こんにちは。パパンダ(@papanda_life)と申します(´・ω・`)
勤めていたブラック会社で、男性として初めて育休を取得した経験があります。
みなさんの周りにも男性育休者いますか?? そんなにいないですよね。
貴重な体験をしたのですが、ただ休業して復帰したというわけではありません。
会社からの嫌がらせはあるわ~、そのせいで退職しちゃうわ~、労働局に相談してもダメだったわ~、というお話をお届けします。
育休前に部署異動させられた
育休に入る前は、給与計算の仕事をしていました。僕が育休に入るとなると、会社としては後任者を育てますよね。通常の流れです。
マニュアルまで作成して、マンツーマンで懇切丁寧に引継ぎをしましたよ。すごく覚えが悪いひとだったけど……。
育休まであと1ヶ月となったとき、上司から
上司『後任者のひとに付きっ切りで、ずっと引継ぎをしているわけにはいかない。独り立ちしてもらうため、パパンダ君には部署異動してもらう』
と言われたんです。
あと少しで育休に入る身。断って、さらに話がこじれてもいけないっ。
そう思った僕は、渋々異動を受け入れました。
異動先は、給与計算などの管理業務とは全然かけ離れた部署。待ち受けていた仕事は「整理整頓!」と言う名の、雑用でした。
事実上の左遷ですな、これは。
復帰部署が決まっていなかった
育休が終わる1ヶ月前に、復帰について「面談はないのか」「異動した部署で稼働するのか」など、問合せを会社にしてみました。
すると、何と言うことでしょ~、異動した部署は定員いっぱいだ。
- 復帰部署は決まっていない
- 営業部に回すよ
- いいや、やっぱり元の部署だ
- あ、ごめん。決まってないわ
- 来週の会議で決めようと思うわ~、たぶん
と、たらい回しにされたんですよね(´・ω・`)。その挙句、超仲が悪かった人事部長から
人事部長『復帰するのであれば、直に挨拶に来い』
とパワハラまで受けてしまいました。
同じ会社で育休を取った女性から、そんな情報聞いたこともないわ~。
いや、今こっちは子育て中なんすけど?
部署が決まっていないのは人事としてどうなんでしょう?
復帰するタイミング把握してなくね?
その謝罪もないの? (# ゚Д゚)
言いたい事はたくさんあったけど、やり取りで疲れてしまいました。
そしてこの会社は、いわゆるブラック会社だったため前から不信感が募っていたんですよ。これでさらに不信感が増幅。
なので、このタイミングで退職を選んだんですっ。
納得いなかいので労働局に相談
しかしこれでは納得がいかない。というわけで
- 育休前の部署異動
- 異動による給与減額
などの理由を引っ提げて、これらが「育休の不利益取扱」にあたるかもと思い、労働局に相談してみました。
ちなみに「育休の不利益取扱」というのは、「育休を取るひとに、不利なことをしてはいけないですよ」ということです。
育児・介護休業法で規定されています。
いろんな仕打ちをされましたが、やられっぱなしというのも、なんだか落ち着きません。
どうせなら、やり返したいですよね(´・ω・`)
個人で嫌がらせをすると、ただの犯罪になっちゃうので、こういう時は公的機関を頼ります。
実際、労働局に相談したところ
- 育休明けの異動であれば明確な違反だが、育休前の異動は微妙。でも問いただしてみる
- 異動による給与減額も微妙
- 育児休業取扱通知書を発行してないのは明らかな違反
という3点で、指導してくれることになりました。
育休前の異動原因は僕のせいになった
流れとしては、労働局と僕。そして労働局と会社で話し合い、お互いの主張を精査していきます。
そして、お互いの納得するところで、「はい、手打ちね」と終わらせることになります。
ブラック会社なので、まぁまともな報告はしてこないだろうと思っていたところ、それが的中しました。
育休前の異動については、次のような報告をしてきたんです。
(# ゚Д゚)んだと!!
もう滅茶苦茶な報告です。
一度は
「そんなことはない!聞いてないし、給与計算ができない経理部長から口頭指導なんてあるわけがない!」
と突っぱねました。
しかし、その後の二度目の報告も同じ内容でした。
前回のタイミングで
(もう何を言っても平行線だな。消耗するだけなので、もういいや……)
と薄々思ってたんですよね。
だから
「あ、そうですか。違いますけど、じゃそういうことで」
と調査を終わらせることにしました。
あのブラック会社は、社内に「ゴネ得」がまかり通っている風土でしたが、外部にも適当な報告をし、罪を逃れようとします。今回もその例です。
まとめ:ブラック企業に勤めている人は絶対に「証拠」を残そう
ブラック会社のゴネ得に終わった、この一件。
なぜそうなったのか、原因があります。
それは、お互いに明確な証拠がなかったことです。
会社としては、本人に対する業務改善命令書みないものもないし、始末書も書かせてないし、な~~~んにもない。
僕のほうも、部署異動を言われた時の録音もないし、口頭の業務改善がなかったという証拠も、な~~~んにもない。
証拠って大切です。
「うちはホワイトだから大丈夫だろう」
と思っていても、普段から万が一の事態を考え、何かと証拠を取っていたほうがいいですよ。
- 残業が多いならタイムカードのコピーをこっそりとる、とか。
- 恫喝があるなら、録音がすぐ出来る用に仕込んでおく、とか。
- メールを使って業務をしているのであれば、それらを保存しておく、とか。
いろいろ考えられますね。
ただ、ブラック会社だと証拠や記録が、半端ないほど溜まると思うので、さっさと辞めちゃうのが正解ですよ~(*´ω`*)
僕は、退職を行動に移すまで7年も在籍してました……(´・ω・`)
それではっ(´・ω・`)ノシ☆
この記事を書いた人
名前:パパンダ
紹介:娘(1歳)と息子(2歳)の年子を持つパパです。『1年間の育休』を取得したあと、思い切って会社を退職しました。現在無職!! 妻が統合失調症のため、サポートを兼ね積極的に育児参加をしています。
ブログ:パパンダの年子育児ライフ
【この寄稿記事の元ネタ】
妻よ、子供達よ、ごめん。パパは無職になります。育休後復帰の難しさについて。
育休の不利益取扱い。労働局の『雇用環境均等室』に相談へ行ってきた。
育休の不利益取扱いについて元職場の報告がひどい。労働局『雇用環境均等室』の対応経過。
最終決着。労働局『雇用環境均等室』に育休の不利益取扱いを相談したら、こうなった。
ヒトデのコメント
- これが本当に自分に向いている仕事なの?
- 本当はもっと自分が活躍できる場所があるんじゃないの?
- そんな風に考えて今の職場で力を発揮できないのは自分の甘えなの?
- 今の職場で駄目なのは才能云々では無くて、ただ単に自分がポンコツなだけなのかな……
そんな悩みを持っている方向けに
自分の強みを知って、自分に向いている仕事の見つけ方
をお伝えします