ホテルマンを辞めたい時に邪魔された「最も危険な思考」について話そうと思う

「仕事辞めたい…でも僕が辞めたら職場が回らなくなる…」

これは僕が新卒でホテルに入社して3ヶ月目に思っていたこと。

そして、真面目で人一倍責任感が強いあなたも今、こう思っていませんか?

でもね、この思考はあなた自身のクビを締めることになります。

もっと言うと「あなたの未来を潰すこと」に繋がってしまうのです。

最終的に僕はホテルを辞めたのですが、この思考は邪魔でしかないということに気付かされました。

真面目で責任感があるあなただからこそ、この思考の危険性を理解しておいて欲しいのです。

なので、今回は僕がホテルを辞める時に陥っていた危険な思考についてお話していこうと思います。

「仕事を辞めたいけどなかなか辞められない……」

そう悩んでいるあなたはこの記事を読むことで、自分の未来を潰してしまうリスクを回避することができるはずです。

僕のホテル勤務:総務課として5部署を掛け持ち

僕は新卒でホテルに入社したのですが、「総務課」に配属されました。

総務課とは?

社内の全ての部署とパイプを持ち、現場と経営陣を繋いで会社を上手く機能させる架け橋的な部署。

なので総務の仕事は文書や備品などの管理から、従業員の健康管理まで多岐に渡ります。

例えるなら会社という歯車が上手く回るようにする「潤滑油」です。

ただ僕が入ったホテルは極度の人手不足。

なぜ人手が足りていないのか? その理由は一目瞭然でした。

一般的に言われているブラック企業と言われる部類に入るホテルだったからです。

その結果、新卒でホテルに入社してまだ3ヶ月目の僕が、なぜか日々5部署を掛け持ちしていました。

  • ある時はお客様をお部屋まで案内するベルボーイ。
  • ある時はレストラン会場で料理を提供するウェイター。
  • ある時は客室のベッドメイキングや清掃スタッフ。

 

なので、必然的に各部署ごとの動き方や知識、注意点を全て覚えておく必要がありました。

ホテルの表側の仕事は「お客様のスケジュール」によるので、こういった部署はお客様のチェックインとご夕食までがピーク。

裏を返せばそれ以降は一段落して落ち着きます。

 

……そう。そこからやっと本格的に自分の総務の仕事に移ることができるんです。

 

仕事が終わらずに帰宅すれば、もちろん問題になって上司に怒られます。

しかし、労働時間的には完全に労働基準法に違反してしまっているので、ありのままの労働時間を上司に報告しても怒られます。

第三十二条
使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。

引用元:労働基準法第三十二条

完全なる板挟み状態。

なので暗黙の了解としてタイムカードだけは8時間で切り、その後はサービス残業という風潮が当たり前になっていました。

さすがに時給換算が500円を切った時は涙が出ましたけどね。

あなたの未来を潰す「危険な思考」について

こういった仕事のサイクルを繰り返していた結果、僕は身体的にも精神的にも追い詰められていきました。

この時は本当に夜眠るのが苦痛でしかたがなかったです。なぜなら朝が来てしまうから。

夜、目を閉じながら

「朝が来なければいいのに……」

とひたすら祈っている自分がいました。

しかし、残酷なことにどれだけ祈っても朝はやって来ます。

朝方、3つの目覚まし時計達に起こされるのですが、目が覚めると涙が頬を伝っていました。

そして、胃の辺りがグーッと締め付けられて毎朝10分くらい動けなかったのを今でもよく覚えています。

 

そしてある時、「辞めたい」という感情がある一方で、ふとこんな思いに至ったのです。

「僕が辞めたら会社が回らなくなる……」

これは特に真面目で責任感が強い人ほど抱いてしまう思考。

この思考になってしまうと、会社を辞めるという行動にストップがかかってしまいます。

その結果、辞めたいと思いつつも無理して働き続け、身体を壊してしまったり、精神を病むことに繋がってしまうのです。

「高熱で倒れました…身体が動かないです…」

「もう無理です…職場に行くのが怖いです…」

皮肉なことに総務である僕は、そういった人を何人も間近で見てきました。

間違いなく、あなたがいなくても会社は回る

結果的に僕は紆余曲折あって、このホテルを1年以内に辞めることになりました。

辞表を支配人に提出した時は「このホテル潰れちゃうだろうな」と本気で思って申し訳ない気持ちになっていました。

 

でもね。僕がいなくなっても普通にホテルは運営されていったんです。

 

その話を残っていた同期に聞いた時に、「あの思考は無意味だったのか……」と気付かされました。

これは今となっては当たり前の話です。

僕が抜けたところで、僕の代わりはいくらでもいたんですよね。

組織として機能するのが会社。

1人抜けたところで潰れることはありません。

でも当時はそのことに気付けず、完全に思い込みで数ヶ月間もずるずる耐えてしまっていました。

 

そして、「僕の代わりはいくらでもいる」と知った時にある感情にも気付かされました。

なんだか、ちょっとショックだったんですよね。

具体的に言えば「誰かに必要とされたい」という感情があったんです。

「あなたが必要だった」

そう言って欲しかった。いわゆる承認欲求ですね。

今改めて思い返してみると、「誰かに必要とされたいがために頑張っていた」という感情もあったのだと思います。

さらに言えば、「日々必要とされて頑張っている自分に酔っていた自分」もいたのだと思います。

職場の方々に「本当に真面目だねー!」とか「シフト一緒だと楽できるから助かる笑」とか言われてね。

ただ、だからと言ってもうあの環境に戻ろうとは思いません。

「求められはするけど、代わりはいくらでもいる」

それが会社というものなのです。

まとめ:自分の人生を大切にしよう!

僕がこの記事を通してまずお伝えしたかったのは、「あなたがいなくても会社は回る」ということです。

少し厳しい言い方になってしまってすいません。

でも社員が1人抜けてもなんとかなる、それが会社なんです。

会社は社員やスタッフをいくらでも増やして代わりを用意すことが出来ます。

だけど、「あなたはあなた」なのです。

あなたの代わりは誰1人としていません。

 

今、あなたが以前の僕が持ってしまっていた危険な思考を持っているのなら今すぐ捨てましょう。

この思考はあなたを間違いなく不幸にします。

僕は会社を辞めてからようやく気付けました。

あなたはどうか今気付いて下さい。

 

そして、その上で僕があなたに一番伝えたかったことは、「あなた自身を大切にして欲しい」ということ。

もちろん今の環境に満足しているのなら、その環境で今まで通り頑張ればいいと思います。

でもね、あなたの代わりがいる環境で、心身ともにボロボロになってもなお会社のことを想っているあなたなら、環境を変えていいんです。

責任感の強いあなたのことをもっと必要として、もっと大事にしてくれる環境はいくらでもあります。

僕は辞めて本当によかったと思っています。

もし辞めなければ自分の未来を潰して、人生を会社に捧げ続けていたかもしれません。

いや、そもそも働くことすらできなくなっていたかもしれませんね。

手遅れになってからじゃ遅いんです。あなた自身を一番に大切にしてください。

あなたの代わりはいないのですから。

この記事を書いた人

名前:コバ

恋愛・職場など「人間関係」を改善・向上させるための情報をお伝えしています。

札幌の美味しいもの、人間心理、RPGが大好きな元マジシャン。

ブログ:人生は人間関係で決まる

 

管理人:☆←ヒトデの一言

☆←ヒトデ
これは大事! 自分が居なくなったら・・・・・・なんて事は考える必要無し!!

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