「仕事楽しい」って本当?つらい気持ちを押し込んだ結果うつ病になった女性の体験談

こんにちは。元警察官、ニュージーランド在住のnana(@nanapekota)です。

「仕事が楽しい!」と言えるのって、とても良いことですよね。

でも、本当に心からそう思っているのでしょうか?

つらい仕事を頑張って乗り切ろうと、無理してそう思い込むように仕向けていませんか?

仕事が楽しいと思っていたはずなのに、少しずつ無理しているのもわかっていたはずなのに、気持ちを押し込めてしまいうつ病にかかり休職に陥ってしまい、現在奮闘している方の体験談をご紹介します。

彼女が実際に話してくれた内容を、文字に起こしたものです。

「仕事が楽しい」と思っていた一年目

一年目は、「仕事って楽しい」と思っていました。

仕事内容は、会社に対する経営方針のコンサルティングをすること。

仕事楽しいなと思いながら、残業だってしたしおうちに帰って資料を読んだり自己啓発本を読んだりもしていました。

大学を卒業後、海外の大学院に通ってずっと学びたかったことを深く学ぶことができました。

大学を卒業後に就職していたので、彼らに遅れてようやく自分が学んだことを社会に活かすことができる喜びを噛みしめていたのです。

今振り返るとそれは、仕事そのものが楽しかったのかというよりも、仕事をしていることが嬉しかったのかもしれません。

それでもやっぱり

「学生が終わって社会に出ることが出来た」

ということはとっても大きな変化です。

新しい環境、新しいスーツ、新しい人間関係、すべてにワクワクしていました。

会社以外に習い事も始めたりして、充実していたと思います。

「仕事が楽しい」と思い込ませていたのかもしれない

仕事はどんどん負担がかかっていたけれど、責任のある仕事を任されるようになってきたことは嬉しいことと捉えていました。

それでもいま振り返ると、最初の頃はただただ苦しいだけだった朝の満員電車で、時々泣きそうになる日もありました。

地元の田舎と自然が好きで、大学院でもその方面を学んできたけれど、実際に就職したら直接それらが結びついているようには感じられなくて。

でも、きっと未来に繋がると信じていました。今が踏ん張りどきだと言い聞かせながら頑張っていたのです。

甘えちゃいけない、まだまだ頑張っている人がいるんだと自分を奮い立たせていました。

仕事の内容自体は楽しいと思えてやりがいを感じるものだったので、余計に区別がつかなかったのでしょう。

けれど本当は、この時既にたくさんのことを抱えていっぱいいっぱいになっていたんだと思います。

「仕事が楽しい」と思う反面、幸せとは何かと考えた

そんな風にして日常が過ぎてゆくばかりだった3年目のころ。

ある時友人と話をしていて、唐突に

「いま、しあわせ?」

と聞かれたことがありました。

そのときに、ハッとしたんです。

ここ最近モヤモヤしていたのは「何が自分にとってのしあわせというのか」を悩んでいるのかもしれない。と。

大好きな地元にいること?
家族のそばにいること?
楽しいと思えるお仕事ができること?
慎ましくとも心のこもったあたたかいご飯が食べられること?
自然の中で暮らせること?

何を一番大事にしたくて、何だけは守りたいのか、ちゃんと向き合わなくてはと、このとき思ったんです。

でも結局、この考えに答えを出すことが出来ないままに「日常」に戻っていくことになりました。

うつ病になって、初めて「仕事が楽しい」は自分への押し付けだと気がついた

そんなこんなしているうちに、とうとう限界が来ました。

体調を崩して、休職することになってしまったのです。まるで、糸がぶちっと切れちゃったみたいに。

実家にも少し帰ってゆっくりできれば良いのだけれど、通院の関係でそれも出来なくて・・・・・・。やるせないです。

自分がうつ病になって初めて知ったのですが、自律神経って一度壊れてしまうと、元に戻るまですごく時間がかかってしまうみたいなんです。

早く元気な自分になりたいと願うばかりで、もがきながら生活しています。

実はもうこれはダメだなと思っていた時期があったのですが、その時どうしてもやりきりたいお仕事があって2ヶ月ほどは出社していたんです。
それが行けなかったのかもしれないです。その後は完全に倒れ込んでしまいました。

朝の早起き大好きだったのに、それがぜんぜんできなくなってしまってベッドで寝たきりな日が続きました。

読書やお手紙も大好きだったのに、字を見たり書くことができなくなりました。

ものを考えることさえもうまくできなくって、何かしようとしてもすぐ電池が切れちゃって休まなくちゃいけないのが本当に辛かったです。

かと思えば夜眠れなかったりもして、症状と呼べるものかもわからないことがたくさんあったんですよ。

自分自身がうつ病にもなってみて、これは大変だ…とやっと気がつくことが出来ました。

こんなに身体に異常が出る程に、自分の心と身体の本当の声に耳を傾けられてなかったのかと。

何もできないということが、なんだか情けなくてしょうがないのです。

本も読めないし、前のように好きに文を長く綴れないし、今だって、何をしたらよいのかぜんぜんわからない。

今まで一体誰のために、何を、頑張ってたのか。

そしてこれからは、誰のためにどうやって生きていきたいのか。

何が私の幸せなのか。

 

そんなことをぼぉっと考えながら過ぎていく一日も、どんなに忙しかったあの日も、同じ一日で、なんだか不思議な気持ちになります。

人生、山あり谷あり、晴れの日もあれば雨の日もあるということは、頭ではわかっていてもなかなかその渦中にいるものは辛いものです。

まとめ:仕事は「楽しいもの」じゃなくていい。「しんどいもの」でなければいい。

ここまでを、体験談としてお話していただきました。

彼女は、いつも笑顔でひたむきに頑張る素直な女性です。

人が嫌な思いをするようなことを決してしないし、周りの人の気持を敏感に察知して優しい心で接する、汚れのない天使のような人です。

そんな彼女だからこそ、「ツライなんて言ってちゃいけない」「もっと頑張っている人がいる」と自分のなかにある感情を閉じ込めてしまっていたのでしょう。

責任感・正義感ともに強い性格であるだけに、なかなか周りにも相談できなかったのかもしれません。

大好きだったはずのことをすることがツライ。

この気持ちは、実際に経験しないとわからないものだと思います。

けれど、彼女が語ってくれた内容から、どれだけ辛いのか少しでも感じることが出来るのではないでしょうか。

ここまで語ることも、本当はすごく大変だったはず。

それでも、多くの人にこういった現状を知ってほしいとしてお話してくれました。

生きていく上で、お金は必要です。

そのためには、仕事をして稼いだり、技術を売って稼いだり、なんらかの形でお金を稼ぐことになります。

その手段として最も多いのが企業や会社に入って仕事をすること。あくまで「お金を稼ぐための手段」です。

だから仕事は「楽しいもの」じゃなくてもいい。

そうなれば一番いいけれど、自分の心を騙してまでそうあるべきものではないのです。

あなたの心が悲鳴を上げて好きなことをするのが辛くなるまで我慢する必要はありません。

「しんどいもの」でなければ、ゆったりと続けていけるし、生きていけるものなのです。

この記事を書いた人

北海道出身、元警察官のnanaです。ニュージーランド在住。

日々をちょっぴり豊かにするヒントを書いています。ayuが大好き。ワクワクすることとアイスクリームがエネルギー。ブログのヘッダー作成もやってます!公務員の相談もお気軽にどうぞ。

ブログ:はなうたじゃんぷ

 

 

管理人:☆←ヒトデの一言

☆←ヒトデ
はっきり言ってうつになるまで追い込まれる日本の社会は異常。マジでちょっとでもおかしかったら逃げてください

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