「もう何度も転職を繰り返してしまっている」
「次こそ転職に失敗したくない!」
このような不安や悩みを抱えていませんか?
どこに行っても長続きしないと、自信をなくしてしまいやすいと思います。筆者自身、大学を卒業してから3年間で2回転職に失敗をして、自分を責めていた時期もありました。
しかし、このような経験を繰り返したことで「なぜ転職に失敗し続けてしまうのか」がわかってきました。
そこで、本記事では次の内容についてお伝えします!
- 転職が失敗続きになってしまう理由
- 退職を繰り返して転職歴ばかり増えるとどうなるか
- 転職活動を成功させるためのコツ
「もうこれ以上転職で失敗したくない!」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
転職が失敗続きになる4つの理由
はじめに、そもそもなぜ転職に失敗し続けてしまうのか?についてお伝えします。理由は大きく分けて、下記の4つです。
- 自分の得意なこと・好きなことがわかっていない
- 業界・職種の事前チェック不足
- 焦ってすぐ内定承諾をしてしまった
- 希望が100%叶う職場を探している
それぞれの内容をお伝えしていきますね。
1.自分の得意なこと・好きなことがわかっていない
まず、どんな仕事が得意か、何が好きかなどがわかっていないと、自分に合った職場を選びにくいです。
生活の大半を過ごす「仕事」で、自分の得意なことを活かせない、好きではないものに関わる仕事だと、仕事を続けるハードルが高くなってしまいます。
そのため、毎日納得感を持って働くためにも、自己理解が大切です。
2.業界・職種の事前チェック不足
自分が面接を受ける会社の業界や希望の職種の内容を、確認しておくことも大切です。なぜなら、自己理解同様、自分に合っていない仕事を選ぶおそれがあるからです。
加えて、成長が著しい業界もあれば、今後衰退が予測される業界も。業界の景気の良さは、給与や継続的に働けるか?という問題に影響します。
なんとなく業界、職種を選んでしまうと「給与が低いからまた転職」「やっぱり自分に合っていないから仕事を変えたい」と思ってしまうかもしれません。
3.焦ってすぐ内定承諾をしてしまった
過去に、内定が出てからすぐに転職先を決めてしまった経験はありませんか?実は、すぐ内定承諾をしてしまうのも、転職を繰り返す原因のひとつです。
給与待遇などに問題ないかしっかり確かめずに入社してしまうと「思っていた職場と違う…」と、感じてしまう場合も。
特に「今の仕事が嫌だ!早く辞めたい!」と焦っている人ほど、一旦落ちついて考える必要があります。
すぐ転職したい気持ちはわかりますが、焦って同じ失敗を繰り返してつらいのは自分自身です。内定承諾前なら辞退もできるので、しっかり入社するか考える必要があります。
4.希望が100%叶う職場を探している
「給与は25万円以上、業界・職種はこれで…」と、全ての希望条件が叶う職場を探しているのも、転職を繰り返す原因です。
希望が100%叶う職場を探してしまうと「ちょっと思ったのと違う」と思うと、すぐ転職してしまいやすくなります。
絶対に全ての条件が叶う職場がない、とは言いません。しかし、そのような職場を探すのはハードルが高いです。
仕事は1人でなく、複数の人と協力して進めます。互いが気持ちよく仕事をするためには、多少我慢したり、譲り合う必要がある場面も。
そのため、全ての希望が叶う職場を見つけるのは難しいです。
【3回失敗】就職・転職に失敗続きだった私のリアルな体験談
ここで、参考までに3回就職・転職に失敗した私の体験談を紹介します。
伝えるのはちょっと恥ずかしいですが、私と同じ失敗をして後悔してほしくないので、ぜひ参考に読んでもらえたら嬉しいです。
1社目:業界や職種の事を理解せずに失敗
まず、私は大学卒業後に、冠婚葬祭業界の会社で営業職を務めていました。正直、なかなか就職先が決まらず、なんとなく受けた会社から内定をもらい、そのまま入社。
しかし、冠婚葬祭業界は一般家庭のお客様を相手にする仕事なので、土日休み返上は当たり前でした。
契約上は、月~金曜日の週5日勤務でしたが、実際は土日も出勤していたのでとてもつらかったです。また、代休もなかなか取得でませんでした。
結局、休みが少なく慢性的な体調不良に。「このまま続けたら体が壊れる」と思ったので、入社11カ月で退職しました。
2社目:焦って内定承諾をして失敗
2社目では、専門商社の営業事務職に就きました。この会社での失敗は、面接で感じた違和感を無視したことです。
面接時に社内見学をさせてもらった時に、次のような印象を抱いていました。
- なんとなく社内の空気が重い気がする
- 働いている人があまりイキイキしている感じがしない
こんな風に思っていたのにも関わらず「早く1社目を辞めたい」という思いから、内定が出た瞬間すぐに承諾。
結果、嫌な予感はあたりました。2社目は、社長のワンマン気質が強い会社で、飲み会では社員にお酒を一気飲みさせる「アルコールハラスメント」があったのです。
入社後にキャリコネなどの口コミサイトを見たら「社長がよく怒鳴る」と書かれてたので、事前に企業研究をしておけば良かったと反省。
社内見学で感じた嫌な予感を無視したこと、入社前に企業についてしっかり調べなかったことを後悔しました。
3社目:入社前の事前チェックを怠ったことを後悔
3社目の会社では、社内見学をしなかったことを後悔しました。なぜなら、社内が驚くほど汚かったからです。
3社目は業務内容をシステム化できておらず、アナログで仕事を進めていました。
そのため、業務に関する資料はほぼ全て紙ベースで管理していたので、社内は書類だらけ。天井近くまで、書類が積みあがっているスペースもありました。
この様子を見ていたら、絶対に入社しませんでした。「転職エージェントから紹介してもらった会社だから平気だろう」と、チェックを怠ったのがよくなかったと思っています。
転職に失敗して退職を繰り返すとどうなる?
ここまで、転職を失敗してしまう原因や筆者の失敗談をお伝えしました。何度も退職を繰り返してしまうと、下記のようなデメリットがあります。
- 企業によっては転職活動が不利になる
- 自分に対して自信を持てなくなりやすい
まず、転職歴が多かったり、勤務年数が短かったりした場合、あまり良い印象を持たない企業もあります。
「長く続けてくれなさそう」「ストレスに弱いのかな?」など、不安を感じさせてしまいやすいです。
また「何回も転職している自分はダメな奴だ…」と、自信を失うこともあります。自分を責めすぎると、うつ病になるおそれもあるので注意が必要です。
しかし、転職を繰り返したということは、さまざまな業界や職種を経験したとも捉えられます。これまでの経験は、全て自分らしく働ける環境を探すためのヒントです。
それぞれの仕事のよかった部分やあまりよくなかった部分を振り返ると、自分に合った職場・仕事を見つけやすくなります。
もう転職に失敗しない!転職成功のポイント5つ
退職回数の多さも強みにして、次こそ転職を成功させるためのポイントを5つ紹介します。
- 自己理解をする
- 業界や職種の内容を確かめる
- 転職で叶えたい優先順位を決めておく
- 書類選考・面接対策を行う
- 転職・就職のプロにキャリア相談をする
ひとつずつ紹介していきますね。
1.自己理解をする
まず、学生時代や社会人経験を振り返って、自分自身のことを見つめ直してみてほしいです。
自分の得意なこと、苦手なこと、仕事でやりがいを感じる瞬間などを理解すると、どんな業界や職種に就きたいか考えるヒントになります。
いま「別にやりたいことはないし…」と、思っていても大丈夫です。自分の過去といまにヒントがあるので、ぜひゆっくり考えてください。
私自身は、これまでの経験を振り返ってみて、
・学生時代に作文がうまいと褒められた
・黙々と作業を進めるのが得意
と気が付きました。
そこで、文章を書くことを仕事にしたいと思い、Webライターにチャレンジ。結果、いまこうして記事を通して経験をお伝えすることができて嬉しく思っています。
自分で考えるのが難しいという人は、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」がおすすめです。30分ほどかけて質問に答えれば、無料で自分の強みを5つ教えてもらえます。
2.業界や職種の内容を確かめる
2つめに、業界・職種研究が大切です。それぞれの内容を、事前にしっかり確かめておくべき理由は2つあります。
- 入社後のミスマッチを防ぐため
- 書類選考・面接対策を行うため
まず、現在の業界の状況や市場規模、職種ごとの仕事内容を調べます。自己理解を通してわかった強みを活かしたり、やりがいを感じられるかを確かめることが可能です。
また、面接では「〇〇業界を志望した理由は?」と聞かれることも。業界・職種研究をしておくことで、安心して回答ができるようになりやすいです。
3.転職で叶えたい優先順位を決めておく
転職で叶えたい優先順位を決めておくことも重要です。「年収は○○万円以上ほしい」「自宅から1時間以内の職場がいい」などを、ぜひ考えてください。
記事の前半でお伝えたした通り、転職で全ての条件を叶えるのはハードルが高いです。
そのため、年収や勤務地などの希望条件を次の2つに分けて考えてみることをおすすめします。
- MUST:絶対に叶えたい条件
- WANT:妥協できる条件
なるべく①の絶対叶えたい条件を満たせる会社を探せると、退職を防ぎやすいです。
4.書類選考・面接対策を行う
転職活動では、業界や企業に合わせた志望動機を考えたり、面接で答える内容をイメージしたりしておくことで選考の通過率を上げられます。
「企業ごとに対策しておく必要がある?」と思うかもしれません。ですが、業界や選考を受ける企業について調べることで、自分の言葉により説得力が出るようになります。
また、突っ込んだ内容の質問をされても、自分の中に考えの軸ができているので、面接でも緊張に飲み込まれず自分の言葉で話せるようになりやすいです。
何より「頑張って準備しておけば内定もらえたかもしれない」と、後悔しないためにも対策を行ってくださいね。
5.転職・就職のプロにキャリア相談をする
転職を失敗し続けている人ほど、1度キャリアカウンセラーに相談することをおすすめします。
キャリアカウンセラーとは、働き方アドバイスのプロです。就職・転職相談はもちろん、自己理解や業界研究もサポートしてくれます。
また、ここまで紹介した、転職に失敗しないためのコツを一緒に行ってくれるのがメリットです。
転職活動では、内定を獲得するまで時間がかかるうえに、書類を用意したり、面接対策をしたりするなど頑張ることが多くあります。
ですが、キャリアカウンセラーに相談できれば大変な場面もサポートしてくれるので、つらい時も頑張りやすいです。
また、客観的にアドバイスをくれるので、転職の失敗を回避しやすくなります。
【注意】転職失敗が続くと相手にしてくれない転職エージェントもいる
先ほど、転職・就職のプロにキャリア相談することをおすすめしました。プロにキャリア相談するときの選択肢の1つが「転職エージェント」です。
転職エージェントでは、利用者に無料で求人紹介や面接対策サポートなどを行ってくれます。
担当アドバイザーと二人三脚で転職活動を進められるのでおすすめですが、職歴が多すぎると利用できないケースもあるので注意が必要です。
実際に筆者が、2回目の転職活動をした時に、転職エージェントに利用登録したあと「現時点では紹介できる原因はありません」と連絡が来たことがあります。
また、中には「お客様の職歴だとアルバイトしか紹介できません」と言われたこともありました。
サービスごとに利用者の基準を設けているので、
・転職回数が多い
・どの会社も勤務歴が短い
という場合、対象者から外れてしまうおそれもあります。
もし利用を断られてしまったら「20代に強い」「ニート・フリーターも正社員採用実績あり」など、自分に合ったサービスを見つけて、あらためて登録してくださいね。
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「転職サポートだけでなく、自己理解も一緒にやってほしい」
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また、転職エージェントではないので、完全に客観的な立場からアドバイスをくれます。
そのため、無理に内定先を決めるよう、急かされたりする心配もありません。
利用料金はかかりますが、これから1年後、3年後、5年後…元気に働くための先行投資と思えば、料金以上の価値を得られると思います。
実際に、ゲキサポ!キャリアのサポートで年収が200万円アップした人もいます。
筆者も無料カウンセリングを利用した際に、自分の退職理由は企業側から見て「甘え」と捉えられませんか?と相談。
これまでの職歴について話したら「それは辞めて正解だと思います、大変でしたね」と共感してもらえて嬉しかったです。長年抱えていた心のモヤモヤが晴れました!
気になる方は、ぜひ無料カウンセリングを受けてみてくださいね。
まとめ:プロに相談して失敗続きの転職から抜け出そう!
転職で失敗してしまうのには、大きく分けて4つの原因があることをお伝えしました。ここであらためて、原因を振り返っておきましょう。
- 自分の得意なこと・好きなことがわかっていない
- 業界・職種の事前チェック不足
- 焦ってすぐ内定承諾をしてしまった
- 希望が100%叶う職場を探している
主に、転職活動前の準備不足や早く転職したいという焦りが原因です。
また、同じ失敗を繰り返さないためには、自己理解や業界研究などを通し、自分と徹底的に向き合うことが大切になります。
でも、自分1人では、自己理解や転職活動の準備がうまくできないという場合もあるかもしれません。
そんな時は、働き方相談のプロであるキャリアアドバイザーに相談がおすすめです。客観的にアドバイスをくれるので、転職活動がスムーズに進みやすくなります。
また、転職サポートだけでなく、自己理解や業界研究も一緒に行ってくれる「ゲキサポ!キャリア」が特におすすめです。
これまでの自分と向き合って、次こそは後悔のない転職をできるよう応援しています!
この記事を書いた人
笹まい(@sasamai_ko)
大学卒業後働き方に悩んで、4年で3回転職してからフリーライターに。転職や旅行など、自分の経験を元にした記事を中心に執筆しています。
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします