ行けるじゃん?と信じてはいけません。
その分は残業代が出るだけで、その時間で退社ができるわけではないからです。
実際に私がいたこの会社の退社時間は新卒21時、既存22時、ですが終電まで残ったりもするし休日もみんないます。
そして追加分支給とありますが、支給されたことはありません。
まとめると、固定残業は氷山の一角です。
その表記があるということは裏に幾万もの報われない時間外労働が隠れていることとイコールと言っても過言ではありません。
どれほどわくわくすることが書いてあろうが、社員にいいことを言われようが、無条件でやめましょう。
②夏季休暇、年末年始休暇等の具体的日数が書かれていない
これも完全にブラックの証明です。
会社は休暇日数が少なくて書きたくないから書かないのです。
私が知ってる会社の実際の夏季休暇はたった3日でした。
年末年始の時期にはもう私は辞めていたのでわかりませんが、おそらくあっても3日です。
③営業会社の場合、インセンティブ、成果報酬を謳っている
はいブラック。
その達成報酬の裏には毎月のきついきついノルマ、目標、数値があります。
そして達成報酬とはほぼ名目で、実際は獲得するのがものすごくきついか、あるいは金額が雀の涙のようなものだったりします。達成のために社員総出で休日出勤している場合も多い。
この会社の達成インセンティブは月目標達成で5000円です。
一瞬で消えますね。なめてんのか。
一応それ以外にもいろいろな条件での謎インセンがありましたが、インセンを獲得しているトッププレイヤーは遊んだり休んだりする暇がないのでもらっても使えません。
そしてこの会社ではなけなしインセンがある代わりにボーナスもありません。
もちろん滅茶苦茶営業に向いていたり、とんでもない成果を出せる人は良いかもしれません。
しかし、そんな人は希少ですし、何よりまともな会社ならもっと評価してくれます。
以上3つが特にブラックを証明する基準です。
それ以外にサブ的に、ブラックの疑いあり、くらいの付加情報があるので注意書き的に書いておきます。
④圧倒的成長!爆速成長!を歌う
お察しの通り、これを売りにしている会社はほぼブラックです。
漂うブラック臭。特にベンチャー系に多い。
ブラックなので制度面をPRできないから、無理やりいいように言い換えて圧倒的成長!と書くのです。
私のいた会社のように新卒から30社も取引先を持ったらそりゃ成長するだろうし、それだけ疲弊します。
半数ほどは入社1年以内にどこかの段階で擦り切れ辞めていきます。
⑤社員がやたら若い、ケバい、テンション高そう
これもほぼブラックです。
ブラック会社とは定着率が悪いので、若手社員か役員かのほぼ二層しかいません。
中間層が育たないのです。
だから会社のサイトやナビは必然的に、いかにも気の強そうなギラギラ若手社員のエセリア充オンパレード写真ばかりになります。
⑥飲み、イベントごとが無駄に多い
- 休みの日にも平然と部署でバーベキュー
- ヘロヘロな月末に先月の達成会
- 日々誰かが抜けるので送り出し会
- どう考えても遅い時間に誰かのバースデーサプライズ・・・・・・
テンションの高いイベント写真が多い会社は要注意です。
ナビ以外にも、会社FBページのチェックを忘れずに。
楽しそうな感じを売ってブラック臭を消しています。そして社員は普段の残業以外に、その一切賃金の発生しないイベントに休日も繰り出して消耗するわけです。
まとめ:明らかなブラック企業を避けて転職しよう
以上6選をお送りしました。
ブラック企業を見つける種は、実はこんなに転がっているのです。
会社員時代を振り返りながら書いていて、死にかけだった頃を思い出しました……。
これから就職する方、転職する方、くれぐれも、上記のような会社に応募してはいけません。
実際に説明会や面接に入ってしまうと上手いこと言って乗せられる可能性が大アリなので、そもそも応募をしないようにしましょう。
いい会社や社員思いの会社は世の中にきっとたくさんあります。
ぜひ、ブラックを排除した、いい候補から会社を選んでくださいね。
この記事を書いた人
名前:廣瀬奈緒(ひろせなお)
ブログ:慶應卒ニートブロガーなおのブログ
Twitter:@naoroom772
下北沢在住。文章を書くことと撮影、新しいことが大好きで、ブロガー兼インタビュアーをしている。あちこち出かけるのも好きなので依頼募集中。アパレルと組んでブランド広報用に撮影会運営もしている。
詳細プロフィールはコチラ。
管理人:☆←ヒトデの一言
見えてる地雷を踏む必要は無い!!
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします