どうも、 TAKUMA(@TAKUMA43330075)です。
脱サラして農業にチャレンジしてみたい!
サラリーマンをやっていると一度はそんな風に思ったことがある人も多いかと思います。
農業に対する声として
- 「農業は新規参入が難しい!」
- 「農業は成長産業だ!」
と二つの声があるのですが、実際にはどうなのでしょうか?
これは本当にやり方次第だと僕は感じています。
今回は、そんな農業にまつわるぶっちゃけ話しをサクッとまとめてみました。
専業農家の長男が語る農業の実態とは?
僕の地元「佐賀県鹿島市」では農作物としてみかんの生産を主軸としてビジネスを行っている農家が多く、JAを通して「佐賀みかん」というブランド化をして東京や大阪といった都会の人々をターゲットに生産・流通・販売を行なっています。
かくいう、僕の実家も代々受け継がれているみかん農家です。
ビジネスモデルとしては、ハウスみかんを主軸とし季節ごとに収穫時期をずらした露地みかんや、お米・葉物野菜を栽培しています。
もともと、祖父の代から農業に携わっていることもあり、土地も農機具も全て揃っているので新規で始める方にしたら初期投資がかかりません。
農業を一から始めるとなると、土地はどうにかなるとしても農機具・設備への初期投資が必要となります。
これが意外とバカになりません。作物にもよりますが、数十万円から数千万円までの額になります。
そう考えると、「農業は新規参入が難しい」と言われるのも頷けますね。
しかし、今の時代はなんでもシェアする時代です。
土地もそうですが、農機具や設備もリタイアした農家さんのところに行って交渉し借りることはできます。
その土地の人たちのコミニュティにしっかりと溶け込みさえすれば、農機具だって譲ってもらえたりするかもしれません。
また、栽培する農作物で全く必要となる農機具や設備は変わってきますし、労働時間や売上も変わってくるので農作物選びは大変慎重にならないといけないポイントです。
販売先の確保は大変重要
次に、販売先の確保が重要になります。
JAと提携していれば、販売先は全てJAとなり生産だけに集中できますが、今の時代JAだけではどうしても売上アップには繋がりません。
ですので、個人ブランドで売り出せる販売ルートを開拓し、価格操作できる仕組みを作ることも大事なります。
今では、メルカリやSNS等といったサービスを利用して個人販売する方法も多岐にわたりありますので、その辺りから攻めるのが得策だと思われます。
実際に、僕も少しだけ販売していた時期もありますし…(今は行っていませんが)
ブランディングして個人で戦う時代へ
今までは、「作ってJAに出荷しておわり」でした。
しかし、今はそれだけで生き残るのは厳しいと感じています。
これからはそれだけではなく、個人でブランディングし生活者からリスペクトされることが売上アップに繋がる時代だと言えます。
流行りで言えば、農業とYouTubeを掛け合わせて「農業YouTuber」とかでも面白そうですし、それこそブログで農業分野を攻めることもブルーオーシャンでいいかもしれません。
そういった農業だけではなく、農家さんの個性を発信してブランディングに繋げることが重要だと感じています。
ヒトデさん:追記記事 Vol.4農業(2018.5.6)
実際に体験してみてわかった農業の良かったところ・辛かった所
農業というと、家族経営のビジネスモデルが多いですが家族で営んでいる僕の実家は、1人でもかけると労力も作業効率もすごく落ちます
そんな中、多くの作業を1人で行わないとなると大変な時間がかかるので、淡々と1人で作業をしないといけないです。
会社だと、社員やアルバイトなどの人たちがいたりしますが、農業は個人でやる人が多いので孤独との戦いでもあるのかなとやってみて感じました。
ですが、裏を返せば個人でビジネスをやっているからこそ、ストレスフリーで嫌な上司も手のかかる後輩もいないわけでその点はやっぱり大きなメリットです。
農業は一長一短で出来るビジネスではない
実際にコンバイン(稲刈り機)に乗って稲を刈る作業1つとっても、しっかりとした技術が必要です。
家庭菜園レベルなら、簡単にYouTubeでもみて参考にしながら始められますが、がっつりそれで食べれるようになるには、やっぱり技術習得に多くの時間をかける必要があるなとコンバインで稲刈りを行ってみて感じました。
そもそも、農業分野ではまだまだ感や経験での采配が大きいので、ベテランの農家さんと素人では農作物の質に差が出てきます。
僕の実家はみかんの栽培を行っていますが、ハウス栽培も同じで様々な経験や知識が必要なんだなと感じてます。
やはり3K(汚い・稼げない・危険)は健在している
農家さんにもよると思いますが、「やっぱり汚い・稼げない・危険」の3Kは健在だなと思います。
みかん農家だと夏は、ハウス栽培していると体感温度40度以上のハウス内で収穫しないといけないですし、露地みかんは価格変動が激しく安定的に稼げないですし、ハウス栽培だと高所作業を行ったりするので危険です。
中でも特に「稼げない」のが一番痛い要因ですが、これはほんと市場価格の変動が激しくて季節やその年によって幅がとても広いです。
逆に、ハウス栽培の農産物だと安定した価格が保証されてますが、ハウス加温などで重油を使うので多額のお金を先行投資するリスクがあります。
これらを冷静に考えると、農業がどれほどシビアな分野かというのがお分かりいただいけると思います。農業従事者が、作業中に怪我や病気になるとその時点で収入は0です。
農業ビジネスのメリット・デメリット
ぶっちゃけ、農業で稼ごうと思って始めてもすぐに続かなくなります。
これは、あのホリエモン(堀江貴文)さんもいっていることで、稼ぐことを目的として農業を始めるぐらいなら、もっと手っ取り早く稼ぐ方法は腐る程あるからです。
そのようなことからデメリットで挙げるなら、農業は好きじゃないと続かないことでしょうか。
「この農産物を丹精込めて作って、生活者に届けよう!」
という気持ちがないと、まず途中でやめてしまうでしょう。
次に、メリットですが1番のメリットはやはり「ストレスフリー」なところでしょうか。
サラリーマンのライフスタイルだと、決まった時間に自宅を出て通勤し、会社で仕事して時には残業して夜遅くに帰宅。
だいたい、この繰り返しですよね?
農家だと、自分の好きな時間帯に起きて畑に出かけて、広大な自然の中で仕事を行い自然の中でお昼ご飯を食べる。
夕暮れ時になると、自宅に帰って晩酌。
とっても、スローライフです。
だからこそ農家さんは、家族との対話の時間を確保でき家庭は円満のところが多いんです。
農業の賢いはじめ方とは?
新規参入者の方は、土地も農機具も施設もない0から始めると仮定して、まずは自分が栽培してみたいと考えている農作物を栽培している農家さんのところで中・長期程度、研修を行うと良いでしょう。
研修制度は、多岐にわたりありますので調べてみてください。
まずは、体験してみてご自身のイメージと現実の違いを体で味わってみてください。
(想像と違った…)
となっても、後戻りはできますし絶対良い経験になります。
まとめ:これからの農業を考える
今までは
「農業は3Kだ!(汚い・キツイ・危険)」
と言われてきましたが、これからはAIやドローンといった新しいテクノロジーも参入し第4次産業革命とともに変わっていくと期待しています。
そうでないと、日本の一次産業は衰退の一途をたどってしまい、食料自給率はますます低下してしまいます。
もし、日本のスーパーから国内産の食材がなくなったら?
もしかしたら、このような現実がリアルに起こりうるかもしれません。
そう考えると、農業はまだまだブルーオーシャンであり期待が持てる産業だと言えます。
でわまた。
この記事を書いた人
TAKUMA(本名:岡 拓馬)
ぶらぶらと自由気ままに旅に出ます(*´ω`*)
「人生を最高に旅しよう」をモットーに生きてます。海外移住を目標にノマドワーカー目指してます!今は北海道でリゾートバイト中!クラウドワークスでWebライター&ブログやってます!英語とプログラミングも勉強中!
詳しくは、ブログに書いてます↓
ブログ:九州男児のぶらり旅
管理人:☆←ヒトデのコメント
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- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
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- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
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自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします