はじめまして。吉田彩といいます。
私は数年前、転職してコンサルの会社に入りました。
その会社は海外進出の経験がないプロパー社員のみで殆どプロジェクトを進めている会社でした。
プロパー社員:元々その会社に採用されて業務に付いている正社員
何故コンサルの会社を選んだかというと、外資系企業の経験者を対象としたオファーがあり、「色々な企業で経験が積めるから良いな」と思いこの会社への転職に至りました。
仕事がきついと評判のコンサルなので、入社する前に
「残業はどれくらいですか?」
と聞いたら
「そんなにない」
と言われました。
しかしコンサルは案の定激務でした。
他の方のブラック企業の体験談と共に、「絶対ブラック企業を辞めた方が良い理由」を書いている記事もあるので、良かったら読んでみてください
もしも今の会社に不満・不安がある
コンサル業務の残業の凄さ
私は初日からプロジェクトに割り当てられました。
3か国、殆ど英語で進める外資系会社のプロジェクトで、インド人もプロジェクトに参加するものでした。
ヒンディッシュが全く聞き取れないまま議事録を取らなくてはいけなくなったり、
ヒンディッシュ:インドやパキスタン、バングラデシュなど南アジアの旧イギリス領インド帝国で使われる英語の方言のこと
業務効率化によるコスト削減やシステムトラブル後の勘定整理。
タスク管理を通じて各チームのタスクの漏れがなくなるように勤めたりと苦労しました。
なんとかプロジェクトを無事終わると、矢継ぎ早に次のプロジェクト。
次は外資系会社の4つのサブプロジェクトの管理です。
各プロジェクトの
- WBS(作業分解構成図)
- 課題管理表
- 議事録作成
- 本社に提出する英語レポート
- 目標値と実績の対照に関するレポート
- 各ステータス報告のレポート一覧
- 要約……etc
とにかく沢山の資料作成や会議があり、タスクリストがありましたがタスクが増え続けるだけで減りません。
結果的に、月130-150時間の残業が続きました。
帰宅時にコンビニでお弁当を買って机で食べて時計を見るといつも夜の3時位でした。出社は朝10時でした。
勤怠を正直に付けて、会社に「勤務時間が長すぎる」と相談しても無視されました。
休みだってもちろん作業。美容院で髪を切って頂きながら仕事をしているくらいでした。
観たいDVDも見れないので音だけ流して作業。
休みの間に会社からかかってくる電話に出てイライラして、投げつけて2回壊しました。
この仕事を楽しいと思った事が1度もありません。
同期もおらず、いつも社長といった役職の高い人と仕事をしなくてはいけないので、仕事に対するプレッシャーが強かったのも原因です。
ストレスチェック、そしてドクターストップ
2015年12月から厚生労働省からストレスチェック制度が施行されました。
ストレスチェック制度:定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげる取組を指す
私もストレスチェックを行うと、「すぐ休養を取った方が良いレベル」と産業医に診断されました。
病院でうつ病と診断され、ドクターストップがかかりました。
でも仕事は続けました。
何故かと言うと、私は「一旦止まると死ぬ」と思ったからです。
既に正常な判断が出来なかったのかもしれません。
ただ操り人形のように毎日会社に行き、命令のままに仕事をするしかありませんでした。
ある夜、泣きながら実家に電話しました。
そうすると母親に「早く戻っておいで」と言われました。
えんえんと泣き、少しだけ寝て私はいつも通りに出社し最後まで仕事をしました。
流石にそのとき、「自分は何をやっているんだろう」と思いました。
自分は、仕事するために生きているんじゃない
そんな当たり前の事に、ようやく気付くことが出来たのです
後日退職し、その後36時間以上の残業を禁止している今の会社に転職しました。
おわりに:仕事を辞めても、死にません
何故私が「止まると死ぬ」と思ったのかというと
「仕事をしている自分が唯一のアイデンティティ」
だと思っていたからです。
今思うと「早く休めよ、ていうか辞めろよ。としか思わないのですが、周りの友人は普通に仕事しているから「これが当たり前なんだ、辞めたら私がダメなだけなんだ」と体に鞭打ってやっていました。
そう思わなくなったのは仕事を辞めてからです。
別にあの仕事は誰でも出来る。じゃあ、自分にしかできない事をしよう。自分の人生だし。
もしあの時の自分と同じように
辛いけど仕事を辞めたら自分が自分でいられなくなってしまう
と思っている方がいらっしゃれば、一旦止まる必要もあるんだよ、と伝えたいです。
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もしも今の会社に不満・不安があるのなら、初めの一歩は今のうちに
「いつか」会社を辞めたいなと思っているのであれば、こちらの記事も参考になると思うので読んでみてください
「いつか」では無く「今すぐ」「5分だけ」時間を使うだけで今後の人生が本当に変わります
この記事を書いた人
名前:吉田彩
説明:日本一労働意欲のない東大院卒会社員がゲーム、声優、漫画、書評等何でもありな雑記ブログを書いてます。
ブログ: ふたり暮らしのやっつけごはん&生活
管理人:☆←ヒトデの一言
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします